LINE広告の仕組みと特徴とは?配信面の種類や費用を総まとめ
LINE広告は、国内月間9,700万人(2024年3月末時点)のLINEユーザーに広告を配信できる広告配信プラットフォームです。
LINE広告の強みは、LINEを日常的に利用する幅広い世代のユーザーに広告を届けることができる圧倒的なリーチ力です。LINEのトークリストやLINE NEWSなど、多様な配信面に広告を掲載できます。また、精度の高いターゲティング機能を活用することで、商材に興味を持つ可能性が高いユーザーにだけ広告を届けて、商品・サービスの認知向上や売り上げ・集客力アップを実現します。
本記事では、LINE広告を検討している方に向けて、LINE広告の仕組みや費用、配信面の種類、ターゲティング機能、成功事例などを解説し、LINE広告を活用するメリットをお伝えします。
まずはLINE広告について情報収集したいという方は、5分でLINE広告の特徴がわかる資料「LINE広告スタートガイド」をご覧ください。LINE広告の仕組み、ほかのSNS広告との違い、サポートコンテンツなどについてわかりやすく解説した資料です。
LINE広告ですぐに成果を出したい方には、LINE広告の始め方、効果的なクリエイティブの制作方法がわかる「お役立ち資料3点セット」をおすすめします。
ほかにも、LINE広告の費用に関する疑問を1冊で解決する「料金ガイド」、代理店向けのお役立ち資料などをご用意しています。ぜひダウンロードしてみてください。
目次
1. LINE広告の特徴と4つの強み
LINE広告は、9,700万人のLINEユーザーに向けて広告を配信することができる運用型広告です。
LINE広告は、掲載料金や掲載場所が決まっている純広告と異なり、広告出稿にかける費用を自由に設定することができます。また、広告出稿後にも広告の設定を柔軟に変更できるため、広告を届けたいターゲット、入札価格、クリエイティブ(広告に表示する画像・動画)などを改善し、広告の効果を高められるメリットがあります。
LINE広告には、ほかのSNS広告やWeb広告にはない独自の強みがあります。ここではLINE広告の4つの強みを紹介します。
1-1. ほかのSNS広告では届かないユーザーにも届く
9,700万人のLINEユーザーに広告配信できるLINE広告は、ほかのSNS広告では届かないユーザーにもリーチできる強みがあります。
SNS利用者のうち、LINEを利用するユーザーが82.8%、LINEのみを利用するユーザー(=LINEでしかリーチできないユーザー)が41.2%です。
1-2. ターゲティングの精度が高い
LINEの持つ膨大な行動データをもとにした精度の高いターゲティングで、見込み顧客に広告を届けることができます。
年齢、性別、地域、趣味・関心(※)などでターゲットを指定して、配信対象と掛け合わせて配信をすることができます。
※これらのオーディエンスデータはLINEファミリーサービスにおいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの行動履歴、LINE内コンテンツの閲覧傾向やLINE内の広告接触情報をもとに分類した「みなし属性」および、実購買の発生した購買場所を「購買経験」として個人を特定しない形で参考としているものです(「みなし属性」には携帯キャリア・OSは含まない)。
「みなし属性」とは、LINEファミリーサービスにおいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの行動履歴、LINE内コンテンツの閲覧傾向やLINE内の広告接触情報をもとに分類したものです。(分類の元となる情報に電話番号、メールアドレス、アドレス帳、トーク内容等の機微情報は含まれません)なお、属性情報の推定は統計的に実施され、特定の個人の識別は行っておりません。また、特定の個人を識別可能な情報の第三者(広告主等)の提供は実施しておりません。
1-3. 幅広いユーザー層にアプローチできる
LINE広告は幅広い年齢・性別のLINEユーザーにアプローチできます。
LINEを「毎日利用する」と回答したユーザーがすべての年代で6割以上に上り、特に女性は10代から60代のユーザーの7割以上が毎日利用しています。
リーチが難しいとされる、ターゲットが年齢層高めの商品・サービスでも、LINE広告なら高い精度でリーチできます。
1-4. LTV向上に有効
LINE広告は、業種・規模を問わずさまざまなビジネスで活用されています。そのため、マーケティング目的に応じた広告配信が可能です。
商品・サービスを販売する目的の配信はもちろん、Webサイトへの集客を増やす配信、アプリのダウンロードを促す配信など、求める成果に応じて最適な広告が掲載できます。
なかでもLINE広告独自の「友だち追加」は、LINE公式アカウントの友だちを増やすことができる広告配信で、比較的少額の広告予算でも成果につながりやすい配信です。LINE公式アカウントの友だちとして顧客と繋がることで、タッチポイントが継続できるため、LTV(顧客生涯価値)の向上が期待できます。
LINE広告の活用が有効なシーンは以下のとおりです。
キャンペーンの種類 | 配信目的 |
---|---|
ウェブサイトへのアクセス | ウェブサイトのリンククリックを促す |
ウェブサイトコンバージョン | 資料請求や商品購入などのコンバージョンを増やす |
アプリのインストール | アプリのインストールを増やす |
アプリのエンゲージメント | アプリの起動回数を増やす、休眠顧客の利用を促す |
動画の再生 | 動画視聴による認知拡大を促進する |
友だち追加 | LINE公式アカウントの友だちを増やす |
商品フィードから販売 | ウェブサイト訪問者に商品広告を表示し、認知拡大や購入を促進する |
リーチ | 広告のリーチ数を最大化させる |
LINE広告の特徴や活用方法についてマンガで解説した「マンガでわかる!LINE広告」を併せてご覧ください。
2. LINE広告の仕組みと費用・予算・課金方式
LINE広告は運用型広告です。運用型広告は、広告掲載をめぐってオークションが発生し、オークションに勝利した広告が掲載されます。オークションは広告主が設定した入札価格などを基に争われます。
LINE広告では、ユーザーのスマホに広告枠が表示(例えばトークリストを閲覧)されたときにオークションが発生します。
広告予算を自由に設定できる運用型広告の特性上、LINE広告は特に決まった費用や利用料金はありません。そのため、1日にかける費用を1,000円(月約3万円)といった予算感でもLINE広告を利用することができます(※配信効果を保証するものではありません)。
ここでは、LINE広告の費用や利用料金について説明します。
2-1. LINE広告の課金方式
LINE広告は3つの課金方式によっては費用が発生します。費用は自由に設定できます。課金方式は「クリック課金」「インプレッション課金」「友だち追加ごとに課金」の3つです。
クリック課金
クリック課金(CPC=Cost Per Click)は、ユーザーが広告をクリックすると課金が発生する課金方式です。
ユーザーのスマホに広告が表示されるだけでは費用が発生しないため、クリックを多く獲得したい場合に適しています。
インプレッション課金
インプレッション課金(CPM=Cost Per Mile)は、ユーザーのスマホ画面で広告が完全表示されると料金が発生する課金方式です。
より多くのユーザーに広告を見てもらいたい場合に適しており、広告が1,000回表示されるごとの費用をCPMと呼びます。
友だち追加ごとに課金
友だち追加ごとに課金は、LINE公式アカウントの友だちを増やす目的の「友だち追加」限定の課金方式で、友だちが追加されるごとに料金が発生します。
成果が出た分だけ課金される「成果報酬型」のため、クリック課金やインプレッション課金よりも費用対効果が良くなりやすいのが特徴です。
2-2. LINE広告で用意すべき予算と出稿期間について
LINE広告は決まった料金メニューがないため、広告主が自由に費用を設定できます。
適切な広告予算は目標を基に設定しましょう。「目標CPA」(1件のコンバージョンを獲得するために費やしてもいい金額)と「目標コンバージョン数」(獲得したい成果数)を決めると、その掛け合わせが広告予算の目安になります。
例えばコスメ販売のECサイトで、化粧品を1つ2,000円で月300件販売したい場合、広告予算の目安は月60万円になります。
LINE広告は少額からの利用も可能ですが、一定程度の予算がある方が成果が出やすい傾向があります。LINE広告は機械学習によって配信が最適化されて効果が高まっていくため、少額の予算では機械学習に必要なデータが蓄積されづらいのがその理由です。
広告の配信目的や商材・業種で異なりますが、目安として月30万円での出稿を3ヵ月以上続けることで、配信効果が安定して得られるようになるでしょう。
「友だち追加」は一人当たりの獲得単価が約200円〜300円と比較的安価なため、月10万円ほどの予算でも高い効果を上げることができます。
※CPA…コンバージョンを1件獲得するのにかかる費用
予算設計について詳しく知りたい方は、さまざまな予算設計のサンプルを紹介した「LINE広告 料金ガイド」をご覧ください。
2-3. LINE広告の入札方法
広告掲載をめぐるオークションは、主に入札価格によって勝敗が決定されます。LINE広告の入札方法は「自動入札」と「手動入札」の2種類に分けられます。
それぞれの特徴を理解して、適切に使い分けましょう。また、入札方法によって最低入札単価が異なりますので、次の「2-3.LINE広告の入札方法」をご確認ください。
なお、LINE広告では自動最適化が働くことなどを踏まえて「自動入札」を推奨しています。
自動入札 |
手動入札 | |
---|---|---|
特徴 | 適切な入札価格をシステムが調整 | 運用担当者が入札価格を自分で決める |
最適化 | オークションごとに入札価格が自動で調整 | 配信結果を確認しながら、1日に数回手動で調整 |
工数 | ほぼかからない | かかる |
判断基準 | 学習元のデータ | 運用担当者の知見 |
自動入札
自動入札は、あらかじめ設定した入札単価や予算内で、入札価格が自動調整される方法です。自動入札の機械学習が進むと(※)、工数をかけずに効果的な広告配信を行うことができます。
AI技術により入札が最適化されるため、LINE広告全体の8割以上が自動入札で運用されています。
※目安として30日間で40イベント(コンバージョンなど)の学習データが必要です
最低入札単価例(2022年9月時点)
- ウェブサイトへのアクセスを「自動入札」で運用する場合:36円以上
- 友だち追加を「自動入札」で運用する場合:75円以上
手動入札
手動入札は、運用担当者が入札額をその都度調整する方法です。広告掲載のオークションに必ず勝ちたい場合は、手動入札で入札単価を高く設定することが有効です。
しかし、手動で入札額を調整するのは工数がかかってしまうだけでなく、担当者には広告運用に関する経験や知識が求められます。
最低入札単価例(2022年9月時点)
-
ウェブサイトへのアクセスを「手動入札」で運用する場合:24円以上
-
友だち追加を「手動入札」で運用する場合:50円以上
2-4. LINE広告の入札価格
最低入札価格は、広告の目的(キャンペーン)、入札方法、課金方式によって異なります。
下記が一覧表です。
LINE広告における入札方法や入札価格については、詳しくはオンラインマニュアル「入札方法と入札価格について」でも解説していますので、ご覧ください。
2-5. LINE広告の利用料金の支払い方法
LINE広告の利用料金やクレジットカードでの支払いに対応しており、請求書ベースの振り込みなど面倒な支払い手続きは不要です。クレジットカードの設定は、LINE広告の管理画面から行います。
利用可能なクレジットカードブランド
-
VISA
-
Mastercard
-
アメリカン・エキスプレス
-
JCB
-
ダイナースクラブ
※一部デビットカード、プリペイドカードはご利用いただけません。
LINE広告の費用については「LINE広告の費用ガイド|最適な課金方式、予算設定」にて詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
3. LINE広告の主な配信面
LINE広告から配信される広告は、LINE内のトークリストやLINE VOOMだけでなく、LINE NEWS、LINEマンガなど各種ファミリーサービスにも配信されます。また、アドネットワークである「LINE広告ネットワーク」を通じて、提携する外部アプリへの広告配信も可能です。それらの配信面の特長について紹介します。
なお、配信面は随時追加やアップデートが行われるため、本記事では主な配信面を抜粋して紹介します。最新の配信面や詳細については、「LINE広告 - 広告配信面」をご覧ください。
トークリスト
LINEアプリの中で最もユーザーのアクティブ性が高いのがトーク一覧画面です。その最上部に位置する「トークリスト」に広告が表示されるため、大規模なプロモーションに活用できます。広告をタップすると商品やサービスのランディングページに遷移します。
LINE NEWS
MAU7,700万人(2021年8月時点)超と高いアクティブユーザー数が特長のLINE NEWSでは、LINEアプリ内の「ニュースタブ」トップページや記事一覧ページに加え、370媒体(2021年11月時点)におよぶアカウントメディアの記事一覧ページに広告が配信できます。新製品の発売情報や即時性のあるコンテンツとの相性が良い掲載面です。
LINE VOOM
LINE VOOMは、主に動画コンテンツの投稿を通じてコミュニケーションを行えるサービスです。LINE広告では、投稿を見たユーザーが気軽に「いいね」などのアクションを取ったり、コメントするなどの機能が備わっているLINE VOOMにも広告を配信できます。自社のLINE公式アカウントのブロック状況を問わず、全ユーザーに広告を表示させることができます。また、サービスの性質上、動画広告をより自然に届けられるというメリットもあります。
ホーム
ホームは、友だちリストやグループ、ファミリーサービスなどLINE内のさまざまなサービスの入り口の役割を果たすポータル画面です。ユーザーの属性は、男女比率は女性の方がやや多く、年齢層は10代から50代以上と全世代で幅広く利用されています。
ウォレット
ウォレットは、LINE内であらゆるお金のやりとりや管理を一元化できる場所を目指し、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」を中心に、LINEが提供するさまざまな金融サービスのゲートウェイとしての役割を果たしています。
LINE広告ネットワーク
LINE広告ネットワークは、10,000を超えるアプリ(2022年8月時点)にリーチできるモバイルアドネットワークです。LINE広告を通じて、電子書籍、ゲーム、SNS、ニュース・天気など、さまざまなジャンルの3rd party アプリへ広告配信することができます。
4. LINE広告の始め方と配信までのステップ
LINE広告を始めるには、広告アカウントを作成する必要があります。LINE広告は広告アカウント作成から広告配信、支払い手続きなどすべての行程をオンライン上で完結できます。
広告アカウント作成後と広告の配信設定後に審査が行われます。審査の所要時間は広告アカウント審査が約3〜5営業日、広告審査は最短5分〜最大5営業日です。そのため、広告アカウントの作成から配信開始まで、最大で約10営業日、審査がスムーズに進行した場合は3営業日ほど要します。
LINE広告の広告アカウント作成から広告配信までは、以下の5ステップです。
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LINEビジネスIDの発行・ログイン
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広告アカウントの作成
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クレジットカードの登録(※必須)
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LINE Tagの設置
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広告配信の設定(キャンペーン、広告グループ、広告の設定)
アカウントの開設から広告配信の詳しい設定手順については、下記コラム「LINE広告の始め方ガイド」をご覧ください。
LINEへの広告配信をご希望の方は、まずLINE広告のアカウントを開設しましょう(開設無料)。
5. LINE広告の配信面と対応フォーマット
LINE広告は、入稿規程に沿ったクリエイティブとテキストを入稿すると、クリエイティブのフォーマットに対応する配信面が自動的に選択され、広告が配信される仕組みです。手動で配信面を選択することも可能ですが、配信面に対応するクリエイティブを入稿する必要があります。
5-1. 各配信面とフォーマット一覧
配信面とクリエイティブフォーマットの対応状況は以下の通りです。(2024年8月現在)
静止画クリエイティブ
LINE広告で配信可能な静止画クリエティブは、「Card」「Square」「Carousel」「画像(小)」「画像(アニメーション)」の5種類です。
動画クリエイティブ
LINE広告で配信可能な動画クリエティブは、「Card」「Square」「Vertical」の3種類です。
LINE広告に入稿できるクリエイティブフォーマットについては、「LINE広告のクリエイティブサイズ 入稿規程と制作ポイントを解説」をご覧ください。
▼クリエイティブ制作のヒントが満載!無料ダウンロードはこちら
6. LINE広告のターゲティング・配信機能
LINE広告は、ユーザーの性別・年齢・地域・興味関心などでターゲティングして広告配信することが可能です。ターゲットや目的に応じて、さまざまな配信機能が用意されています。ここでは、LINE広告の配信で押さえておきたい主なターゲティングや配信機能を紹介します。
6-1.オーディエンスセグメント配信
LINE広告では、個人を特定しない形でLINEユーザーの「みなし属性」や「購買経験」データを参考にしています。「みなし属性」とは、LINEファミリーサービスにおいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの行動履歴、LINE内コンテンツの閲覧傾向やLINE内の広告接触情報をもとに分類したものです。(「みなし属性」にはOSは含みません)
オーディエンスセグメント配信では、LINEの持つこれらの膨大な行動データから年齢・性別・地域・興味関心それぞれターゲットを指定し、配信対象と掛け合わせて広範かつ精度の高い配信ができます。アクションにつながりやすいユーザーに広告を表示させることができるため、費用対効果が高くなります。
地域については、市区町村別でのセグメントや、特定エリアの半径レベルでのターゲティングも可能です。
-
地域
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性別
-
年齢
-
趣味・関心
-
行動
-
属性
-
購買意向
「詳細ターゲティング配信」はユーザーの「趣味・関心」「行動」「属性」「購買意向」を細かく指定、または除外して配信できる手法です。配信したいユーザーの趣味や購買意欲など関心度の高いセグメントを選択することで、より購入につながりやすいターゲットに広告配信することができます。
LINE広告のターゲティングの特徴やケース別活用方法について詳しくは「LINE広告のターゲティングの種類を解説 特徴やケース別の活用方法」もをご覧ください。
6-2.オーディエンス配信
さまざまなオーディエンス(広告の配信対象)データを活用して対象のユーザーに広告を配信する機能です。このオーディエンス配信の一部として、例えば「Webサイトへの訪問履歴のあるユーザー」「商品やサービスを初回購入したユーザー」などに再度広告を配信するリターゲティング配信も実施できます。
反対に、特定のオーディエンスを広告の配信対象者から除外することもできます。オーディエンスは端末識別ID以外にも、以下のオーディエンスから作成できます。これらの類似オーディエンスも作成可能です。
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ウェブトラフィックオーディエンス
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LINE公式アカウントの友だちオーディエンス
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IDFA/AAIDアップロード
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モバイルアプリオーディエンス
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動画視聴オーディエンス
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電話番号アップロード
-
メールアドレスアップロード
-
画像クリックオーディエンス
6-3.類似配信
過去にコンバージョンしたユーザーデータや、自社で保有する顧客情報など、基となるオーディエンスに類似したユーザーをLINEユーザーの中から新たに探し、広告を配信できる機能です。
なお、「オーディエンスサイズ」は類似度ではなく、類似するユーザーの数を表します(1〜15%もしくは「自動」の選択が可能)。指定するオーディエンスサイズのパーセントが小さいほど類似したユーザーに広告を配信できますが、リーチできる人数が限られます。一方、オーディエンスサイズのパーセントが大きいほど広告でリーチできる人数が増える分、似ているユーザーの割合が少なくなります。
6-4. 友だち追加
LINE広告を通じてLINE公式アカウントの友だちを獲得する広告です。友だちが追加されるごとに課金されるシステムのため少額からのスタートも可能で、自然な流入により関心度の高い友だち獲得が期待できます。
友だち追加を活用すると、新規の見込み顧客をLINE公式アカウントに誘導することができ、メッセージ配信などのコミュニケーションを通じて商品購入やサービス利用につなげることができます。
友だち追加を運用する上で成果を上げるポイント、適切な予算の設定方法については「LINE広告の友だち追加 予算の立て方から効果的な運用方法を解説」をご覧ください。
自社の商材・サービスに適したLINE広告の運用方法を専門家に相談してみませんか?
→【相談無料】自社でのLINE広告運用について相談する
7. LINE広告を始めるときの注意点
LINE広告での配信は、法的リスクの回避やユーザー利益の保護の観点から、広告表現に関するガイドラインを設定しており、配信前の事前審査が必須となっています。また、業界や業種、取り扱い商品によっては、掲載をお断りする場合もあります。
7-1. 広告掲載の可否基準
以下の業種・商材は掲載不可となっています。
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宗教関連
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ギャンブル関連等(公営競技・公営くじは除く)
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アダルト関連
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出会い系、マッチングサイト等(一部当社が認めた場合を除く)
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連鎖販売取引
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たばこ、電子タバコ(一部当社が認めた場合を除く)
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武器全般、毒物劇物
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未承認医薬品・医療機器等
-
ネット関連ビジネス(情報商材、自己啓発セミナー等)
-
チケット転売業
-
その他弊社が不適合と判断した業種・業態、商品・サービス
7-2. 掲載にあたって注意が必要な商材例
掲載にあたって注意が必要な商材の代表的なものをいくつか紹介します。以下のような商材は、広告掲載は可能ですが、定められた文言の記載や忌避事項などがあります。クリエイティブ制作の際にはご注意ください。以下は一部の商材例となります。
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通販サイト
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古物商
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アルコール飲料
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コンタクトレンズ
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公営ギャンブル 他
LINE広告の審査対象や種類、ポイントについて詳しく知りたい方は「LINE広告の広告アカウント審査 よくある5つの否認理由と注意ポイント」をご覧ください。
8. LINE広告を活用した企業の成功事例
これまでの内容を踏まえ、LINE広告の活用事例を紹介します。
【メンズスキンケア】友だち追加広告の活用で、CPAの257%改善を実現!
高品質なメンズスキンケア・ヘアケア製品の販売を手がける株式会社バルクオム(以下、バルクオム)では、ユーザーとの接触機会を増やしコンバージョンの拡大につなげるため、あらゆるSNSに広告を出稿しています。
「継続使用することで効果が実感できる」という同社の製品の特性もあり、ユーザーとの深いコミュニケーションを確立して定期購入につなげるのがメインの販売スタイルですが、インフィード広告で潜在層を獲得するだけでは、コンバージョン率を向上させるのが難しい状況でした。
そこでバルクオムでは、インフィード広告を通じてLINE公式アカウントの友だち追加を促進できる「友だち追加」とチャットボットを活用した施策を実施しました。獲得した友だちとチャットボットでの会話を通じ、時間をかけてコミュニケーションを深めていった結果、ユーザーの購入も促進され、インフィード広告の場合と比べてCPAが257%改善(※同社調べ)したといいます。
【ストレッチ専門店】出稿から半年で、新規獲得数が530%アップ!
ストレッチ専門店「Dr.stretch(ドクターストレッチ)」を展開する株式会社フュービックは、来店が見込めるユーザーにより効率良く情報を届けるため、2020年2月からLINE広告を導入しました。
広告をタップしたユーザーを専用LPに誘導し、その後、近隣の店舗に送客するという仕組みを取り、その際「店舗から半径3km以内」などのように地域ターゲティングを行うことで、広告効果を高めています。また、クリエイティブを長期間使用することでクリック率が低下しないよう、月に4種類ほどクリエイティブを用意し、適宜差し替えを行っているそうです。
「導入前から安いと聞いていたクリック単価については、他のSNS広告の3分の1程度に抑えられている」と、同社の担当者は施策の手応えについて語ります。
【人材紹介】クリエイティブ×ターゲティングで効果の最大化を狙う、広告の自社運用
株式会社リブセンスが運営するアルバイト求人サイト『マッハバイト』は、アプリのインストール数、ユーザー数の増加を狙って2019年4月に「LINE広告」への出稿を開始し、自社での広告運用を行っています。
広告運用で重視するのは、誰に向けて(ターゲット)、何を(クリエイティブ)、どこに(メディア)、いくらで(入札額)配信するか。この4つの設定を変えながらPDCAを回している同社。中でも、成果につながるファクターとして広告のクリエイティブを特に重視しています。
「とにかく多くの流入を獲得すればよいというわけではなく、あくまでもサービスと一貫性のある広告設計が大切」と担当者が語るように、成果をいかに最大化できるか、今後も試行錯誤を続けていくそうです。
このほかにも、新規顧客を獲得した事例、ふるさと納税の寄付を増やした事例などを「LINE広告の成功事例5選 効果的な運用のポイントも解説」で紹介しています。
LINE広告を利用すれば、ほかのSNSではリーチできなかったユーザー層へアプローチでき、新規顧客の獲得が期待できます。ぜひこの機会に、自社の目的に合わせたLINE広告の活用をご検討ください。LINE広告アカウントは無料で開設できます。
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