LINEコールの着信を企業・店舗が指定する電話番号に無料で転送できる?転送機能の設定方法を紹介
2020年9月、「LINEコール」の新機能として「転送機能」がリリースされました。普段は固定電話などでユーザーからの問い合わせを受け付けている飲食店や美容サロン、小売店などで有効活用できる転送機能の設定方法を紹介します。
LINEコールの基本設定は、下記コラムで紹介しています。
目次
- 管理アプリ
- Web版管理画面
1. LINEコールの転送機能とは
「転送機能」とは、LINEコールの着信を設定した任意の電話番号に転送できる機能です。普段からユーザーの問い合わせ先として活用している固定電話や携帯電話番号を転送先として設定すれば、問い合わせ先を増やすことなくLINEアプリからユーザーを店舗に誘導することができます。
ユーザーにはLINEコールと同様の通話画面が表示されるため、転送先の電話番号が表示されることはありません。通常のLINEコールと同様にトークルームに着信履歴も残るため、電話が取れなくても、後から着信があったユーザーに通話リクエストを送るなどの対応が可能です。
2. 転送にかかる通話料の負担は?
利用対象は有料プランに限定されますが、転送機能や転送の際にかかる通話料は無料で活用できます。ユーザー側の通信料も発生しません。
※無料提供は今後変更になる場合があります。
3. 転送機能の設定方法
LINEコールを転送するには、LINE公式アカウントの管理画面から転送先の電話番号を設定する必要がありますが、前提として下記の注意事項に該当する電話番号は転送先に設定できません。
転送先に設定できる電話番号は、通常の電話回線で契約している固定電話または携帯電話の番号です。
以下は転送先に設定できません。
転送先として設定できない電話番号
- 110番、119番など緊急通報用として定められた公的な電話番号
- ナビダイヤルなど、発信者が通話料を負担する電話番号
- フリーダイヤル
- その他特殊な料金体系の固定電話
※不正な電話番号の設定や、不適切な利用があった場合は、利用の継続ができなくなる場合があります。
以下、具体的な設定方法について説明します。
なお、LINE公式アカウントの管理アプリ、Web版管理画面のどちらでも設定することができます。
管理アプリ
- 設定画面から「通話タイプ」をタップします。
- 通話タイプ画面から「転送」を選択すると、電話番号を入力する画面が表示されます。
- 転送したい電話番号を入力し、「次へ」ボタンをタップします。
- 電話番号の確認画面が表示されます。入力した電話番号が正しいか確認し、「保存」ボタンをタップします。
- 通話タイプ画面に戻り、最下部に設定した電話番号が表示されます。電話番号の右側に表示される「編集」ボタンをタップすると、電話番号を再設定することができます。
※「リセットボタン」を押すと、電話番号が消去され、初期設定の「音声通話」が選択された状態に戻ります。
Web版管理画面
- 画面上部にある「チャット」タブから「チャット設定」を開き、「電話タブ」をクリックします。電話設定の「通話タイプ」から「転送」を選択すると、電話番号を入力する画面が表示されます。
- 電話番号の入力画面に転送先の電話番号を入力し、「次へ」ボタンをクリックします。
- 電話番号の確認画面が表示されます。入力した電話番号が正しいか確認し、「保存」ボタンをクリックします。
- 通話タイプ画面に戻り、最下部に設定した電話番号が表示されます。電話番号の右側に表示される「編集ボタン」をクリックすると、電話番号を編集することができます。
※「リセットボタン」を押すと、電話番号が消去され、初期設定の「音声通話」が選択された状態に戻ります。
4. LINE公式アカウントへの「LINE Out」無料提供終了のお知らせ
LINEコールの転送機能のリリースに伴い、国内外へ無料で通話ができる「LINE Out」から旧LINE@加盟店の任意又は当社指定の電話番号への無料通話を、2021年1月上旬を持って終了させていただきます。今後はユーザーとの通話にLINEコールをご利用ください。
※「LINE Out」のサービスは継続してご利用いただけます。
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