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Webマーケティング入門 公開日:2024.09.13

バナー広告の作り方の手順!デザインの基本と事例を紹介

LINE広告 ディスプレイ広告(運用型)

Webページでよく見かけるバナー広告(ディスプレイ広告)。自社で広告バナーを作成し、広告運用を進めたいと考えているものの、「自分でバナーを作るのは難しそう」と考えている方もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、初心者の方でも簡単にできるバナー広告の作り方を解説します。デザインの基本や、効果的なバナー広告の成功事例、作成のポイントを詳しくまとめていますので、この記事を参考に、効果的なバナー作成に挑戦してみてください。

 

また、LINE広告・Yahoo!広告の実事例をもとに、効果の出やすいバナー広告のデザインやタイトルの例などを紹介した資料を用意しています。バナー作成の参考になるサンプルを多数紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

目次

1.バナー広告とは

バナー広告は、Webページ上に表示される広告形式の一つです。画像、動画、アニメーションにテキストを組み合わせて表示されるため、テキストのみの広告に比べて視覚的なインパクトが強く、ユーザーに商品・サービスのイメージを伝えやすいというメリットがあります。

 

表示箇所はWebページによって異なり、ページの上下左右などコンテンツの邪魔になりにくい場所に表示されるものや、ポップアップ形式で表示されるものまでさまざまです。こうした多様な配置が可能な点も、バナー広告の大きな特徴の一つです。

 

バナー広告の詳細は、以下の記事をご覧ください。

 

バナー広告とは?他の広告との違いやメリット、効果的な事例を紹介」を読む 

1-1.バナー広告の目的

バナー広告の主な目的には、下記のものがあります。

1.ブランド認知の向上

企業やブランドの認知度を高めるために活用されます。視覚的に魅力的なデザインとロゴ、ブランドカラーを組み合わせることで、消費者の記憶に残りやすくなり、ブランド認知の向上につながります。

2.商品やサービスのプロモーション

新商品やサービスの紹介、セール、キャンペーンの告知にバナー広告は効果的です。ターゲットユーザーに対して直接訴求できるため、売り上げやコンバージョンの向上につながります。

3.特定のページへの誘導(トラフィック誘導)

Webサイトの特定のページへの訪問を促すためにバナー広告が利用されます。訪問者数を増やし、目的のコンテンツやサービスページにアクセスさせることが可能です。

4.登録や問い合わせへの誘導(リード獲得)

バナー広告は、メールマガジンの登録や問い合わせフォームへの誘導など、リード顧客を目的として利用されることもあります。見込み顧客の情報を取得するための有効な手段です。

バナー広告は、視覚的に目立つデザインや効果的なテキストを活用することで、これらの目的を達成します。さらに、正確なターゲティングによって、より適切なユーザーにアプローチできるため、広告効果を最大化することができます。

2.バナー広告のデザインの基本

バナー広告のデザインをする際には、押さえておきたいいくつかの基本ポイントがあります。以下では、デザインのポイントを解説します。

2-1.シンプルでわかりやすいデザイン

バナー広告は短時間でユーザーの興味を引く必要があるため、シンプルでメッセージがひと目で伝わるデザインが求められます。情報を詰め込みすぎず、適度な余白を持たせることで、ユーザーに必要な情報を効果的に伝えましょう。

2-2.重要な要素がひと目でわかるように配置

バナー広告では、最も伝えたいメッセージや重要な情報が視覚的にわかりやすいように配置にすることが大切です。タイトル、画像、CTA(Call To Action)ボタンなどを強調し、ひと目で理解できるよう工夫しましょう。

2-3.CTAは明確で直接的なアクションを表記

ユーザーの行動を促すためには、CTAボタンに「今すぐ購入」「詳細を見る」などの明確なアクションを示す文言を使用することが効果的です。また、視覚的に目立つ文字の色やフォントを使用して、CTAボタンの存在感を強調しましょう。

 

CTAの詳細は、以下の記事をご覧ください。

 

CTAとは? 意味やクリックされやすくなる改善方法を解説」を読む

2-4.高解像度な画像とグラフィック

バナー広告では、高解像度な画像やグラフィックを使用することで、ユーザーの興味を引くことができます。画質が悪いとブランドイメージを損なう恐れがあるため、使用する画像には十分注意しましょう。

 

また、画像は広告の内容やメッセージに沿った関連性の高いものを選ぶことも重要です。

3.バナー広告の作り方の手順

バナー広告の作成手順は、大きく6つのステップに分けることができます。それぞれの手順を解説します。

3-1.目標設定

まずは、バナー広告の目的を明確に設定します。ブランド認知の向上、商品プロモーション、リード獲得など、達成したい目標を定めましょう。また、クリック率、コンバージョン率、ROASといったな指標をKPIとして設定し、結果を測定できるようにします。

 

KPIの詳細は、以下の記事をご覧ください。

 

KPIとは? Web広告で用いるべき指標と決める手順を解説」を読む

3-2.ターゲットユーザーのリサーチ

次に、広告を届けたいターゲットユーザーをリサーチします。市場の動向やや競合他社を分析し、ユーザーのニーズや嗜好への理解を深めましょう。また、ターゲットをより一層明確にするためには、ペルソナ設定が欠かせません。年齢や性別、ライフスタイル、趣味、住まい、収入などの具体的な人物像を作り込むことで、ニーズを深く掘り下げることができます。

 

ペルソナの詳細は、以下の記事をご覧ください。

 

ペルソナとは? ターゲットとの違いと設定時に用いる要素を解説」を読む

3-3.メッセージやキャッチコピーの作成

次に、バナー広告のメッセージやキャッチコピーを決めます。事前にリサーチしたターゲットユーザーのニーズを踏まえて、明確に伝わる簡潔な内容にまとめましょう。具体的なアクションを促すCTAも重要となるので、忘れずに組み込みましょう。

 

バナー広告で使用するキャッチコピーを考えている方は、バナー広告における効果的な文言・言い回しをまとめた下記の資料を参考にしてください。

3-4.デザインの作成

メッセージやキャッチコピーが決まったら、バナー広告のデザインを作成します。レイアウトや色彩、フォントの選定を行い、ユーザーの目をひくデザインにしましょう。

 

ブランドのロゴやトンマナ、フォントを統一することで、一貫性のあるデザインとなり、自社や商品の魅力が伝わりやすくなります。また、文字だけではなく関連性のあるイラストや画像を組み込むのも効果的です。バナー作成にかける工数を削減したい場合は、既存のテンプレートを活用するのもおすすめです。

 

バナー広告のデザインの詳細は、以下の記事をご覧ください。

 

【事例あり】バナー広告のデザインのコツとは? 作成の流れと成果が出る方法を解説」を読む

3-5.CTAの配置

ユーザーの行動を促すCTAボタンは、バナー広告内で目立つ位置に配置します。具体的には、バナーの右下や中央下にCTAボタンを配置すると、視線の流れに自然に沿うため、ユーザーが行動しやすくなります。特に、テキストや画像の最後に続くように設置することで、クリック率が向上します。

 

背景色とのコントラストを考慮し、視認性の高い色とフォントを選びましょう。

3-6.サイズと形式の調整

最後に、広告媒体の規定に合わせてバナーのサイズや形式を調整します。サイズは、配信先の広告媒体の入稿規程を確認しましょう。サイズの調整とともに、静止画、アニメーション、動画など目的に応じた形式に書き出しましょう。

 

バナーのサイズの詳細は、以下の記事をご覧ください。

 

ディスプレイ広告やSNS広告のバナーサイズ 作成すべき優先順位とポイントを解説」を読む 

4.効果的なバナー広告の例

ここでは、効果的なバナー広告のサンプルをいくつか紹介します。それぞれの例がどのようにユーザーに訴求しているかを解説します。

伝えたい相⼿を明⽰したキャンペーンの広告

 

旅行のキャンペーンを訴求するバナー広告のサンプルです。


キャンペーン名とターゲットをテキストで明示することで、ターゲットユーザーに対して、キャンペーン名とターゲットを明確に表示することで、ダイレクトにメッセージを伝えています。業界全体で似たようなキャンペーンが多いため、「お得な情報である」というメリットを強調し、クリックを促しています。

ポジティブな期待感を感じさせる広告

 

大学をPRするバナー広告のサンプルです。


「今より羽ばたける!」といったポジティブな表現を使うことで、ユーザーの心に響きやすくなります。このような訴求をする場合、イベント・キャンペーン名は直接的に記載するのが有効です。

求めている年齢やスキルを明確にした広告

 

求人募集を目的としたバナー広告のサンプルです。


テキストと画像の両方で、求人対象の年齢やスキルを明確に表現することで、条件に当てはまるユーザーが自分ゴトとして感じやすくなっています。また、「エントリーはこちら」というCTAにより、その場で応募に進むことができる伝え方も有効です。

サービスの優位性を端的に訴求した広告

 

クレジットカードの申し込みを促すバナー広告のサンプルです。


数多くのクレジットカードの中から、「ポイントが貯まる」というサービスの優位性を端的に訴求することで、競合との差別化を図りながらユーザーにメリットを伝えています。

季節やカテゴリに特化した広告

 

ファッションアイテムの購入を促すバナー広告のサンプルです。


季節やカテゴリ別のコンテンツページへ誘導し、まだ購入意欲が高くないユーザーにも閲覧しやすい工夫が施されています。。直接的な商品への誘導ではないため、まだ購入のモチベーションが高くないユーザーも気軽に閲覧できるようになっています。

もっとバナー広告のサンプルを見たい方は、こちらの資料をご覧ください。

5.バナー広告の作り方の注意点

バナー広告を作成する際には、いくつかの重要な注意点があります。ここでは、それらのポイントを解説します。

5-1.過剰なテキストの使用を避ける

バナー広告のスペースは限られているため、テキストはわかりやすくまとめることが重要です。伝えたい情報を盛り込みすぎると、視認性が悪くなり、ユーザーにメッセージが伝わりにくくなります、短く簡潔なメッセージにすることがポイントです。

5-2.適切なファイルサイズにする

バナー広告のファイルサイズが大きすぎると、ページの読み込み速度が遅くなり、離脱率が高くなってしまいます。広告が表示されたページの離脱率が高くなると、広告のクリック率にも影響を与えるため、ファイルサイズをなるべく小さくする必要があります。

 

画像やアニメーションは圧縮ツールを使用して、解像度を保ちながらファイルサイズを縮小しましょう。

5-3.対応デバイスの考慮する

バナー広告を表示するデバイスは、ユーザーごとに異なります。パソコン、タブレット、スマートフォンなど、さまざまなデバイスで適切に表示されるようにデザインしましょう。

 

標準的なサイズのバナーに加え、必要に応じてカスタムサイズも準備しておくと、さまざまな環境での表示に対応できます。

5-4.広告規制を遵守する

広告を配信するためには、広告媒体の審査を通過する必要があります。そのため、広告規制を遵守することは、バナー広告に限らず広告を出す上で必須です。使用する広告媒体のガイドラインをしっかりと確認しておきましょう。

 

LINE広告・Yahoo!広告の広告掲載基準や審査ガイドラインは、下記を参考にしてください。

 

>LINE広告審査ガイドライン
>Yahoo!広告ヘルプ 【広告】広告掲載基準

5-5.A/Bテストの実施

バナー広告は、広告配信後の効果測定を行うことも重要です。バナーは1種類だけではなく、異なるデザインやメッセージのパターンを作成し、どの訴求やデザインがユーザーの反応がいいのか効果を比較しましょう。

 

テスト結果を分析して効果が高いものを採用するなど、データに基づく改善を繰り返して質の高いバナーに仕上げましょう。

6.バナー広告が簡単に作れる「LINE Creative Lab」

バナー広告を作成するにはデザインのスキルが必要なため、外部へ依頼する、専門スタッフを採用する、といったコストが発生する場合もあります。

 

「コストを抑えたい」「テンプレートを使ってできれば自分で作成したい」と考えている方におすすめしたいのが、LINE広告とYahoo!広告で利用できる「LINE Creative Lab」です。

 

LINE Creative Labを使用すれば、豊富なテンプレートをもとにテキストや画像を差し替えるだけで、簡単にバナーが作成できます。無料で使えるため、「バナー広告をまずは試しで運用してみたい」「バナー広告をやってみたいけどコストは削減したい」という場合にもおすすめです。

 

バナー広告の作成を検討している方はぜひご活用ください。

 

>「LINE Creative Lab

7.魅力が伝わるバナー広告を作成してみよう

バナー広告は、視覚的にユーザーに情報を伝え、さまざまな目的を達成できるWeb広告です。効果的なバナー広告の作成には、マーケティング観点の分析とデザイナースキルの両方が必要となります。

 

バナー作成のデザインに困ったときには、LINE広告・Yahoo!広告の実事例を分析し、効果の出やすいデザインやタイトルなどを取りまとめた資料を参考にしてください。トレンドをしっかりと抑えたバナーを作成し、自社の商品やサービスをPRしましょう。

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