調査
公開日:2017.12.16
【LINEリサーチ】オリンピック/パラリンピックに関する調査(2017年10月実施)
LINEリサーチ
今回は、いよいよ開催まで残り1,000日を切った、2020年に東京で開催されるオリンピック/パラリンピックについて調べました。その結果をご紹介します。
◆Summary◆
②経済効果を期待する一方で、テロの発生や予算圧迫、治安の悪化への不安も
③セレモニーでは「開会式」、競技では「体操」「水泳」に注目&メダル期待度大
①オリンピックまでまだ3年の2017年10月。すでに7割の人が“楽しみ”
調査を行った2017年10月の時点で、7割もの多くの人が2020年に東京で開催されるオリンピック/パラリンピックを「楽しみ」と感じています。東京都と東京都以外の地域に住んでいる人の間に差がないことから、日本全国で楽しみにしている人が多いといえます。
また、60代で楽しみだと回答する割合が最も高くなる傾向です。
この世代は東京オリンピック(1964年)を経験している世代でもあるため、初めての開催であった1964年大会の思い出を踏まえて、2度目の東京でのオリンピックを楽しみにする気持ちが強いのかもしれません。
次に、この大会の観戦・視聴方法(予定)を見てみましょう。リオ大会以前に比べて「競技会場・試合会場に行って観戦する」が第2位に浮上します。
また、東京都に住んでいる人では約半数、東京都以外の地域でも3割の人が「競技会場・試合会場に行って観戦したい」と考えています。
②経済効果を期待する一方で、テロの発生や予算圧迫、治安の悪化への不安も
多くの人が楽しみにしている2020年の大会ですが、大会の開催にどんなことを期待しているのでしょうか。
全体では1位「経済効果・景気回復」、2位「精神的な充実」、3位「インフラ整備」ですが、男性はインフラの整備が上位に、女性は精神的な充実や間近で観戦できる機会が上位となり、男女で微妙に差があるようです。
その一方で、不安なこととして、テロの発生や財政圧迫、ゴミ問題や治安の悪化を危ぶむ声が大きいのが現状です。
近年、世界的にもテロが身近な脅威として認識されるようになり、加えて来訪者が増えることによるマナーや秩序の悪化が懸念され、犯罪・テロ対策を望む声が強いことがわかります。世界的な大会への期待値は高いものの、混乱や犯罪を最小限にするように備えていくことが求められているといえます。
③セレモニーでは「開会式」、競技では「体操」「水泳」に注目&メダル期待度大
続いて、具体的にはどのようなセレモニーや競技が楽しみにされているかを見ていきましょう。
大会のオープニングを飾る開会式は各国からの注目度も高く、不動の1位です。開会式、体操、水泳は女性のほうが楽しみ度合いが高く、男性では普段から人気の高い野球やサッカーが上位にランクインしています。
次に、日本のメダル獲得が期待されている競技を見てみましょう。
楽しみにしている競技で上位の体操や水泳に加え、メダル獲得の実績がある柔道があげられています。
また、2020年の大会から追加となった種目5競技でみてみると、野球、ソフトボール、空手がTOP3です。今大会から復帰種目となった野球やソフトボールは、過去大会で何度もメダルを獲得していることもあり、期待が寄せられているようです。
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【調査について】
- LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
- 調査対象:日本全国 15~69歳男女
- 実施時 期:2017年10月19日~27日
- 有効回収数:522,827サンプル
- 性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
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