今ここにない未来を創り出す
ラグザス・クリエイトは、インターネットの力で、これまでになかったマッチングを叶える企業です。インターネットが登場する以前では難しかったマッチング形態はたくさんあります。例えば、音楽を習いたい生徒と、教えたい講師をつなぐサービス「オリエンタスミュージック」は、音楽講師の空き時間を利用して個人がレッスンを申し込めるマッチングサービスです。これにより、今まで価格や受講期間でハードルが高かった音楽レッスンがより身近になりました。また、事故車や車検切れといった、一見下取りが難しいリユース車を自社運営サイト「カーネクスト」上で一般ユーザーから買い取り、業者専門インターネットオークション「Smartオークション」に出品。双方間の「〜したい」をつなぐ場を提供し続けています。
目的
マス広告よりもデジタルマーケティング
ラグザス・クリエイトでは、マッチングプラットフォーム事業を2サービス、インターネットメディア事業を3サービス、計5つのサービスを展開しています(2019年12月取材当時)。
プロモーション手法としては、マス広告よりもデジタルマーケティングを中心としたプロモーションに取り組んでいます。特に、SEM(Search Engine Marketing:検索エンジンマーケティング)による集客がプロモーションの柱となっており、なかでも、画像を使った効果的な訴求が可能な「ディスプレイ広告」は、ここ数年、最も力を入れているプロモーション手法となっています。
背景
インハウス運用で、ノウハウを蓄積
広告会社や代理店を介さず、自社(インハウス)のみで広告運用をしているラグザス・クリエイト。インハウス運用のメリットは、タイムリーな反映が可能な点や、ノウハウの蓄積などが挙げられます。
利点の多いインハウス運用ですが、一方で、「自社の手法がどうなのか」を確認する術が少ないのが課題になりがちです。首都圏と比べると、そもそもインハウス運用を実施している広告主の絶対数が少なく、悩んだ時に相談できる、共通の悩みを抱えているインハウス運用担当者と知り合う機会はかなり少ないと荒木氏はいいます。セミナーや勉強会の後に催される懇親会などがあっても、その場限りになってしまうことも多く、関係性が築きづらい状況でした。首都圏と比較した場合、開催される規模や機会、参加人数が少なくなってしまうのが実情です。
活用方法
オンライン、オフライン、両軸で"横のつながり"をつくる
「広告運用コミュニティ」の試験運用当時(2019年6月)から参加している荒木氏は、参加の理由を"横のつながりをつくるため"と語ります。インハウス運用をしていると、どうしても孤独になりがちです。特に首都圏以外の場合は、プレイヤーも限られてしまうため、その傾向は強くなってしまいます。
オンラインであれば、所在地に関わらず、同じような課題を持つ仲間を見つけることができます。オフラインでのイベントでは、実際に会うことでより一層親睦が深めることができ、さらにイベントをきっかけに、広告運用コミュニティ以外での交流も活発に行うようになったといいます。
また、仲間を見つける以外に重要なこととして、荒木氏は「Yahoo! JAPANの『中の人』と直接対話ができる」という点を挙げています。普段運用をしていて感じた疑問や課題に対して、広告運用コミュニティメンバーから質問があった際は、Yahoo! JAPANのプロダクトエバンジェリストが数日以内に必ず回答をするルールになっています。実際の開発にいかされるケースも多く、有益な場になっているといえます。
活用企業のコメント
荒木 愛
株式会社ラグザス・クリエイト
マーケティング部 プロモーション担当
- 企業・団体名
- 株式会社ラグザス・クリエイト(外部サイト)
- 関連リンク
- オリエンタスミュージック(外部サイト)
- 関連リンク
- Smartオークション(外部サイト)
- 関連リンク
- 音ナビ(外部サイト)
- 関連リンク
- カーネクスト(外部サイト)
- 関連リンク
- no time(外部サイト)
- 所在地
- 大阪府
- 従業員数
- 約80名(2020年1月現在)
- 事業内容
- 2008年設立。「今ここにない未来を創り出す」をミッションに、マッチングプラットフォーム事業、インターネットメディア事業を幅広く展開。自動車オンラインオークション「Smartオークション」、音楽教室メディア「音ナビ」など。
※当記事は2019年12月の情報をもとに構成しています。掲載内容、所属団体、部署名、役職名等は、取材時のものです。
※取材/撮影/文:池亀 久美子(ヤフー株式会社)