LINE広告は、ユーザーが安心してLINEを利用できるよう広告の品質を確保しつつ、広告主が広告掲載しやすい環境を提供するため、広告審査と出稿可能な業種・サービスについてアップデートを行いました。

今回のアップデートによる主な変更点は、

広告審査体制の強化、それによる審査時間の短縮

新たに出稿可能な業種・サービスの追加

広告アカウントカテゴリの新設

の３点です。各変更点の詳細について解説します。

広告審査のシステム・体制を強化しました。これにより、配信される広告の品質を担保しつつ、一部の広告において審査時間を短縮します。

広告審査は、入稿されたすべての広告（クリエイティブ、テキスト、LP）を対象に、システムと目視で随時行なっています。システムによる審査の強化、モニタリングの体制強化で、一部の広告において、広告入稿から広告配信までの時間が大幅に短縮されます。審査所要時間は最短で５分となります。（※）

また、広告配信後も24時間365日モニタリングを実施します。配信中の広告でガイドライン違反が確認された場合は、配信停止となります。

（※）入稿内容によって審査の所要時間が異なります。配信開始までに最大で５営業日かかる場合があります。

これまで「クリエイティブ」「テキスト」「LP」でそれぞれの素材ごとの審査を重視してきましたが、今後はそれらを組み合わせて「広告」として審査を行います。これにより「クリエイティブ（メディア）審査」を終了し、「広告審査」に統合します。

変更前の「クリエイティブ（メディア）審査」では、画像、動画、アニメーションの素材をメディアタブにアップロードした時点で審査が開始されましたが、変更後は素材をアップロードしただけでは審査は開始されません。

変更後の「広告審査」では、キャンペーン、広告グループ、広告（クリエイティブ、テキスト、LP）を作成して保存すると審査が開始されます

審査で否認になった場合、管理画面の「広告」の「？」マークから否認になった理由と素材を確認できます。また、引き続きメディアタブで「クリエイティブ」ごとの否認理由の確認、「LPの再審査依頼」はご利用いただけます。

LINE広告で出稿できる業種・サービスを新たに追加しました。出稿可能な業種の拡大により、これまで出稿できなかった一部の業種・サービスで広告出稿することが可能になりました。

追加した業種・サービスは下記のとおりです。

•  質屋
• クラウドファンディング（投資型、寄付型）
• 暗号資産交換業
• 政党
• 募金、寄付金の募集
• あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう、柔道整復
• 治験者の募集
• 身体機能検査関連キット
• 探偵業
• 占い
• 開運・魔よけなどの商品、サービス
• 生体販売（ペットなど）
• 各種金融商品（先物・オプション取引など）
• 貸金業・カードローン（個人向け無担保無保証貸付）
   

ただし、出稿可能な業種・サービスであっても、審査によって否認になる場合があります。審査のガイドラインについては「LINE広告審査ガイドライン」にてご確認ください。

広告アカウント審査の項目に「広告アカウントカテゴリ」を新設しました。これにより、広告アカウント作成時の商材情報に関する入力項目の「商材正式名称」「商材URL」がなくなり、新たに広告アカウントカテゴリで広告配信する商材に適したカテゴリを選択する必要があります。

広告アカウントカテゴリは、「カテゴリ選択」ボタンをクリックし、業種カテゴリを選択後に広告アカウントカテゴリを選択してください。

これまでは１商材ごとに広告アカウントの作成が必要でしたが、広告アカウントカテゴリの新設によって、同じカテゴリであれば複数商材での広告出稿が可能になりました。

例えば、AジュースとBお茶という商材で広告出稿する場合、広告アカウントカテゴリを「飲料」と選択して広告アカウントを作成することで、1つの広告アカウントでAジュースとBお茶の出稿ができます。

すでに作成済みの広告アカウントについては、入力済みの商材情報をもとにLINE社側で広告アカウントカテゴリを付与するため、引き続き出稿することができます。

付与された広告アカウントカテゴリを変更したい場合は、新しく広告アカウントを作成して、希望するカテゴリを選択してください。

広告アカウントカテゴリを選択する際の、業種カテゴリと広告アカウントカテゴリの一覧です。