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サービス情報 公開日:2024.08.02

過去最高のCV数を更新 LINE広告でYahoo! JAPAN共通オーディエンスを活用するメリットとは?

LINE広告

LINE広告では、2024年4月からYahoo! JAPANのオーディエンスソースをターゲティングに活用できるようになった。詳細ターゲティングに追加された「Yahoo! JAPAN共通オーディエンス」は、Yahoo!広告で提供されている「興味関心」「購買意向」「属性・ライフイベント」といったオーディエンスリストに対して広告配信できる機能だ。


LINE広告でYahoo! JAPAN共通オーディエンスを活用するメリットについて、活用後すぐに大きな成果につながったという株式会社GA technologies(以下、GA technologies)の香川拓也氏(以下、香川氏)、木村和華氏(以下、木村氏)に聞いた。

 

 

 

株式会社GA technologies RENOSYアセットデザイン マーケティング部門 香川 拓也氏

 

 

 

株式会社GA technologies RENOSYアセットデザイン マーケティング部門 木村 和華氏

 

 

 

LINEヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー BD統括本部 ADセールス本部 小林 大基

LINE広告のターゲティング戦略を強化する「Yahoo! JAPAN共通オーディエンス」とは

―「Yahoo! JAPAN共通オーディエンス」とはどのような機能なのか教えてください。

小林(LINEヤフー) LINE広告には、広告主が狙いたいユーザー層に向けて広告を配信できる機能があります。LINEユーザーの年齢や性別、地域などのセグメントを指定できるのはもちろん、趣味・関心などでさらに細かくターゲットを設定できるのが「詳細ターゲティング」です(※)。この詳細ターゲティングの項目に、新たに追加されたのが「Yahoo! JAPAN共通オーディエンス」です。

LINEヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー BD統括本部 ADセールス本部 コンサルティング2部 小林 大基

小林(LINEヤフー) Yahoo! JAPAN共通オーディエンスは、Yahoo!広告で提供されているオーディエンスリストで、「興味関心」「購買意向」「属性・ライフイベント」のオーディエンスがLINE広告で利用できます。
 

これまでのLINE広告にはない多数のオーディエンスが新たに利用可能で、キャンペーンやターゲット層にあわせたより高精度なターゲティングが実現できます。

LINE広告の効果向上を目指してYahoo! JAPAN共通オーディエンスを活用したGA technologies

―GA technologiesはアナログと言われることが多い不動産業界において、データを活用した先進的なマーケティング活動を展開されていることで知られています。これまでLINE広告、Yahoo!広告はどのように活用されてきたのでしょうか。

香川氏 当社は国内売り上げNo.1の取引を誇るネット不動産投資サービスブランド「RENOSY」を運営しており、見込み顧客の獲得を目的にLINE広告を活用してきました。

 

LINE広告のターゲティングでは、基本的なオーディエンスに加え、ファーストパーティーデータを使った類似オーディエンスを作成して配信してきました。また、コンバージョンの量だけでなく質を担保するために、正確なコンバージョン計測ができる「LINE Conversion API」も活用し、CPAを抑えつつCV数195%という成果が出ています。

株式会社GA technologies 香川 拓也氏

木村氏 Yahoo!広告も4〜5年前から出稿しています。最初は検索広告からスタートし、現在はディスプレイ広告と併用しています。

 

さまざまな広告媒体に出稿することで、ユーザーへの訴求力やブランド認知度の向上を期待しています。

株式会社GA technologies 木村 和華氏

―LINE広告でYahoo! JAPAN共通オーディエンスをターゲティングに活用した狙いを教えてください。

香川氏 LINE広告は弊社が出稿している広告媒体の中でも特に広告費が多いのですが、新たなターゲット層へのアプローチが大きな課題となっていました。そのため、Yahoo! JAPAN共通オーディエンスの活用を考えました。
 

RENOSYは不動産投資を扱っているため、一定以上の年収がある会社員の方をメインターゲットとしています。これまでLINE広告でも、詳細ターゲティングの「属性セグメント」を活用し、成果を実感していました。そのため、Yahoo! JAPAN共通オーディエンスでは、「属性・ライフイベント」の年収セグメントから始めました。

―具体的にどのように活用したのか、詳しくお聞かせください。

木村氏 RENOSYのターゲット層にあわせて「Yahoo! JAPAN 属性・ライフイベント」の年収セグメントで「年収600万円以上」というオーディエンスを設定しました。LINE広告で設定できる推定収入セグメントは「収入上位◯%」という項目から設定しますが、Yahoo! JAPAN共通オーディエンスの年収セグメントは「600万円以上800万円未満」といった具体的な年収額を設定できます。そこで「年収600万円以上」というオーディエンスからテストしました。


配信前に、LINE広告の「推定収入上位20%」とYahoo! JAPAN共通オーディエンスの「年収600万円以上」で、オーディエンスにどのくらい重複があるかを確認しました。その結果、Yahoo! JAPAN共通オーディエンスのみでリーチ可能なユーザーが多いことが推定でき、獲得の余地が十分あると期待して配信を開始しました。

Yahoo!広告の勝ちパターンをLINE広告に横展開

―Yahoo!広告の勝ちパターンをLINE広告でどのように活用したのか教えてください。

香川氏 年収セグメントで期待以上の成果が得られたため、もともとYahoo!広告でパフォーマンスが良かった購買意向オーディエンスをLINE広告に “横展開”しました。具体的には、Yahoo! JAPAN共通オーディエンスの「購買意向」のリストから「不動産」「金融」オーディエンスを設定して配信したのですが、Yahoo! 広告の実績から予想したとおり、LINE広告でも高い成果が得られました。

 

木村氏:ほかの広告媒体でも購買意向からターゲティングできるところはありますが、どのオーディエンスが有効なのかは、一つひとつ検証しなければなりません。弊社はYahoo!広告での実績があり、成果が高いオーディエンスをそのままLINE広告に横展開できたので、効果的なクロス活用になったと考えています。

「これ以上の成果向上は難しい」を超えるCV数140%

―Yahoo! JAPAN共通オーディエンスを活用して得られた成果を教えてください。

香川氏 Yahoo! JAPAN共通オーディエンスを活用する前の2024年5月は、LINEコンバージョンAPIを導入していたこともあり、すでに非常に高い成果が出ていました。Yahoo! JAPAN共通オーディエンスを活用したのは2024年6月からですが、もともと成果が良かった5月の実績をさらに上回り、コンバージョン数が40%アップし、CPAも10%下がりました。

木村氏 LINEコンバージョンAPIの導入でパフォーマンスが大幅に向上したため、「これ以上の成果向上は難しいのでは」と思っていたのですが、Yahoo! JAPAN共通オーディエンスを活用したことで、さらに“その先のステージ”へ到達したという感じです。


小林(LINEヤフー) 限界を超えたコンバージョン数の獲得を実現できた最も大きな要因については、LINEヤフー視点でも“勝ちオーディエンスの横展開”にあると考えています。 LINEとYahoo! JAPANでユーザーの活用シーンや態度が異なることから、Yahoo!広告では反応してくれないユーザーもLINE広告でなら反応してくれる可能性があります。


Yahoo!広告で利用中のターゲティングをLINE広告でもご活用いただくことで、Yahoo!広告だけでは反応しない沈黙ユーザーをLINE広告で捉えることができた点が非常に大きかったと思います。また、純粋にターゲットリーチの増加にもつながるため、広告配信の競争率を下げる効果もありました。これが大幅なパフォーマンス向上を実現できた理由だと分析しています。

ファーストパーティーデータの不足に悩む企業、Yahoo!広告の実績がある企業こそ活用すべき

―Yahoo! JAPAN共通オーディエンスの活用はどのような広告主に適していると思いますか。

木村氏 やはりLINEヤフーが持つ独自データを活用できる点がYahoo! JAPAN共通オーディエンスの大きなメリットだと思います。例えば、自社のファーストパーティーデータのボリュームが少ない企業の方、データの質が整っていない企業の方は、LINEヤフーが保有しているデータを活用し、成果を上げてファーストパーティーデータを収集することが第一歩になると思います。

 

またLINE広告はユーザーの数が非常に多いので、狙いたいターゲット層にうまくリーチできないこともあると思います。そういう場合にYahoo! JAPAN共通オーディエンスを活用することで、ターゲット層へのリーチの可能性が高くなることが期待できます。

香川氏 これまでYahoo!広告に出稿してきた企業は非常に多いと思います。そうした企業のなかでも、実は「LINE広告はあまり使っていない」という企業があるかもしれません。Yahoo! JAPAN共通オーディエンスは、まさにこうした企業のターゲティングに適していると思います。なぜならYahoo!広告の勝ちパターンを横展開できますし、リーチできる層が拡大できるので、大きな成果が見込めるからです。

 

弊社は今後、ビジネスマネージャーを活用し、Yahoo!広告でコンバージョンしたユーザーや検索行動をしたユーザーのデータをLINE広告に取り入れて、さらに精度と成果の向上を目指します。

特別な設定は一切不要!誰でも簡単に活用できる

―機能を利用するにあたり広告主で開発や設定などが必要ですか?

小林(LINEヤフー) 開発や設定は一切不要です。通常のターゲット設定と同様の操作で簡単にご利用いただけます。広告マネージャー(管理画面)の広告グループ作成画面で「詳細ターゲティング」の編集をクリックすると、「Yahoo! JAPAN興味関心」「Yahoo! JAPAN 購買意向」「Yahoo! JAPAN属性・ライフイベント」のタブが追加されており、各タブからセグメントを選んで配信設定を行います。

すでにLINE広告をご利用いただいている広告主の方は、よりパフォーマンスの向上が期待できますし、Yahoo!広告をご利用いただいている広告主の方は、Yahoo!広告で成果が出ているオーディエンスに対してLINE広告から配信することで、パフォーマンスの向上とリーチ拡大の両方が見込めます。

 

オーディエンスリストの作成方法は非常に簡単で、管理画面で指定したいオーディエンスリストを選んで配信設定するだけです。ぜひ多くの企業の皆さまにご活用いただければと思います。

Yahoo! JAPAN共通オーディエンスの活用メリットまとめ

・ターゲティングに利用できるオーディエンスが444個増加

 

・ターゲットにあったより効率的なターゲティングができる

 

・これまで配信対象ではなかったユーザーにリーチを拡大できる

 

・Yahoo!広告で効果が高いオーディエンスをLINE広告に横展開できる

(公開:2024年8月、取材・文/岩﨑史絵、写真/慎芝賢)

  • これらのオーディエンスデータはLINEファミリーサービスにおいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの行動履歴、 LINE内コンテンツの閲覧傾向やLINE内の広告接触情報をもとに 分類した「みなし属性」および、実購買の発生した購買場所を「購買経験」として個人を特定しない形で参考としているものです(「みなし属性」にはOSは含まない)。「みなし属性」とは、LINEファミリーサービスに おいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの行動履歴、 LINE内コンテンツの閲覧傾向やLINE内の広告接触情報をもとに分類したものです。(分類の元となる情報に電話番号、メールア ドレス、アドレス帳、トーク内容等の機微情報は含まれません)なお、属性情報の推定は統計的に実施され、特定の個人の識別は行っておりません。また、特定の個人を識別可能な情報の第三者(広告主等)の提供は実施 しておりません。

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