毎日の入札価格調整は「自動入札」におまかせ
広告運用において、コンバージョンを獲得することはとても重要です。しかし、一定のコンバージョン数を保つには、日々の掲載状況を確認しながら、目標にしているCPAにあわせてこまめに入札価格を調整していかなくてはなりません。さらに、コンバージョンの獲得率を向上させるには、広告の見直し、リンク先ページの見直しなどやることはたくさんあります。
■「今のCPA(顧客獲得単価)でもっとたくさんコンバージョンを獲得したい」
■「1キャンペーン管理にかかる時間を少しでも減らし、新しいクリエイティブの追加や他の運用改善手法にも手をかけたい」」
こんなお悩みをお持ちの方には、「自動入札」がお勧めです。
自動入札は、コンバージョン単価の目標値(tCPA)を維持しながら、できるだけ多くのコンバージョンを獲得できるよう、入札価格を自動的に調整する入札戦略です。
入札価格が自動で最適化されるため、入札価格の管理や運用コストの削減が見込めます。自動入札はキャンペーンに設定します。
自動入札のメリット
- 運用コストの削減
- 入札価格の管理工数の削減
- ディスプレイ広告(運用型)では以前のYDNと比較し予測精度が向上
例えば以下の図のように、コンバージョンにつながる可能性が高いと予想されるユーザーが多い場合には入札価格を上げて積極的に配信するのに対し、コンバージョンにつながる可能性が低いと予想される場合には入札価格を下げて配信します。
これらを手動で設定しなくても、自動で調整してくれるのが「自動入札機能」となります。
自動入札導入の際の推奨コンバージョン数は?
自動入札導入前に広告グループ単位でコンバージョン数40件以上の確保を推奨としています。 基本的にコンバージョン数が多ければ多いほど良い結果が出る傾向にあります。
学習中のステータス表示について
機能改善により、事前のコンバージョンがなくても自動入札機能の導入が可能となりました。
情報収集および学習をしながら、広告を配信することが可能です。
新規キャンペーン作成時や、入札戦略を手動入札から自動入札に変更した場合などに「学習中」のステータスが表示されます。
情報の収集および学習が完了し入札戦略が最適化された場合には「学習中」は表示されなくなります。
≫自動入札の設定と調整について
≫入札戦略のステータスについて
ヒント
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学習中ステータスが表示されている期間は、手動入札への設定変更などは行わないでください。ただし、「学習中」が7日以上継続的に表示される場合は、「「学習中」が継続的に表示される場合」を確認し、適切な設定への変更をおすすめします。
自動入札の設定について
設定方法
自動入札は、「入札戦略」にて設定できます。
詳細は以下ページよりご確認ください。
ポイント
コンバージョン単価の目標値(tCPA)は、自動入札を設定してから7日間でコンバージョン単価(CPA)が目標値(tCPA)に近づくよう、入札価格の最適化を行います。その際、過去30日間のコンバージョン実績をもとにして学習を行います。
そのため、自動入札を新規で設定する場合は、直近30日間のコンバージョン単価(CPA)をもとに目標値(tCPA)を設定することをおすすめします。
初回の設定では、直近30日のコンバージョン実績をもとに「コンバージョン単価の目標値」をご設定ください。その後、効果を確認しながら少しずつ「コンバージョン単価の目標値」を下げていくことをお勧めします。
自動入札設定後の調整について
自動入札を設定した後は、直近7日間のコンバージョン単価(CPA)を確認し、挙動に応じて調整を行いましょう。具体的な対処法は以下よりご確認ください。
> 自動入札設定後の調整についてご注意
- コンバージョン単価の目標値の達成を100%保証するものではありません。
- コンバージョン単価の目標値を、直近30日の実績と比較して過度に低く設定した場合は広告配信されない可能性があります。
自動入札ではさまざまな情報を加味し総合的に最適化を行うため、利用される情報ごとにキャンペーンや広告グループを分割する必要はありません。
例えば性別や年齢別で広告グループを分けて入札調整を行っている場合は、広告グループをまとめ、よりシンプルなアカウント構造での運用をおすすめします。
なお、複数の広告グループをまとめる場合は、コンバージョン数が多く発生している広告グループにその他広告グループの広告を統合してください。
※注意事項
- 掲載している内容はページ作成時点の情報です。機能や仕様は予告なく変更される可能性がありますので、ご了承ください。
- 例示している画面はイメージです。
- 例示している組織・団体名、数字は架空のものです。
写真提供:アフロ
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