▼動的検索連動型広告(DAS)とは
動的検索連動型広告(DAS)とは、対象のウェブページをクロールした情報からタイトルを自動生成、キーワードの入稿をせずに、検索クエリーと関連性のあるウェブページをランディングページとして配信する広告です。キーワード入稿が不要のため、運用工数が削減され、かつシステムで検索キーワードとランディングページの関連性を判断するため、今まで気づかなかった検索クエリ—で広告表示することが可能になります。
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2020年10月、動的検索連動型広告において、新規のウェブページ指定方法(「ドメイン全体」「ドメイン全体とページフィードを併用」)の正式提供を開始しました。ドメイン全体指定により、配下のページがすべてクロール対象となるため、運用負荷が軽減されます。さらに、これまでのページフィード指定と併用いただくことで、クロール対象であるページは明確に指定し、同時により多くのページをクロール対象とすることができます。
背景・課題
新規のウェブページ指定方法の対象になったのは、新築戸建てプロモーション。情報鮮度の高さが求められる住宅情報では、更新された内容をいかに効率的に施策に反映できるかポイントになってきます。既にDASを活用しており予算比率としても高かったため、さらなる施策スピードと運用効率向上を目指し、ドメイン配下のページがすべて対象となる"ドメイン全体指定"のβ版が出たタイミングで導入されました。
施策
ページフィード指定では、ページのURLを個別に設定しますが、ドメイン指定に変更して配下ページをすべてクロール対象にすることで、ターゲティングできていなかったクエリーの発掘ができるようになります。ドメインを指定した後も、定期的に対象外キーワードと対象外URLの精査を行いました。例えば、「戸建て」と「建て売り」、「企業名」と「物件名」などクエリーをカテゴリーに分けデータベース化して、効果を詳細に分析するなど、定期的なメンテナンスを行い、自動入札の導入でより安定した運用を目指されました。
導入成果
ページフィード指定の場合とキャンペーン単位の実績を比較したところ、ドメイン全体指定の方がコンバージョン数、コンバージョン率、獲得単価の数値が良好であり効率よく獲得に繋がっていることがわかります。
ページフィード指定では獲得できていなかった新規URLにおいて、ドメイン全体指定で取れたコンバージョン数は全体の16%を占め、獲得単価(CPA)に関しては、ページフィード指定時のマイナス8%と獲得効率においても良い結果となりました。
代理店からのメッセージ
青山 友樹
株式会社アイレップ
第1コミュニケーションデザインUnit ストラテジックプランニングDivision
DivisionMGR
村山 航
株式会社アイレップ
第2マーケットデザインUnit 第1マーケットデザインDivision 第1マーケットデザイングループ
グループリーダー
阿部 優香
株式会社アイレップ
第2マーケットデザインUnit 第1マーケットデザインDivision 第1マーケットデザイングループ
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当記事は2021年2月の情報をもとに構成しています。掲載内容、所属団体、部署名等は、取材時のものです。
文:水谷美由紀(ヤフー株式会社)
Yahoo!広告 検索広告 動的検索連動型広告(Dynamic Ads for Search)の新規ウェブページ指定方法(ドメイン全体指定)については、こちらの資料をご覧ください。