群馬県は、関東の北西部、東京から100㎞圏内に位置しています。南部に平坦地が広がり、北部や西部は山地が多くを占める内陸県です。
山、高原、湿原、湖沼、河川など変化に富む豊かな自然があふれ、大人が遊ぶにも、子育てするにも、抜群の自然環境を満喫でき、田舎暮らしからタウン暮らしまで様々なライフスタイルが可能なところです。

群馬県では、県内在住の65歳以上の方を対象に、協賛店で提示すると割引などの特典が受けられる「ぐんまちょい得シニアパスポート」(以下「ぐーちょきシニアパスポート」)事業を実施しています。
この事業は、地域、企業、行政が一体となって高齢者の積極的な外出や地域との交流を促進する取り組みで、高齢者の心身の健康維持を図ることを目的としています。
協賛店舗では、割引やサービス提供といった特典を用意いただき、高齢者が地域の商業活動に参加する機会を広げ、地域経済の活性化にもつながります。
また、パスポートの裏面には緊急連絡先やかかりつけ医等を記載する欄が設けられており、緊急時には連絡用カードとして活用できる仕組みになっています。
「ぐーちょきシニアパスポート」発行方法を教えてください
発行の手続きは3つあります。
1)窓口配布
各市役所及び町村役場(各支所を含む)の高齢福祉担当窓口にて配付を希望される本人が、出向いて発行する方法
2)郵送配布
県介護高齢課あてに、返信用封筒と、身分証の写しを同梱し依頼する方法
3)LINE公式アカウントで発行する「デジタルぐーちょきシニアパスポート」
令和6年度1月よりデジタル版の運用も開始しました。
スマートフォンでLINE公式アカウント「群馬県デジタル窓口」を友だち追加し、LINE 公的個人認証サービス(JPKI)で本人確認をすることで「デジタルぐーちょきシニアパスポート」を取得できます。協賛店舗で利用する際は、LINE公式アカウントのリッチメニューからパスポートを表示します。

「ぐーちょきシニアパスポート」をデジタル化したきっかけを教えてください
本県では先行して、子育て世帯を対象に「ぐんまちょい得キッズパスポート」(以下「ぐーちょきパスポート」)のデジタル版を導入しています。
県内在住または県内に通学・通園する子どもがいる家庭に無料配布され、「ぐーちょきシニアパスポート」同様、協賛店舗や施設で特典が受けられるものです。紙のカードを持ち歩く手間がなくなり、利便性の向上に繋がっていると好評です。
これを受け、シニア世代にもデジタルサービスを拡大する取り組みを進めました。高齢者でも簡単に申請ができるよう、幅広い世代に利用されているLINEを活用しています。
「デジタルぐーちょきシニアパスポート」を採用したことで利用率に変化はありますか
令和7年1月23日から「デジタルぐーちょきシニアパスポート」運用を開始し、1か月後の利用者数は約1,600人と多くの方にご利用いただいています。
デジタル化したことで多くの方にご興味を持っていただき、「ぐーちょきシニアパスポート」に関する問合せが増えました。
「デジタルぐーちょきシニアパスポート」を使った住民の感想を教えてください

自宅で簡単に取得ができるため、窓口に行く手間がなくなったというお声が多く、運用を開始してよかったと実感しています。
「デジタルぐーちょきシニアパスポート」を導入したことで協賛店舗からの反響などはありますか
デジタル版を導入したことで今後の利用率向上に期待したいなど、前向きなお声をいただいています。
割引等の特典は協賛店のご厚意で提供いただいていますので、「ぐーちょきシニアパスポート」を継続的にご利用いただけるよう、対象者の方には引き続き丁寧に説明していきたいと考えています。
「デジタルぐーちょきシニアパスポート」をリリースするまで苦労したことを教えてください
介護高齢課では、本事業を進めるにあたり、デジタル化に関する知見が十分ではなく、導入に向けてどのように進めていけばよいのか、導入に向けたプロセスを把握することに苦労しました。
デジタル化に関する取り組みであったことから、庁内のDX課の協力を得ながら進めたことで、無事リリースにこぎつけることができました。
また、本県ではLINE 公的個人認証サービス(JPKI)を活用した事例がこれまでになく、当初は具体的なイメージを十分に持てないまま検討を進めることとなりました。どのようなシステムを構築するべきか模索を重ねる中で、関係各所と調整を行い、実現へとつなげることができました。
運用面で工夫していることを教えてください

デジタルパスの取得手順や協賛店舗での利用方法は、チラシやホームページなどで図を使って案内しています。また、ホームページには、取得の一連の流れを説明した動画も掲載しています。
これらを準備しても、取得方法に関する問合せは多く、今後も定期的に分かりやすく周知していく必要があると感じています。
今後の目標や展望を教えてください
LINE公式アカウントから申請する「デジタルぐーちょきシニアパスポート」は始めたばかりの取り組みです。今後も引き続き、高齢者の外出支援や健康維持に繋がるよう積極的に利用を促進していきます。
デジタルパスは幅広い世代が便利にご利用いただけることが分かりました。今回の取り組みを契機に、今後も住民の利便性を高めるデジタル化の推進を図っていきたいです。
ありがとうございました
![]() | 群馬県 |
人口:1,889,525人(令和6年10月1日現在) | |
住所:〒371-8570 群馬県前橋市大手町1-1-1 |