運用テクニック
公開日:2022.12.01
ディスプレイ広告の推奨運用方法
ディスプレイ広告(運用型)
本記事の難易度
- 初級
- 中級
- 上級
広告配信と精査の考え方について
ディスプレイ広告において、クリエイティブ(広告)の内容と回し方の2つの観点を意識して運用することが大事です。 どんな訴求内容のクリエイティブ(What)を、どのようなサイクルで検証して配信する(How)のが効果的なのか詳しく解説いたします。
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【How】どうPDCAサイクルを回すか ~検証方法について~
該当のキャンペーン目的で最適な広告がアカウントから選定されますが、効果の悪い広告も一定の配信量があるため、 成果の悪い広告を停止し、新しい広告を追加してPDCAを回すことを推奨しています。
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■検証時のポイントと考え方
実績が十分ではない段階では、適切な判断ができません。統計的に有意となるタイミングで判断することが重要です。
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また、獲得効率だけで判断してしまうと配信縮小リスクがあるため、獲得数も含めて総合的に判断する必要があります。
■検証時の注意点
正確な検証を行うために、KPI(目標)の設定や条件の統一を行うことが必要です。
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検証フェーズで勝ちパターンを見つけ、拡大フェーズに移り、更にブラッシュアップしていくことをお勧めします。
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検証フェーズとは?
商材に対して、多方面から訴求軸を設定しクリエイティブごとに分けて訴求することで、どの訴求軸の獲得効率が良いかを調査する期間です。 一定のインプレッション数を満たしつつ、各キャンペーンで目標にした数値を満たしたものを拡大フェーズへ移行対象の訴求軸とします。
▼配信実績を元にした運用判断例
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検証フェーズでは獲得効率だけではなく、獲得数も含めて総合的に判断する必要があります。
▼検証フェーズの配信スケジュール例
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拡大フェーズとは?
効果の良かった訴求軸に沿ってキャッチコピーや配色、画像素材を作り分けてさらにクリエイティブを
深堀りする期間です。
▼クリエイティブ比較例
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▼配信実績を元にした運用判断例
![](https://s.yimg.jp/images/ads-promo_edit/learningportal/yda/pdca/20221130_10.jpg)
拡大フェーズでは、同一訴求を複数パターンで検証することが前提となるため、検証後に獲得数、獲得効率がよいものだけを残す運用が推奨です。
■拡大フェーズ時のクリエイティブ検証方法
拡大フェーズで同時に配信する際は、一度に複数要素を変更してしまうと、どの要素が実績に寄与しているか判断できなくなってしまうため、クリエイティブ中の1要素のみ作り分けることを意識してください。![](https://s.yimg.jp/images/ads-promo_edit/learningportal/yda/pdca/20221130_11.jpg)
拡大フェーズでの推奨運用方法
類似する広告ばかり同時期に配信されると広告の摩耗スピードが速くなるリスクがあるため、2つ以上の訴求軸で交互に検証することをおすすめします。![](https://s.yimg.jp/images/ads-promo_edit/learningportal/yda/pdca/20221130_12.jpg)
▼検証フェーズの配信スケジュール例
![](https://s.yimg.jp/images/ads-promo_edit/learningportal/yda/pdca/20221130_13.jpg)
【応用編】獲得拡大のための高度な検証方法
広告ごとに反応するターゲットが異なる場合は、CTR/CVRの単純比較ではなく、広告がリーチできているターゲットまでを確認した上で、停止・削除の判断をして下さい。 広告×ターゲティング単位で実績を確認することで、さらなる拡大のためのPDCAにつなげることができます。![](https://s.yimg.jp/images/ads-promo_edit/learningportal/yda/pdca/20221130_14.jpg)
※注意事項
- 掲載している内容はページ作成時点の情報です。機能や仕様は予告なく変更される可能性がありますので、ご了承ください。
- 例示している画面はイメージです。
- 例示している組織・団体名、数字は架空のものです。
写真提供:アフロ
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