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LINE広告

クリック単価4円、サイト流入数は4倍に 初めてのLINE広告で集客に成功した大学の認知施策

株式会社Aoba-BBT

2024.12.06

株式会社Aoba-BBT ビジネス・ブレークスルー大学 学部企画広報室 下村光城氏

「ビジネス・ブレークスルー大学」(以下、BBT大学)などを運営している株式会社Aoba-BBTは、Web広告を活用して学生募集を行っています。LINE広告を始めるにあたり、出稿までの工数を削減するためLINE広告 初期設定代行サービスを活用した同社は、ほかのWeb広告媒体より安価な平均CPC(クリック単価)4円で、Webサイトへの流入数が4倍に増加しました。その取り組みについて、同社BBT大学  学部企画広報室の下村光城氏(以下、下村氏)に話を聞きました。

目的

・BBT大学のWebサイトへの流入数を増やし、認知度を高めたい

・初めてのLINE広告を少ない工数でスピーディーにスタートしたい

施策

・無料のLINE広告 初期設定代行サービスを利用

・効果的な広告クリエイティブやセグメントを分析し、徐々にターゲットを絞り込んでいく配信を実施

効果

・スピーディーなLINE広告の配信を実現

・Webサイト流入数が4倍に増え、資料請求数も増加

・ほかのWeb広告媒体より安価な平均CPC4円

多種多様な学生が主体的に学ぶBBT大学

株式会社Aoba-BBTは、BBT大学をはじめ、「ビジネス・ブレークスルー大学大学院(MBA)」、オーストラリアのボンド大学と共同開講している「BOND-BBT MBA」などを運営しています。BBT大学は、文部科学省認可の株式会社立大学(※)として2010年4月に設置された、経営学士号が取得できる日本初のオンライン大学です。世界的経営コンサルタントの大前研一氏が学長を務め、経営学部(グローバル経営学科・デジタルビジネスデザイン学科)のある同大学では、世界約110カ国から集まる仲間たちとともに経営について学ぶことができます。

  • 株式会社が設立した大学

大前研一氏が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学

BBT大学 学部企画広報室の下村氏は、同大学の特徴についてこう説明します。

 

「本学では、経営学の基礎から応用までを一気通貫で学べます。『教えない大学』というコンセプトで、教授から一方通行で知識を教えられる『teach』ではなく、学生自らが学びをつかみ取りにいく『learn』を重視したカリキュラム設計をしています。教授陣は多彩で、基本は実務家で構成されており、そのうちの6割が現役の経営者です。学生は、10代から60代まで、年齢や職業などもさまざまな方が在学しています。7割が社会人、特にボリュームゾーンは30~40代の会社員で、『これまでに大学で経営学を学んでいないので、改めてビジネススキルとして学びたい』など、意欲のある人たちです。残りの3割は高校を卒業した10代の学生で、『店を経営したい』『起業したい』、あるいはすでにご自身でビジネスをしていて『より拡大したい』といった意志の強い、『尖った』若者たちです」

ビジネス・ブレークスルー大学 学部企画広報室 下村光城氏

LINE広告 初期設定代行サービスを活用し、時間をかけずに配信をスタート

BBT大学は現在、学生募集をWeb広告を含めたデジタルマーケティングをメインで行っており、下村氏はマーケティングを担当しています。2024年7月にLINE広告を始めたのは、新しいWeb広告媒体に挑戦しようと思ったことがきっかけでした。

 

「2024年秋出願に向けていくつかのWeb広告媒体に出稿していましたが、認知度に課題があるなと感じていました。そこでさまざまな広告媒体を検討した結果、LINE広告に出稿してみようと考えたのです。LINE広告の強みはなんといっても、月間9,700万人(※編注:2024年3月現在)が利用しているという規模感です。そこに広告を出すことは、認知度の向上という本学の課題にマッチしていました」

 

LINE広告を始めたいと考えたものの、秋入学の出願受付まであと2カ月という状況でした。下村氏はひとまずLINE広告のオンラインセミナーに参加してみたところ、そこで「LINE広告 初期設定代行サービス」を知ります。同サービスは、配信開始に必要なキャンペーン・広告グループ作成、広告クリエイティブの制作・入稿を、LINEヤフーの専門スタッフが無料で代行するサービスです。

 

「このサービスを使えば、リソースが限られている中でスピード感を持ってLINE広告を始められると思いました。実際、準備期間を非常に短縮することができました。また担当の方には丁寧に対応いただき、広告コピーについてもご協力いただきました」

広告クリエイティブに関しては、ほかのWeb広告媒体で展開していたものを転用しつつ、「人と連絡を取ろうとしているユーザーがスマホで見る」というLINE広告の特性を考慮し、「クリエイティブ内での文字は大きく少なめに」「ターゲットの課題を提起するような広告コピーに」という点を意識して微修正をしました。そして最初の1~2週間は、「ホーム」「トークリスト」「LINE広告ネットワーク」という配信面を選択し、セグメントを絞りすぎないよう幅広く配信しました。

 

「その後は、効果的な広告クリエイティブやセグメントが何だったかを分析して、絞り込んでいくようにしました。例えば、本学の大前研一学長の顔写真と、大前学長の“自分の人生の『社長』になれ”というメッセージが載っている広告は、40~50代ユーザーで特に高いCTRを記録しました。一方で、20〜30代ユーザーは、ユーザーが自分と似ていると感じる属性の人物を起用したクリエイティブの反応が良かったです。セグメントでは、『オンライン教育』や『転職』への趣味・関心層への配信で、良好な反応を得られました」

また、初期設定代行サービスで設定した、BBT大学のWebサイトを訪れたユーザーへのリターゲティングは、設定を変えずに継続して配信しています。

 

「大学は4年間学費を支払って通ってもらう、いわば『高単価・高付加価値サービス』です。そのため、入学の検討段階におけるアクションとしての資料請求や説明会応募であっても、多くの人はすぐには決められないものです。そこで、一度本学のWebサイトに来てもらったユーザーに、リターゲティング配信で再び広告に触れてもらうことが重要だと考えています。リターゲティングではCTRが約10%と、ほかのWeb広告媒体より高い成果が得られました」

サイト流入数4倍、CPC4円という効率的な広告運用を実現

BBT大学では、これらの施策の結果、これまでにない大きな成果を上げることができました。

 

「LINE広告の出稿開始後、Webサイトへの流入数が4倍になりました。新たに多くのユーザーに本学を知ってもらうことができ、学生募集において大きな『起爆剤』となったと実感しています。実際に、同期間の資料請求数も増加し、効果的に見込み検討者リードを増やすことができました。また、CPCは平均4円と、非常に格安でとても驚きました。ほかのWeb広告媒体と比較して、LINE広告はコストパフォーマンスが高いと感じています」

BBT大学の今後のデジタルマーケティング展開について、下村氏はこう語ります。

 

「社会人の方が仕事をしながら大学で学ぶというのは、とても大きな決断です。BBT大学のLINE公式アカウントではさまざまな相談が可能なので、一人ひとりのキャリアや人生に対して真摯に向き合いたいと思っています。そのために、LINE公式アカウントとLINE広告を活用し、友だち数を積極的に増やし、入学検討者の方とより密にコミュニケーションが図れるような施策を検討したいと思っています」

(公開:2024年12月、取材・文/小泉明奈、POWER NEWS編集部、写真/慎芝賢)
 

※本記事内の数値や画像、役職などの情報はすべて取材時点のものです

企業名 株式会社Aoba-BBT(旧:株式会社ビジネス・ブレークスルー)
所在地
東京都千代田区
事業内容
オンライン大学の運営:「ビジネス・ブレークスルー経営大学院(MBA)経営管理専攻」、「ビジネス・ブレークスルー大学(文部科学省認可)経営学部(経営学士)グローバル経営学科、デジタルビジネスデザイン学科」、オーストラリアのボンド大学と共同開講「BOND-BBT MBA」
法人・個人向けマネジメント教育・リカレント教育、インターナショナルスクールの運営
サービス ビジネス・ブレークスルー大学
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