Yahoo! JAPANが考える「動画広告」の4原則
「動画と静止画、どちらが効果的?調査結果から学ぶ広告戦略」では、動画広告のフォーマットは、動画再生率が高いほど、広告想起率が高い結果となっていました。このことから、動画広告では、最後まで視聴されるよう、クリエイティブの工夫が必要であることをお話しました。
では、どのように工夫すれば良いのでしょうか?今回は、Yahoo! JAPANが考える動画広告の4原則をご紹介いたします。
効果的な動画広告の制作とは?
広告効果が高い動画クリエイティブを制作するにあたって、Yahoo! JAPANが考える制作のTipsを広告掲載イメージとともにご紹介します。
1.音がなくても伝わる動画にする
動画コンテンツの途中などに挿入される「インストリーム広告」に対して、ウェブ掲載面の広告枠に配信される「アウトストリーム広告」は、基本的に音声が流れない環境で再生されます。 このため、テレビCMやインストリーム広告で利用した字幕のない素材では、ユーザーへ情報が伝わりきりません。 セリフやナレーションには字幕を入れ、1カットの長さに合わせて文章量も調整しましょう。
2.冒頭にブランド名を出す
アウトストリーム広告は、ユーザーの意思で広告をスクロールすることができます。スマホユーザーの視聴スピードに合わせ、確実に目にしてほしい「ブランド名」や「ブランドロゴ」は冒頭から表示させましょう。 また、動画再生中に常にブランドロゴを画面の隅に表示させ続けるのも有効と考えられます。
3.最初の3~5秒で興味を引く
ユーザーの興味関心に合わせて、短い時間でも印象に残る動画を意識して制作しましょう。
スマートフォン版Yahoo! JAPANトップページのファーストビューの平均滞在時間は5~6秒です。冒頭の数秒で、動画広告の内容が訴求できるかどうかで、態度変容に大きな効果差が生じる傾向があります。冒頭で「何を訴求した広告か」をユーザーが理解できる構成にすることが重要です。
4.広告枠の上半分が表示されたら動画が始まることを念頭に置く
タイムライン上に表示される動画が再生を開始するタイミングでは、画面の下半分が見えていないことを考慮しておきましょう。 例えば、再生開始のタイミングではテキスト文を上部に配置するなど、工夫してみましょう。
今回紹介した動画広告の4原則を踏まえて、認知獲得や態度変容につながる動画クリエイティブの制作をぜひご検討ください。
そのほか、動画広告の効果や実際のソリューションについて、詳しくは以下をご覧ください。
この情報は役に立ちましたか?