LINE公式アカウント「メッセージ配信」機能のメリットや種類、効果を高めるコツとは
日本国内で月間9700万人(2024年12月末時点)が利用するコミュニケーションアプリ「LINE」上で、ユーザーに直接自社のサービスや店舗情報を届けることができるのが「LINE公式アカウント」です。LINE公式アカウントを活用してユーザーと継続的な関係を築くことで、集客やリピーターの育成、売り上げアップに期待できます。
LINE公式アカウントには集客や販促に活用できるさまざまな機能が実装されていますが、この記事ではユーザーとのコミュニケーションの基本となる「メッセージ配信」機能について、メッセージの種類や配信のコツを紹介します。
LINE公式アカウントは、以下のページから無料でアカウントを作成できます。
目次
1. LINE公式アカウントの「メッセージ配信」とは
LINE公式アカウントを開設すると、さまざまな機能が利用できるようになります。中でもユーザーとのコミュニケーションの基本となるのが、友だち追加したユーザーに直接情報を届けることができる「メッセージ配信」機能です。
「メッセージ配信」では、テキストやスタンプだけでなく、画像やテキスト情報を一つのビジュアルにまとめることで、視覚的にも簡潔で分かりやすい訴求ができる「リッチメッセージ」、複数の画像をカルーセルで表示させることができる「カードタイプメッセージ」など、さまざまな配信形式が用意されています。

LINE公式アカウントは、以下のページからオンライン上でアカウントを開設できます。
2. メッセージ配信のメリット
LINE公式アカウントのメッセージ配信には、メッセージの開封率や反応率が高いなどのメリットがあります。メッセージ配信を活用することで、店舗やWebサイトへの集客や商品の購入、リピーターの育成につながります。
また、メッセージ配信とクーポン機能などを併用することで、さらなる集客効果も期待できるでしょう。LINE公式アカウントのメッセージ配信における2つのメリットを紹介します。
メッセージの開封率や即時性が高い
LINE公式アカウントから届いたメッセージを開封するまでの時間を集計すると、約2割のユーザーがメッセージを受け取ってすぐに開封し、約5割のユーザーが3~6時間以内、さらに約8割のユーザーがその日のうちに開封すると回答しました。このことからも、LINE公式アカウントから届くメッセージは開封率が高く、即時性もあることが分かります。
ユーザーの行動を喚起しやすい
メッセージ配信に対する高い反応率も、LINE公式アカウントの特長の一つです。
下表のように、実際に多くのユーザーがLINE公式アカウントと友だちになったことで、何らかの反応・行動を起こしたと回答しています。ユーザーにとってお得な情報やクーポンを配信することで、来店や商品の購入などのアクションにつなげることができます。

LINE公式アカウント機能や活用によって得られる効果については、以下のコラムでも詳しく紹介しています。
3. メッセージの種類と配信方法
LINE公式アカウントで送ることができるメッセージには、テキストだけで情報を伝えるもの(テキストメッセージ)、テキストと画像をまとめて一つのビジュアルで訴求することで視覚的に訴求するもの(リッチメッセージ)など、さまざまな種類があります。配信の目的に応じて機能を使い分けることで、高い集客効果を得ることができます。
テキストメッセージ
LINE公式アカウントで友だちになっているユーザーのLINEアカウントに、直接メッセージを送る方法です。テキストのほかに画像や音声、動画やスタンプも送ることができます。
通常メッセージは、一度に3つの吹き出しまでメッセージを配信することができます。例えば、テキスト、商品やメニューの画像、そしてスタンプというように、複数の要素を組み合わせてメッセージを送ることができます。

メッセージの配信方法の詳細は、以下のマニュアルで詳しく紹介しています。
リッチメッセージ
「リッチメッセージ」は、画像やテキストを一つのビジュアルにまとめて配信できるメッセージ形式です。テキストだけでは分かりにくい商品やキャンペーンの情報でも、画像と一緒に伝えることで分かりやすく、多くの情報を伝えることができます。

リッチメッセージについては、以下のページで詳しく紹介しています。
カードタイプメッセージ
カードタイプメッセージは、複数の情報を横並びのカルーセル形式で配信することができる機能です。複数のメニューやキャンペーン情報を配信する際の活用がおすすめです。

4. メッセージ配信にかかる費用
LINE公式アカウントは、プランによって配信できるメッセージの「通数」が異なります。通数は「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」でカウントします。
月額固定費が無料の「コミュニケーションプラン」は1カ月に200通まで配信が可能です。例えば、友だちが50人いる場合、友だち全員に月4回までメッセージを配信できます。
友だちの数が増えたり、配信頻度を増やしたりなど、1カ月に200通を超えてメッセージを送りたい場合は有料プランに切り替えましょう。月額固定費が5,000円の「ライトプラン」は5,000通まで、月額固定費15,000円の「スタンダードプラン」は30,000通まで追加料金なしでメッセージが配信できます。
また、「スタンダードプラン」のみ無料メッセージ通数を超えた追加メッセージの配信が可能です。その場合の費用は追加メッセージ配信によって発生する従量課金制となります。追加メッセージ料金の費用は配信数によって異なり、最大3円です。

※ 費用はすべて税別です。
※ 追加メッセージの単価は配信数によって異なります。
料金プランに関しては以下のコラムで詳しく紹介しています。
5. メッセージ配信の効果を高めるコツ
メッセージ配信の効果を最大限に発揮するには、ユーザーに寄り添った内容やメリットのある情報を届けることが重要です。そのため、メッセージの配信内容や配信タイミングを工夫しましょう。
「誰に」「いつ」「何を」「どのように」という4つの要素を軸に考える
配信効果を高めるには、ユーザーが求める情報を最適な時間に、効果的な方法で届けるようにしましょう。ポイントとなるのは「誰に」「いつ」「何を」「どのように」という4つの要素です。

以下のページで、上記4つの要素を基にLINE公式アカウントの運用効果を上げるコツについて詳しく紹介しています。
また、LINE 公式アカウントの運用を続けていくと、自社のサービスや店舗のファンである「リピーター」が増えていきます。LINE 公式アカウントのメッセージ配信対象である「友だち」は、基本的にリピーターが多いということを念頭においてメッセージ内容を考えていきましょう。
LINE公式アカウントは、以下のページからオンライン上で開設することができます。
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