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運用テクニック 公開日:2020.11.01

掲載開始後14日目 レスポンシブ広告の広告効果をアップするには?

ディスプレイ広告(運用型)

広告掲載開始から2週間たちましたが、曜日によるインプレッションやクリックの増減の傾向は見えてきましたか? 今後は曜日のほかに月初、中旬、月末での変化にも注目して、こまめな確認を続けていきましょう。

そして、実績を確認したらそれを改善につなげることが広告運用の重要なポイントです。すでにA/Bテストは実施してみましたか?  A/Bテストを行う事で、実績に基づいて「クリックされやすい広告」を判別していくことができます。

広告ごとの実績を比較してみると、画像やテキストの少しの差でクリック数、クリック率に大きな差が出ることに気づくはずです。クリック率がほんの0.01%上がるだけでも、広告掲載の目的である「集客」に大きな影響が出てきます。

忙しくてできていない方も、まだまだ間に合います。今回は、広告タイプ「レスポンシブ広告」を例に、2週間分の実績を元に広告効果を改善していく方法をご紹介します。

運用中の広告を比較する


9日目にご説明したとおり、A/Bテストとは、訴求ポイントを変えた広告を複数作成し、掲載実績を比較してよりよい広告を掲載していくことです。レスポンシブ広告の場合は、広告を構成する要素のうち、画像とテキストを変更してA/Bテストを行うことをお勧めします。

※上図はレスポンシブのフォーマットの一例です。


広告Aと広告Bを比較した結果、例えば仮に「広告A」のほうがクリックされてた場合、広告Aの画像を継続することとし、次はテキストを変更してさらにA/Bテストを行います。

A/Bテストを実施する

テキスト部分のA/Bテスト

  1. 1.追加でレスポンシブ広告「広告C」を作成し、画像は「広告A」と同一のものを選択しテキスト部分の訴求ポイントを一部変更します。

    訴求ポイントはいろいろ考えられますが、代表的な例をご紹介します。
    <訴求ポイント例>
    価格(今なら○○%オフ)
    品質(上質の○○を使用)
    特典(初回限定で○○プレゼント)
    安心(プロの○○がサポートします)
    スピード(翌日お届け可能)

    上図の例では、料金の割引という価格を訴求した「広告A」に対し、直前でも予約できるスピード感を訴求した「広告C」を作成しています。

  2. 2.一定期間掲載後、レポートで実績を確認します。ここでは、やはり広告Aの広告効果が高かったと仮定します。広告Cはいったん掲載をオフにしましょう。

  3. 3.次に、広告Aの価格という訴求ポイントをより具体的にしてA/Bテストを行います。こうして1部分ずつテキストを変更して、A/Bテストを繰り返していきます。

注意

テストは必ず、1箇所だけを変更して行うようにしましょう。複数の箇所を同時に変更してしまうと、「どの部分が悪かったのか?」、「広告分の中のどのキーワードがよかったのか?」など、効果測定がしづらくなります。

(例)
・タイトルだけを変更
・説明文だけを変更
・使っている言葉はそのままで、前後を入れ替える

画像のA/Bテスト


画像にもA/Bテストが必要です。画像の種類や映っている人物、商材の角度や大きさ、色を変更するだけでもクリック率は変動します。

以下のページでは、自社サイトで使用している画像やご自身で用意したイメージ画像をテンプレート広告用にトリミングする方法と画像の変更方法をご紹介しています。
Windowsの「ペイント」なら画像のリサイズも簡単!

ターゲティングごとのA/Bテスト


同じ広告でも、配信先のユーザーの属性(年齢、性別、地域など)や設定したターゲティングによってA/Bテストの結果に差が出ることがあります。広告運用に慣れてきたら、ターゲティングごとの最適な広告を知るためのA/Bテストも実施することをお勧めします。

まとめ

  • レスポンシブ広告のA/Bテストはテキスト、画像の一部を変更して行い、変更箇所はそれぞれ1箇所ずつにする。
  • A/Bテストは一定期間ごとに繰り返し行い、PDCAサイクルを意識する。

 

※注意事項

  • 掲載している内容はページ作成時点の情報です。機能や仕様は予告なく変更される可能性がありますので、ご了承ください。
  • 例示している画面はイメージです。
  • 例示している組織・団体名、数字は架空のものです。

 

 

写真提供:アフロ

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