『次に登る日を、もっと好い日に。』をタグラインに掲げ、登山・アウトドアを楽しむアイテムを取り扱う株式会社好日山荘(こうじつさんそう)。50以上の実店舗とオンラインでの販売を組みあわせ、初めて登山をはじめる方からコアなユーザーまで、ワクワクさせるような新しい取り組みを次々と展開しています。
背景
運用型移行への決め手は"目的別配信"
約3年前から、代理店である株式会社PLAN-Bとタッグを組んでWebプロモーションを実施。現在は、Yahoo!広告の検索広告とディスプレイ広告を併用されています。
取り扱うアイテムでは、季節により商品単価が大きく異なるため、時期に合わせてプロモーション指標であるROAS(Return On Advertising Spend)を調整します。
代理店と連携しながら広告効果を可視化して、課題の洗い出し・入札単価やバナークリエイティブの変更などスピード感をもって実施されています。
「日々の連携、コミュニケーションが何よりも大事。信頼関係があるからこそ、少し先を見た攻めの提案であっても受け入れてもらっています。」(株式会社PLAN-B中野様)
Webプロモーションでこれまで以上の成果を出すため、ディスプレイ広告(YDN)からコンバージョン数を目的とした配信が可能な運用型へ移行しました。
施策・成果
自動入札の積極活用でコンバージョン数が移行前の240%
移行にあたっては、ヤフー株式会社(以下、ヤフー)が推奨するアカウント構造に切り替え、キャンペーン目的を"コンバージョン"に設定、自動入札を活用されています。
「コンバージョン数が増え、コンバージョン率も飛躍的によくなった印象です。
これまでは既定のコンバージョン数が蓄積されていなければ実施できなかった自動入札もルールが変更されてすぐに導入しました。」(株式会社PLAN-B山口様)
運用型については、特に懸念点はなかったと言うのは好日山荘株式会社 WEB事業部の西様。「新しいプロダクトに関しては実際にやってみないと効果がわからないというのが本音。
これまでの広告運用においても、成果の良し悪しを日々共有してもらっていましたので、目標を共有した上でぜひ、お願いします!の一言で移行に踏み切りました。」
今後の展望
ダイナミック広告と動画で次なるチャレンジを
運用型への移行をきっかけにして、ディスプレイ広告への比率を高めていく戦略も検討しています。
特に、商品アイテム数が多いため、動的ディスプレイ広告のノウハウを貯め、現在力を入れている動画を活用した広告にもチャレンジしていきます。
3月からのコロナ禍では、売れ筋商品の変化、オンライン販売を通して新規のお客様が増えるなど、大きな変化がありました。どのような変化に対しても、「登山を愛するお客様」が必要としている情報やサービスをお届けできるよう、柔軟かつ迅速に、最適なプロモーションを選択していきたいと考えています。
取材先広告主様からのメッセージ
西 和哉
株式会社好日山荘
WEB事業部
次長
代理店からのメッセージ
中野 友彰
株式会社PLAN-B
西日本デジタルマーケティング本部
第一デジタルマーケティング戦略事業部
セールスユニット セールスグループ
スペシャリスト
山口 大輔
株式会社PLAN-B
西日本デジタルマーケティング本部
第一デジタルマーケティング戦略事業部
コンサルティングユニット コンサルティンググループ
スペシャリスト
- 企業・団体名
- 株式会社好日山荘(外部リンク)
- 所在地
- 兵庫県
- 従業員数
- 229名(平成31年11月現在)
- 事業内容
- 登山用品、アウトドア用品の販売、クライミングジム運営
当記事は2020年9月の情報をもとに構成しています。掲載内容、所属団体、部署名等は、取材時のものです。
文:水谷美由紀(ヤフー株式会社)
ディスプレイ広告(運用型)へのキャンペーン移管方法などの詳細は、下記よりご確認いただけます。