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運用テクニック 公開日:2022.09.16 更新日:2025.03.07

LINEミニアプリ完全ガイド|導入方法や費用、導入事例まで【店舗運営社向け】

LINEミニアプリ LINE公式アカウント

LINEミニアプリ」は、LINEアプリの中に企業やお店のサービスを簡単に提供できるサービスです。例えばモバイルオーダー、会員証、順番待ちシステムなどお店や施設運営に役立つ機能を、LINE上で提供できます。

LINEミニアプリは、開発にかかる金銭的・時間的コストを踏まえ、自社(ネイティブ)アプリの代替サービスとして活用が可能です。

 

本記事では、LINEミニアプリの活用を検討する方に向け、LINEミニアプリの特徴やできること、導入方法、費用、効果的な使い方、その導入事例を紹介します。

LINEミニアプリを始める方に向けた「LINEミニアプリスタートガイド」併せて確認することで、より自社での活用イメージが持てますので、ぜひご確認ください。 

目次

1. LINEミニアプリ(ラインミニアプリ)とは

LINEミニアプリは、日本国内で月間アクティブユーザー数9700万人(2024年9月末時点)が利用する国内最大級のコミュニケーションアプリ「LINE」上で企業や店舗のサービスも実装できるアプリプラットフォームです。モバイルオーダー(店内注文・店外注文)、デジタル会員証、順番待ちシステムなど、店舗や施設の運営ほか、さまざまな業種・業態で役立つ機能をLINE上で提供できます。

 

LINEミニアプリは、LINEを利用しているユーザーなら新たなアプリのダウンロードや面倒なログインをせずに利用できるのも魅力の1つです。

また、企業側はLINEミニアプリを活用することでユーザーへLINEのメッセージ上で通知したり、自社のLINE公式アカウントをスムーズに「友だち追加」してもらうこともできるため(※)、リピーター集客の仕組みを構築できます。
 

  • LINE公式アカウントの友だち追加は、ユーザーの許諾が必要です

LINEミニアプリは性別・年代を問わず多くのユーザーが利用していて、さまざまな業界・業種において活用できます。

LINEミニアプリとLINE公式アカウントの違い

LINE公式アカウントは、企業や店舗が友だち追加してくれたユーザーにLINE上で直接情報を届けられるサービスです。LINE公式アカウントを活用することで、ユーザーと1対1でチャットをしたり、新商品の告知やクーポンを配信して手軽に集客・販促活動が行えます。
 

一方、LINEミニアプリは、店舗や施設運営において効率化やコスト削減ができるだけでなく、オンラインサービスにおいてもシームレスなユーザー体験を提供できるアプリプラットフォームです。

 

飲食店、美容室、小売店などの店舗業態に加え、オンラインビジネスなどでも活用されており、モバイルオーダー、デジタル会員証、順番待ちシステム、EC、ゲームなどをLINE上で提供できます。

 

ユーザーはLINEミニアプリを利用することで、店頭での待ち時間の削減や、使い慣れたLINEから簡単に注文や予約できるだけ、店舗や施設はもちろん、ECやデジタルコンテンツなどのオンラインさサービスにおいても顧客満足度の向上も期待できます。
 

2. 企業や店舗がLINEミニアプリを活用する5つのメリット

LINEミニアプリを使うと、企業や店舗のビジネス成長を促すことができます。活用するメリットを5つ紹介します。
 

2-1. LINEユーザーに向けて企業・店舗のサービスを実装・提供できる

国内の月間アクティブユーザー数が9700万人(2024年12月時点)となるLINE上でサービスを実装・提供できるのが、LINEミニアプリの大きな強みです。


また、LINEミニアプリの国内の月間アクティブユーザー数(MAU)も1200万人を超え(2025年1月時点)、飲食店、美容室、小売店などさまざまな業種で導入が進んでいます。
 

企業や店舗は、LINEミニアプリでサービスを活用することで、ユーザーがLINE上からアクセスできるだけでなく、予約完了やリマインダーなどの通知をLINEのメッセージで送ることができ、重要な情報の見落としを防ぐことができます。

 

また、自社のネイティブアプリを開発する場合は、iOSとAndroid両方への対応が必要で、時間とコストがかかりますが、LINEミニアプリならWebベースで開発可能であるためiOSやAndroidに対応する必要がなく時間とコストの削減ができます。

 

2-2. 会員登録などのCVR(コンバージョン率)の向上が期待できる

ネイティブアプリでは、ユーザーが会員登録を行う際、アプリをダウンロードした後にメールアドレスなどの個人情報を登録しなければ利用できないケースがほとんどです。そのため、登録途中で面倒になってやめてしまうことがあるかもしれません。また、利用頻度が低い場合、アプリがアンインストールされる可能性もあります。

 

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一方、LINEミニアプリはLINEのユーザーIDを識別子として利用します(※)。ユーザーがLINEアプリを利用していれば、QRコードを読み込むだけで、数タップで利用を開始できるため、余計な手間がかかりません。また、メールアドレスなどの情報を改めて登録する必要がないため、会員登録などのCVR(コンバージョン率)向上が期待できます。

 

  • LINEのユーザーIDの取得・活用には、ユーザーの許諾が必要です

2-3. 再来店やリテンションの仕組みが自然とできる

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LINEミニアプリでは、モバイルオーダーや順番待ち機能などを活用することで、ユーザーの利便性を向上させることができます。また、友だち追加オプション機能を利用して、LINE公式アカウントの友だち追加を促すことが可能です。これにより、LINEミニアプリの利用をきっかけに友だちになったユーザーに、メッセージを配信して再来店を促したり、クーポンを配信したりすることができます。その結果、リピート訪問の促進にかかるコストを抑える効果が期待できます。

 

さらに、LINEミニアプリでは、無料で重要なメッセージを送信できる機能が利用可能です。たとえば、ユーザーがLINEミニアプリ上でレストランや宿泊施設を予約した場合、「予約完了」や「前日のリマインド」といったサービスメッセージを送ることができます。
 

2-4. 詳細なユーザー行動データを把握し活用できる

LINEミニアプリでは、ユーザーが登録した情報や、予約・注文・会員証の提示などの行動履歴を、ユーザーのLINEアカウントにひも付いたデータとして取得することもできます。このデータを活用することで、LINEミニアプリの運用改善や、さらなる集客・販促活動につなげられます。

 

例えば、LINEミニアプリ経由で特定の商品を購入したことがあるユーザーにLINE広告で関連商品の購入を促したり、ユーザーの離脱ポイントを分析してLINEミニアプリを改善したりできます。
 

  • LINEミニアプリで取得する登録情報や行動履歴などのデータは、利用開始時にユーザーの許諾を得た場合のみ使用できます

2-5. さまざまな業界に対応するパッケージを多数用意。短期間・低コストで開発も可能

LINEミニアプリは、モバイルオーダー(店内注文・店外注文)、デジタル会員証、順番待ちシステムといった、飲食業や小売業などの店舗運営で特に要望が多い機能がすでにパッケージ化されています。一部のパッケージは低価格で提供されているため、短期間で利用を開始できます。

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3. ユーザーがLINEミニアプリを利用するメリット

LINEミニアプリの利用は、企業側だけでなく、ユーザーにとってもメリットがあります。

 

LINEミニアプリは、すべてLINE上で完結するため、ユーザーの負担が比較的少なくてすみます。すでにLINEを利用(ダウンロード)しているユーザーであれば、店頭で新たなアプリをダウンロードする手間はなく、便利な機能をすぐに利用できます。

 

また、QRコードやスマートフォンのホーム画面、LINE公式アカウント、LINE内の検索など、あらゆる場面からLINEミニアプリをスムーズに起動できる点も大きな利便性です。
 

4. LINEミニアプリでできること、活用シーン

LINEミニアプリでは、特定の機能を有したパッケージが各開発会社から提供されており、業界や業種、業態に応じて活用できます。

 

主な機能の例を紹介します。

モバイルオーダー

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モバイルオーダーは、主に飲食業界で活用される機能です。ユーザーがテーブルに着席後、自身のスマートフォンでQRコードを読み込むだけで、LINEミニアプリを通してメニューの注文や決済が可能です。

 

店舗側にとっては、モバイルオーダーを活用することで、注文を取る負担やオーダーミスを軽減できるだけでなく、業務効率化にも図れます。これにより、スタッフは空いた時間を店内の他の作業などに充てることができます。
 

モバイルオーダーは店内注文だけでなく、店外からの予約や事前注文、テイクアウト予約も可能です。

 

さらに、一部のパッケージではPOSシステムとの連携が可能なため、事前注文やテイクアウト予約をスムーズに運用できます。オペレーションの効率化やユーザーの待ち時間の短縮だけでなく、売上向上といった多岐にわたるメリットをもたらします。

 

デジタル会員証(会員証アプリ)

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デジタル会員証は、LINE上で会員証が発行・管理できる機能で、主に飲食・美容・小売業界などで活用されています。

 

QRコードを読み込むことで会員証を発行できるほか、バーコード画面表示によるポイント付与、クーポンの発行・管理機能も搭載しており、リピーター集客が期待できます。また、予約や決済機能なども実装可能です。これにより、紙やカードの印刷コストや在庫管理の負担、ユーザーの紛失による再発行の手間が不要になり、効率化を図れます。さらに、ユーザーにとっても紙の会員証で財布がかさばることなく、利便性の高い機能といえます。

 

また、POSシステムと連携可能なパッケージを利用すれば、紙やカードでは難しかった顧客情報とのひも付けが実現します。顧客情報と予約機能を組み合わせることで、予約前日にLINE公式アカウントからメッセージを配信し、直前のキャンセル対策を行うことも可能です。    

 

簡易的な会員証は、LINE公式アカウントの「ショップカード」機能でも作成できますが、より高度な機能を実装したい場合は、LINEミニアプリのデジタル会員証がおすすめです。

 

LINE公式アカウントの「ショップカード」については以下の記事もご覧ください。
 

順番待ち

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LINEミニアプリの順番待ち機能は、整理券や紙のウェイティングリストの代わりに、スマートフォンで入店の順番管理ができるサービスです。飲食、小売、医療クリニックなど多くの業界で活用されています。

 

ユーザーがQRコードを読み込むだけで、LINE上で混雑状況を把握できます。これにより、混雑を避けて来店しやすくなり、加えて、順番が近づいた際にLINEのメッセージでリマインド通知を受け取ることもできます。ユーザーが待ち時間を有効活用できるだけでなく、店舗側も店頭での人の滞留を防ぎやすくなります。

 

さらに、「呼び出し」機能を導入することで、順番が来た際にLINEで通知を送信し、受付業務を効率化できるでしょう。また、順番待ちの機能を通じて取得した(※)LINEのユーザーIDを活用し、友だち追加されたユーザーにLINE公式アカウントからメッセージを配信すれば、アフターフォローも実現します。
 

  • LINEのユーザーIDの取得・活用には、ユーザーの許諾が必要です

他にも「来店予約受付」「キャッシュレス決済」機能を活用して、リピーター集客や業務効率化など、さまざまな課題の解決が期待できます。企業、自店舗の課題に合った機能を選んで活用しましょう。

 

また、LINEミニアプリではアプリ内課金機能の提供を準備中です。この機能により、ゲームの課金や漫画の購入などがLINE上で完結するだけでなく、ECやメディア、エンターテインメントなど、サブスクリプションサービスを含むオンラインサービスでの活用促進が期待できます。
 

5. LINEミニアプリの作り方・導入方法と料金

LINEミニアプリの導入には、開発会社が提供する「パッケージ」を利用する方法と、より高度な機能を提供するために「委託開発」を行う方法、開発会社を介さず「自社開発」を行う方法があります。どれを選ぶかによって費用は大きく異なります。(※)

  • 「パッケージ」「委託開発」「自社開発」を組み合わせる方法もあります

  • LINEミニアプリ自体の利用には費用はかかりません

以下、開発方法について説明します。

 

 

5-1. 「パッケージ」の導入方法と費用

「パッケージ」は、デジタル会員証やモバイルオーダー(店内注文・店外注文)、順番待ちなど、一般的な機能が一式開発済みの状態で提供される導入する方法です。パッケージ内容は、開発会社が提供するサービスによって異なります。

 

自社でのプログラミング設計や開発が不要で、数万円の初期費用から比較的安価に導入できる点や、導入までのリードタイムを短くできる点が大きなメリットです。

 

また、パッケージは機能やフォーマットが決まっているため、一般的には運用・オペレーションを統一したい店舗に適しています。小規模な店舗から大規模チェーン店まで、幅広い規模の店舗に導入されています。

 

パッケージの内容や費用は、開発会社によって異なり、パッケージによっては初期費用が無料のものもあります。詳しくは「LINEミニアプリ認定パッケージ一覧」からご覧ください。
 

「パッケージ」利用のまとめ

料金初期費用+月額費用
メリットパッケージ化されているためすぐに導入可能
初期費用+月額費用のみで安価に利用できる
デメリットパッケージ化されている以外の機能は追加開発が必要
(別料金)

5-2. 「委託開発」の導入方法と費用

「委託開発」は、開発会社に開発を委託する方法です。自店舗の課題やブランド、ニーズに合わせて、開発会社とともにオーダーメイドでセルフオーダーシステムを設計・開発します。

 

パッケージよりも開発時間や費用がかかりますが、その分、自店舗のブランドや既存のシステムに適したサービスを制作できます。例えば、自社のブランディングが確立している企業や、既に自社アプリが開発していて追加でLINEミニアプリを導入したい場合、または顧客管理基盤(CRM)を活用している企業に適しています。

 

委託開発は内容により費用やスケジュールが変動します。詳しくは「LINEミニアプリ認定委託     開発企業一覧」をご覧いただき、各開発会社へ問い合わせをしましょう。また、委託開発に対応している企業や導入企業例も確認できます。

 

「委託開発」利用のまとめ

料金開発会社へ問い合わせが必要
メリット自社用に最適なサービス設計が可能
既存システムとの連携もスムーズに対応
デメリットパッケージ利用に比べて費用や時間がかかる可能性がある

5-3. 「自社開発」の導入方法と費用

「自社開発」は、自社の開発者が直接システムを開発する方法です。自店舗の課題やブランド、ニーズに合わせて設計・開発します。
自社で開発を行う場合は、開発者向けのドキュメント(LINE Developers) をご参照の上、進行してください。

 

6. LINEミニアプリの効果的な使い方

LINEミニアプリは企業や店舗とユーザー間のコミュニケーションを促すLINE公式アカウントとの併用や、データ活用によって相乗効果を生み出します。

6-1. LINE公式アカウントとの併用

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LINE公式アカウントは、LINEで家族や友人とやりとりするのと同様に、企業や店舗が日常に溶け込みながら友だちとコミュニケーションを取れるサービスです。具体的には、友だち追加してくれたユーザーにメッセージやクーポンを配信したり、1対1で予約や問い合わせ対応などが可能です。

 

LINEミニアプリとLINE公式アカウントを併用する大きなメリットは、自然な流れで友だち追加を促せる点です。
 

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例えば、初回来店時にはLINEミニアプリの予約システムやセルフオーダーシステムを利用してもらうことで、店舗の利用体験を向上させることができます。加えて、LINEミニアプリでは、友だち追加オプション機能があり、LINE公式アカウントの友だち追加を促すことができます。

 

友だち追加をしてもらうことでLINE公式アカウントを通じて来店促進のクーポンやキャンペーン、新商品などの情報を直接ユーザーに届けることができ、再来店や次回予約の促進が期待できます。
 

6-2. LINEミニアプリで得られるデータ活用

LINEミニアプリを通してユーザーが行動することで、企業や店舗はさまざまなデータを取得できます。このデータを活用することで、集客や販促施策に役立てることができます(※)。

  • LINEミニアプリで取得するユーザーの登録情報や行動履歴などのデータは、LINEミニアプリ利用開始時にユーザーの許諾を得た場合のみ活用できます

例えば、LINEミニアプリ経由で来店予約を行い、ユーザーごとの来店回数を把握します。これにより、一定回数以上訪れたロイヤルユーザーに絞ってLINE公式アカウントからメッセージを送ることで、リピート率やキャンペーン参加率の向上が期待できます。 

   

また、LINEミニアプリ経由で特定の商品を購入したことがあるユーザーに対して、LINE広告を用いて関連商品の広告を配信し、購入を促すことも可能です。
 

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ユーザーの行動データを蓄積し、LINEミニアプリ内でユーザーがよく離脱するポイントやよく見られているエリアを分析・改善することで、LINEミニアプリの利用を一層促進できるかもしれません。こうしたデータから得られる情報は、ユーザーに最適な情報を届けるためのヒントとなるでしょう。

7. LINEミニアプリの導入事例

LINEミニアプリを活用して、自社の課題解決に取り組む企業や店舗の事例を4つ紹介します。

7‐1:<モバイルオーダー導入事例>業務効率化だけでなくミスの減少や教育時間の短縮まで実現|ワイエスフード株式会社

福岡県香春町に本社を置くワイエスフード株式会社は、九州地方を中心にラーメン店「九州筑豊ラーメン山小屋」をチェーン展開しています。食べ放題サービスの開始タイミングに合わせ、業務効率化のためモバイルオーダー機能のあるLINEミニアプリのパッケージ「funfo(ファンフォ)」を導入しました。

 

LINEミニアプリの導入により、ユーザーは各テーブルに設置されたQRコードを読み込むことでLINEから注文ができるようになり、業務効率化が実現しました。さらにPOSレジとの連携機能により、スタッフがメニューや金額を打ち込むことなく     注文履歴からの会計が可能になり、会計ミスが減少。レジ打ち練習などの新人スタッフへの教育時間も削減できました。

 

7‐2:<モバイルオーダー導入事例>3カ月で再来店率5.4%向上! LINEを活用した集客戦略|株式会社串カツ田中

居酒屋チェーン「串カツ田中」は、再来店頻度の向上を目指し、モバイルオーダー機能を持つLINEミニアプリのパッケージ「ダイニー」を導入しました。これにより、顧客データを適切に取得・活用し、LINE公式アカウントから再来店を促す施策を展開しています。

 

具体的な施策として、来店14日後のユーザーにクーポンを自動配信することで、3カ月で再来店率が5.4%向上しました。また、ユーザーの来店頻度や注文メニューに応じたメッセージ配信を行い、個別のニーズに対応しています。顧客データの活用とLINE公式アカウントによる施策を強化していくことで、さらなる再来店率の向上を目指しています。
 

7‐3:<デジタル会員証導入事例>非会員と比較して会員の客単価120%!ロイヤリティーを高める「デジタル会員証」活用術|嘉穂無線ホールディングス株式会社

ホームセンター「グッデイ」(運営:嘉穂無線ホールディングス株式会社)は、データドリブン経営を推進する中で、2022年8月に委託開発でLINEミニアプリの「デジタル会員証」を導入しました。

 

この取り組みにより、デジタル会員証を持つユーザーは非会員と比較して来店回数が多く、顧客単価も全体平均より約20%高いことが確認されました。また、デジタル会員証の登録者数は直近3カ月で約12%増加しています。LINE公式アカウントの友だち追加とLINEミニアプリの会員登録を促進し、顧客にとって有益な情報を提供することで、より良い店舗体験の提供を目指しています。
 

7-4:<順番待ち機能導入事例>「順番待ち」でユーザーの利便性を向上させ、店舗オペレーションもスムーズに|大江ノ郷自然牧場

鳥取県八頭町にある大江ノ郷自然牧場は、牧場内にあるレストランやカフェで「matoca(マトカ)」のLINEミニアプリのパッケージを導入しました。LINE上で整理券を発券した後、順番が近づいたらユーザーのLINEに通知が届く仕組みです。順番待ちの発券時にメニュー予約ができる機能も追加し、店舗オペレーションがスムーズになったようです。

 

また、LINEミニアプリ利用開始時、自社のLINE公式アカウントにも友だち追加されるよう仕組みを整えたところ、導入から4カ月で友だち数が2倍に。LINE公式アカウントで期間限定ドリンクの無料クーポンを配信した際、メッセージ開封率は約80%を記録。そのほか、約2週間で1000件以上の来店と、ECサイトでの約80件の商品購買にもつながりました。
 

8. 企業や店舗の課題に応じてLINEミニアプリを導入しよう

ユーザーとの接点を創出し、企業や店舗での体験をポジティブにさせるツールを低コストで導入できるLINEミニアプリは、施設や店舗運営などにおすすめです。

 

会員証、モバイルオーダー、順番待ちといった運営に役立つ機能を提供することはユーザーにとってもメリットになり、リピート促進にもつなげられます。また、それぞれの課題に合わせて人手不足解消や業務効率化などにももちろん活用できます。

 

より詳しい情報は以下の資料から無料で確認できます。ぜひご覧いただき、サービスの活用をご検討ください。
 

LINEミニアプリの導入は、安価でスピーディに導入できるパッケージのほか、企業や店舗の課題・ニーズに応じた個別開発も可能です。各LINEミニアプリのサービス内容や費用について詳しく知りたい方は、下記の問い合わせ先をご覧ください。
 

■「パッケージ」を希望の企業・店舗の皆さま:「LINEミニアプリ認定パッケージ一覧

(代表的な開発パートナーのパッケージ情報をまとめています)

 

■「委託開発」を希望の企業・店舗の皆さま:「LINEミニアプリ認定委託開発企業一覧
(開発会社をご紹介していますので、個別にお問い合わせください)    

 

■「自社開発」を希望の企業・店舗の皆さま:「LINE Developers」をご参照の上、開発を進めてください。
 

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