運用テクニック
公開日:2016.01.28
サイトリターゲティング「参照元URL」で興味関心度に合わせた広告の活用例3選
ディスプレイ広告(運用型)
「サイトリターゲティングで『参照元URL』に応じた広告の出し分け方法 」では、サイトリターゲティングの「参照元URL」設定方法についてご紹介してきましたが、今回は旅行会社サイトをイメージした「参照元URL」を使った広告の活用例をご紹介します。
「サイト訪問者」が直前に閲覧していた「参照元URL」をもとに、ユーザーの特徴や属性を把握し、広告を出し分けや入札価格の調整を行うことで、より効果の高い広告運用を実施できます。
※ターゲットリストの設定例をご紹介していますが、今回の設定条件とは異なる設定でも同じようなリストを作成することが可能です。
興味関心が高いページ経由の場合には入札価格を高めに設定します。 例えば、他社のページでも自社と類似した商材を紹介しているような、コンバージョンの見込みが高いページ経由のユーザーには、入札価格を他より高めに設定します。
参照元URLに「ツアー詳細ページ」を設定
ターゲットリストB
参照元URLに「家族旅行特集ページ」を設定
ターゲットリストC
参照元URLに「ブログページ」を設定
直前に「お申し込みページ」を閲覧していたユーザーリスト
[+組み合わせを追加]をクリック
ターゲットリストB
直前に「トップページ」を閲覧していたユーザーリスト
[+組み合わせを追加]をクリック
「一人旅特集ページ」を閲覧していたユーザーリスト
ターゲットリストB
お申し込み完了ユーザーリスト
3-1で作成したターゲットリストA、Bを組み合わせて、ターゲットリストCを作成 ターゲットリストC
「一人旅特集ページ」を閲覧後、申し込まなかったユーザーリスト
[+ターゲットリストを追加]をクリック
ターゲットリストの組み合わせについては、以下のページをご覧ください。
活用例1 : 「参照元URL」の特徴に合わせた入札価格の調整
ターゲットリストの条件を、外部サイトの参照元URLで指定し、興味関心が高いページ経由の場合には入札価格を高めに設定します。 例えば、他社のページでも自社と類似した商材を紹介しているような、コンバージョンの見込みが高いページ経由のユーザーには、入札価格を他より高めに設定します。
1-1. 以下3つのターゲットリスト(A,B,C)を作成
ターゲットリストA参照元URLに「ツアー詳細ページ」を設定
参照元URL | 「ツアー結果ページ」のURL | を含む |
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参照元URLに「家族旅行特集ページ」を設定
参照元URL | 「家族旅行特集ページ」のURL | を含む |
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参照元URLに「ブログページ」を設定
参照元URL | 「ブログページ」のURL | を含む |
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1-2. 広告グループにターゲットリストA,B,Cを一つずつ設定
各広告グループの入札価格をそれぞれ100円、70円、50円と設定広告グループ | ターゲットリスト | 広告グループ入札価格 |
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広告グループA | ターゲットリストA | 100円 |
広告グループB | ターゲットリストB | 70円 |
広告グループC | ターゲットリストC | 50円 |
活用例2 : 参照元URLの特徴に合わせた広告作成
参照元URLを自社サイト内の他ページに設定することで、「旅行詳細ページ」に「お申し込みページ」から戻ってきたユーザーと「トップページ」から入ってきたばかりのユーザーで、モチベーションに合わせた広告の出し分けを行います。それぞれのモチベーションに合わせた広告を掲載することで、ユーザーへの訴求効果の向上が見込まれます。2-1. 以下2つのターゲットリスト(A,B)を作成
ターゲットリストA直前に「お申し込みページ」を閲覧していたユーザーリスト
参照元URL | 「お申し込みページ」のURL | を含む |
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URL | 「旅行詳細ページ」のURL | を含む |
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直前に「トップページ」を閲覧していたユーザーリスト
参照元URL | 「トップページ」のURL | を含む |
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URL | 「旅行詳細ページ」のURL | を含む |
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2-2. 広告グループにターゲットリストA,Bを一つずつ設定
各広告グループ内にメッセージの異なる広告を作成広告グループ | ターゲットリスト | 広告メッセージ |
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広告グループA | ターゲットリストA | お申し込みを後押しする広告文 |
広告グループB | ターゲットリストB | 旅行への関心をあげる広告文 |
活用例3 : 参照元URLの特徴に合わせた広告作成
自社サイト内の「一人旅特集ページ」を訪れて、その後「お申し込みページ」で離脱したユーザーに直前の閲覧ページ情報を加味した広告を配信することで、興味に合わせたメッセージを訴求することが可能です。3-1. 以下2つのターゲットリスト(A,B)を作成
ターゲットリストA「一人旅特集ページ」を閲覧していたユーザーリスト
参照元URL | 「一人旅特集ページ」のURL | を含む |
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お申し込み完了ユーザーリスト
URL | 「お申し込み完了」ページのURL | を含む |
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3-2. ターゲットリストA,Bを組み合わせて、ターゲットリストCを作成
[ターゲットリスト追加]ボタンを押し、プルダウンリストより「組み合わせで設定」を選択。3-1で作成したターゲットリストA、Bを組み合わせて、ターゲットリストCを作成 ターゲットリストC
「一人旅特集ページ」を閲覧後、申し込まなかったユーザーリスト
以下のいずれかの条件に一致(OR) | ターゲットリストA (一人旅特集ページを閲覧していたユーザーリスト) |
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選択したターゲットリスト以外に一致 | ターゲットリストB (お申し込み完了したユーザーリスト) |
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※注意事項
- 掲載している内容はページ作成時点の情報です。機能や仕様は予告なく変更される可能性がありますので、ご了承ください。
- 例示している画面はイメージです。
- 例示している組織・団体名、数字は架空のものです。
写真提供:アフロ
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