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ヤフーが提供するブランドスータビリティ対策機能|コンテンツキーワードターゲティング
デジタル広告の領域において、重要視されている「ブランドセーフティ」。広告主のブランドを毀損(きそん)する恐れがある違法なサイトや不適切なコンテンツ上に広告が表示されることを防ぎ、そのブランドを守り、安全性を確保する取り組みを指します。
ヤフーでは広告プラットフォーマーの責任として、すべての広告主に対し品質のよいアドネットネットワークを提供するため、ヤフー独自のブランドセーフティ基準を設けています。この基準の下、人の目とシステム検知の両方で、広告掲載面のパトロールを厳しく行っています。このようなヤフーが実施するブランドセーフティ対策に加えて、広告主の皆様にご検討いただきたいのがブランドスータビリティ対策です。
本稿では、ブランドスータビリティとは何か、またその対策機能の概要と活用事例を紹介します。
ブランドスータビリティとは
不正なコンテンツや社会規範に反するコンテンツではないものの、広告主ごとの価値基準や適合性によって広告の掲載先を広告主自身が選択することを指します。例えば、アルコール飲料メーカーの場合、「飲酒運転」関連の記事には広告配信を控えたいけれど、「飲食店情報」関連の記事であれば配信されても問題ないというように、広告主ごとに掲載先が適切かどうかを判断するという考え方です。
ブランドスータビリティ対策
ブランドスータビリティ対策として、ヤフーではYahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)において「プレイスメントターゲティング」と「コンテンツキーワードターゲティング」という2つの機能を提供しています。
プレイスメントターゲティング
プレイスメントターゲティングは広告を配信する、または配信対象外とするウェブサイトを指定することで、バナーや動画広告の配信先を、URLやドメイン単位で制御できるターゲティング機能です。この機能は、配信する掲載面をコントロールできます。
ただし、ドメイン単位での制御を増やしていくと、本来は問題のないコンテンツも一律で制御されてしまい、配信対象外にしなくてもよいコンテンツまで配信されなくなる、いわゆるオーバーブロックになる可能性もあります。
一方、コンテンツキーワードターゲティングは、広告主ごとに指定したキーワードと関連性の高いコンテンツに配信先をターゲティング(またはターゲティング除外)する機能です。この機能は、先述したプレイスメントターゲティングにおいて懸念であったオーバーブロックを回避する手段の1つとして2021年7月にリリースされました。
例えば、ビールなどのアルコール飲料に関連するサイトや記事に自動車関連の広告が配信された場合、飲酒運転を想起させてしまう可能性があるため、配信されないようにしたいというニーズがあるとします。この場合、コンテンツキーワードターゲティングで除外キーワードを設定していただくと、その後、飲酒運転に関連する内容のニュース面にも広告が表示されなくなります。
つまり、コンテンツキーワードターゲティングを適切に活用いただくことで、好ましくないコンテンツを一部に含むサイトに対して、広告配信を一括停止する必要はなくなります。そのため、コンテンツキーワードターゲティングは、特にターゲティング除外の設定において利用拡大が進んでいます。
コンテンツキーワードターゲティングの活用例
業界別:除外対象キーワード設定例
ここからは、コンテンツキーワードターゲティング機能がどのように活用されているか、特に除外対象キーワードの設定について、業界別に具体例を挙げます。まだこれらの機能を活用されていない場合は、ぜひ参考にしてください。
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航空業界の場合
除外対象キーワード例: 「事故」「墜落」「緊急着陸」など -
自動車業界の場合
除外対象キーワード例: 「事故」「衝突」「あおり運転」 (飲酒運転を想起させるため)「ビール」「焼酎」など -
アルコール飲料業界の場合
除外対象キーワード例: 「飲酒運転」「アルコール依存」 「妊婦」「乳幼児」など
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IT業界の場合
除外対象キーワード例: 「障害」「不正アクセス」「情報漏洩」など -
食料品メーカーの場合
除外対象キーワード例: 「虫」「異物混入」など
本記事で取り上げたコンテンツキーワードターゲティング機能は、ディスプレイ広告(運用型)をご利用中のすべての広告主様が無償で利用可能です。ぜひ活用をご検討ください。
なお、設定の詳細については以下のボタンよりご確認ください。
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