山口県山口市で地域の企業に勤める会社員やその家族を対象に、人間ドッグや健康診断などのサービスを提供する一般社団法人山口総合健診センター(以下、山口総合健診センター)は、業務の効率化を目指して2019年12月にLINE公式アカウントを開設しました。同センターで広報を担当する西山さんに、LINE公式アカウントの活用について話を聞きました。
センター内の至る所でLINE公式アカウントを訴求し、友だち1,500人突破
年間約2万人が受診に訪れる山口総合健診センターでは、地域の人々がスムーズに健診を受けられるようさまざまなサポートを行う過程で、センターの情報発信や健診の予約管理などに関するユーザーとのコミュニケーション手段を探していました。
そんな中、西山さんは山口市内でLINE公式アカウントを活用する飲食店や美容室を見かけ、「医療業界でも活用できるのではないか」と考え、2019年12月にLINE公式アカウントを開設しました。
開設後、センター内の至る所でLINE公式アカウントの告知物を掲出し、友だち追加を案内。中でも、視覚的にもインパクトが大きいデジタルサイネージでの案内は効果的で、開設から1年で合計1,500人以上の友だちが集まりました。
来館したユーザーが必ず通過する場所や待合室の目につきやすい場所に設置
また、従来は各種健診について案内していたDM送付をLINE公式アカウントのメッセージ配信に変えることで、年間およそ40万円の経費を削減。「フリープランでも、多くの成果が得られて満足している」と西山さんは評価します。
LINEがコロナ禍で求められる安全なセンター運営を下支え
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が全国的に広がった2020年春以降、ユーザーが来館する際の検温や感染対策の声がけなど、受付を担当するスタッフの業務量は増大しました。
それでも、予約管理にLINEチャットを活用することで、以前のように電話対応でスタッフの手がふさがることなく、効率的な業務遂行が可能になりました。結果、コロナ禍の前と変わらない人員数で、感染対策を徹底しながら、安全かつ円滑な運営を続けています。
今後のLINE活用について、西山さんは次のように総括します。
「現在、健診のお知らせ動画や健康に関するコラム作成などを進めています。友だち数が順調に増えれば、アカウントを有料プランに切り替えてさらなる情報発信に取り組みながら、センターのLINE活用が医療現場のデジタル化に寄与できるよう、業界内でも積極的に活用方法を共有したいと思います」
LINE公式アカウント
(公開:2021年3月)
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