今回は、複合商業施設をはじめ、幅広く「人が集まる空間」を総合プロデュースされている株式会社乃村工藝社のクリエイティブ本部 プランニングプロデュースセンター所属のプランニングディレクターの西様、プランナーの佐藤様にLINEリサーチの活用方法やおすすめポイントなどをお伺いしました。
1. 普段の業務内容をお聞かせください
弊社はクライアント企業や地方自治体等が開発される複合商業施設や駅ビル施設、文化・エンターテインメント施設、大型イベントなど、「人が集まる空間」に対する総合プロデュースを行っています。その中でプランニング部門では、開発段階におけるマーケティング調査やコンセプトメイク、ターゲット戦略、MD計画、リーシング支援など幅広い調査、企画業務を担当しています。
2. LINEリサーチのご利用の経緯を教えてください
これまでWEBアンケートを数々実施してきましたが、特に近年はマーケット戦略上重要なZ世代を中心とする20~30代のサンプルが集まりにくいことに課題を感じていました。また、調査設計から実査、回収まで最低でも1ケ月以上の期間が必要で、時間に余裕がない業務などでは実施を断念せざるを得ないケースも多々ありました。
その点「LINEリサーチ」は、多くの人が日常的に使用している「LINE」ユーザーから募ったモニターに調査が可能なこと、若年層のモニターが圧倒的に多い点に加え、思い立ったらすぐに調査ができるスピード感に期待がもてました。また、LINEリサーチモニターは、複数のアンケートモニターに登録している人が他社に比べて少ないため、”アンケート慣れ”していない方が多いこと、流れ作業にならずに時間をかけて丁寧に回答してくれると担当の方からお聞きし、ぜひ使ってみたいと考えました。
今回は、価格面と調査の迅速性を重視し、セルフ型「ライトコース」の定量調査が行える「Quickアンケート」を使わせていただきました。
3. 今回どのような形でLINEリサーチを活用しましたか?
地方都市での開発案件に際し、周辺エリアの利用状況に関する定量調査を行いました。20代~60代を対象に、居住・就業・観光各目線での意見を聴取する必要がありました。
今回の調査対象地域は比較的人口が少ない場所であり、回答数を十分に得られるか懸念していましたが、LINEリサーチの担当の方に調査出現率などの丁寧なアドバイスをいただいたことで、回答数の見込みを事前に把握し安心して調査に臨むことができました。
4. LINEリサーチを利用してみて感想をお聞かせください
回収の早さと調査結果のアウトプット活用の手軽さに驚きました。
人口が少ない地域での調査でしたが、目標通り回答数約1000サンプルを、公開から3日で回収することができ、場所や年齢問わず利用されている「LINE」のプラットフォームの強さを実感しました。
また、調査結果はリアルタイムでグラフとして表示され、操作も手軽に行うことができました。
リアルタイムレポートのイメージ

ほかにも「Tableau」を活用した集計機能が付いているので、設問同士のクロス集計も簡単でした。 用途に合わせて棒グラフや円グラフにまとめることができ、そのまま成果品として資料に使用することができました。
欲を言えば「クロス集計」の表はスクロールしないと全体を見ることができず、また編集することができなかったため、そこが改善されるとより使いやすいと思いました。
「Tableau」を活用した集計機能のクロス集計イメージ

5. 今回の調査を経て、今後の展望やお考えがあれば教えてください
特に今回の調査では、自由回答も含め回答者の方々が非常に丁寧に回答してくださっているのが印象的でした。「自由回答が得やすい」というLINEリサーチの特長を実感できたので、今後は単なる定量調査に留まらず「定量+定性」の両面を備えた調査を実施し、より実現可能な企画立案のエビデンスとして役立てていきたいと思います。
モニター比較 [ 自由記述回答の品質 ]

6. LINEリサーチのおすすめのポイントがあれば教えてください
①コスパが良く、短期間で手軽に調査ができること
②若年層を含む幅広い年代の回答が得られること
③自由回答の量と丁寧な回答の質が得られること
の3点です。
迅速に手軽に調査結果を得たい方にとって、とても使いやすいサービスだと感じます。 さらに多くの人にとって身近である「LINE」を用いており、年代に偏りがなく、丁寧な回答が得られると感じました。利用者の実感に即した調査結果を得られるという点でも、おすすめしたいです。
※インタビュー内容、所属、役職は2025年2月の取材時点の情報です。