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運用テクニック 公開日:2024.06.24

LINE公式アカウントの無料プランでできること|有料プランとの違い

LINE公式アカウント

近年、ビジネスにおけるユーザーへのアプローチ手段が多様化しています。その手段の1つとして多くの企業・店舗で利用されているサービスが「LINE公式アカウント」です。LINE公式アカウントを上手に活用することで、商品・サービスの認知拡大、売り上げや集客力のアップなどにつなげることができます。本記事ではLINE公式アカウントの3つの料金プランのうち、無料の「コミュニケーションプラン」について、有料プランとの違いや使える機能、利用によって効率化できることなどを解説します。

目次

1.LINE公式アカウントは無料プランから使える

LINE公式アカウントには無料の「コミュニケーションプラン」と有料の「ライトプラン」「スタンダードプラン」があります。無料プランを利用する場合は開設・運用ともに費用がかかりません。そのため、「顧客への新しいアプローチ手段を取り入れたい」などの際に、気軽に始めることができます。

 

国内におけるLINEの月間利用者数は約9,700万人います(2024年3月時点)。LINE公式アカウントを開設し、うまく友だちを獲得できれば多くのユーザーに対して自社の商品・サービスを訴求することができます。

 

また、ユーザーにとっても日頃から使い慣れたLINEで企業・店舗とコミュニケーションを取ったり、お得な情報を受け取ったりできることは魅力です。ユーザーの利用ハードルが低いという点に関しても、アカウントを開設する企業・店舗にとって大きなメリットになるでしょう。

 

まずは無料プランでLINE公式アカウントの開設・運用を検討ください。

2.無料プランと有料プランの違い

前述した通り、LINE公式アカウントには無料と有料の3つの料金プランがあります。

図版

無料の「コミュニケーションプラン」と有料の「ライトプラン」「スタンダードプラン」それぞれの大きな違いは毎月送信できる無料メッセージ通数です(上図参照)。

 

また、無料メッセージ通数を全て使った場合、無料の「コミュニケーションプラン」と有料の「ライトプラン」では追加メッセージを送ることができず、有料の「スタンダードプラン」のみ追加料金を支払うことで毎月送信できる無料メッセージ通数の上限を超えてメッセージを送信することができます。

 

LINE公式アカウントの料金について、さらに詳しく知りたいからは以下のコラムをご覧ください。

3.LINE公式アカウントの無料プランで使える機能

LINE公式アカウントの無料プランで使える、代表的な機能は以下の通りです。

機能名 説明
メッセージ配信 LINE公式アカウンアカウントを友だち追加したユーザーに対してメッセージを配信する機能です。
LINEチャット 企業・店舗とユーザーがトークルーム上で、1対1でチャットできる機能です。
ショップカード 来店や購入金額などに応じてスタンプを付与できるショップカードを作成・管理する機能です。
クーポン 商品購入やサービス利用の際に使用できるクーポンを作成・管理する機能です。
リッチメニュー 外部サイトのリンクやクーポン画像などを設定し、画面の下部にメニューとして表示させる機能です。
プロフィール 企業・店舗のイメージ画像や紹介テキストのほか、営業時間やアクセスなどユーザーが知りたい情報を掲載できる機能です。
ステップ配信 友だち追加やサービス利用から〇日後など、ユーザーの行動に基づいてメッセージを自動配信する機能です。
応答メッセージ あらかじめ設定したキーワードなどを基に、友だち追加したユーザーに自動でチャットを返信する機能です。
LINEコール ユーザーからの音声通話やビデオ通話を受信できる機能です。 (※企業・店舗側からの発信不可)
リサーチ アンケートを作成し、友だちに対して配信できる機能です。
LINE VOOM タイムラインに動画を中心に、写真やテキストを投稿できる機能です。 (※友だち以外にも情報を見てもらえる可能性があり、メッセージ通数に関係なく利用可)
メンバーシップ 月額課金しているユーザーに対して、本機能限定のメッセージや特典を配信できる機能です。
  • 上記は無料で使える機能の一部を抜粋したものです

LINE公式アカウントの諸機能について、さらに詳しく知りたいからは以下のコラムをご覧ください。

4.LINE公式アカウントの無料プランで効率化できること

LINE公式アカウントは無料プランであっても使える機能が豊富で充実しています。うまく活用すれば、これまでかさんでいた作業時間や業務にかかるコストを削減することが可能です。以下にいくつか例を挙げてみます。

4-1.ポスティングや折り込みチラシの配布

ポスティングや新聞折り込みチラシは、地域の居住する方に確実にリーチできるというメルットがある反面、配布できる枚数に限界があることや、制作からの配布までのリードタイムが長いなどのデメリットもあります。

 

LINE公式アカウントの「メッセージ配信」を使えば、ポスティングや新聞折り込みチラシと比べ、格段に少ない手間で友だち追加してくれたユーザーに直接情報を届けることができます。

4-2.電話での予約や問い合わせ対応

店舗にかかってくる電話はユーザーと会話できる貴重な手段であるものの、ピーク時や営業時間外にかかってきた場合には対応できず、機会損失につながってしまう可能性もあります。

 

LINE公式アカウントの「LINEチャット」を使えば、空き時間にまとめてユーザーからの問い合わせに返信することができます。やりとりが文字として残るためいつでも見返すことができ、電話でありがちな聞き違いや、それに伴うトラブルを未然に防ぐことも可能です。

4-3.紙のショップカードやスタンプカードの発行

店舗では、ショップカードやスタンプカードを発行しているケースが多くあります。

 

LINE公式アカウントの「ショップカード」を使えば、従来のような紙のカードを使うことなく、来店したユーザーや商品の購入者に対してLINE上でポイントを付与することができます。これにより、ユーザーはカードを持ち運ぶ手間がなくなるので、「カードを忘れたのでポイント付与してもらえない」「いくつものカードで財布がかさばる」といった事態を避けられます。

企業・店舗側にとっても、カードの発行にかかる費用を削減できるほか、ポイントの有効期限をLINE上でユーザーに通知する機能もあるので、再来店を促すこともできます。

4-4.紙やデジタルクーポンの発行

ショップカードやスタンプカードと同様に、LINE公式アカウントの「クーポン」を使えばLINE上でクーポンを発行・配布可能です。

これにより企業・店舗は紙のクーポン、他のサービスでデジタルクーポンを準備する必要がなくなるほか、クーポンの利用期限やキャンペーンのお知らせをLINE上で行える点も有用です。

4-5.店舗独自のWebサイトの運営

近年、企業・店舗が独自のWebサイトを運営するのが一般的になりました。しかし、ドメインやサーバーを準備したり、Web作成ツールの利用料がかかるなど、さまざまなコストがかかります。

 

LINE公式アカウントのプロフィールには、基本情報として「紹介文」「営業時間」「予算」「電話」「Webサイト」「予約」「支払い方法」「設備」「住所」「地図」などを設定することができます。さらに、これらの情報はLINE上だけでなく、パソコンからも検索表示させることができるので、LINE公式アカウントの「プロフィール」をWebサイト代わりに使って、ユーザーに企業・店舗の情報を知ってもらうことができます。

4-6.運用状況や効果の分析

分析機能を使えば、LINE公式アカウントの運用効果をさまざまな指標で確認することができます。

 

友だちの追加数、配信メッセージの開封率、(配信したメッセージ内にある)リンクのクリック数などを知ることができ、これらの分析結果を活かして、LINE公式アカウントをより効果的に運用するための改善策を考案できます。

 

以上のように、従来、さまざまなコストや手間がかかっていたユーザーへのアプローチ方法を無料プランであっても効率化できるのは、LINE公式アカウントを利用する大きなメリットといえます。

 

一方、「無料プランと有料プランの違い」でも説明したとおり、各料金プランには毎月送信できる無料メッセージ通数に上限があり、無料の「コミュニケーションプラン」と有料の「ライトプラン」では追加のメッセージ配信ができません。無計画にメッセージを送信してしまうと、月末に重要なメッセージを送信できなくなってしまう可能性があります。

 

そのため、無料プランを利用する場合は月内に配信したいメッセージ内容に優先順位を設け、計画的に情報発信できるよう特に意識しましょう。

5.無料プランか有料プランか迷ったら

無料プランと有料プランで迷った場合、まずは無料プランでLINE公式アカウントを開設することをおすすめします。

 

無料プランから始めて友だちの数が増えると、送信するメッセージ数も増えていきます。無料プランの上限では足りないと感じたら、そのタイミングで有料プランに切り替えるのが良いでしょう。

 

月額プランの変更についてマニュアルはこちら

 

また、下記の「売上シミュレーター」を使い、現段階でのおすすめプランを調べることもできます。プラン選びに失敗するリスクが減るため、月額プランを検討中の方は、ぜひ事前に確認してください。

 

LINE公式アカウント 売上シミュレーターはこちら

6.LINE公式アカウントを無料で開設する

本記事ではLINE公式アカウントの無料プランについて、有料プランとの違いや使える機能、利用によって効率化できることなどを解説しました。

 

LINE公式アカウントは、パソコンかスマートフォンが手元にあればすぐに開設できます。無料プランの場合、毎月配信できる無料メッセージ通数は200通という制限はあるものの、上手に活用すればさまざまな業務・作業を効率化でき、集客や販促、商品・サービスの認知拡大、既存の業務にかかるコストの削減効果などが見込めます。

 

まだLINE公式アカウントを利用していない方は、ぜひお早めに開設をご検討ください。

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