【LINEリサーチ活用事例】 携帯各社の新プラン利用意向調査(1問スクリーニング利用)
今回は、LINEリサーチのライトコースを利用して、20歳~59歳の男女800名を対象に「携帯各社の新プラン」に関する調査を実施しました。
この調査は、スクリーニング調査で「携帯各社の新プラン」の利用意向がある人を事前に絞り込みました。
本コラムでは、ライトコースで実施可能なスクリーニング調査を調査事例を交えてご紹介します。
目次
2. 携帯各社の新プランについての調査結果・グラフ
1.ライトコースで出来るスクリーニング調査とは
1-1. なにができるの?
ライトコースには、対象者を絞り込むターゲットオプションが用意されています。
このターゲットオプション以外で対象者を絞り込みたい場合はスクリーニング調査が必要となります。
スクリーニング調査は、本調査参加者を絞り込むために、本調査の前に実施する事前調査です。
ライトコースのスクリーニング調査で実施できるのは以下のようなパターンです。
①対象者条件がシンプルな調査
「普段自転車に乗っている人」「毎日料理をする人」といったようなシンプルな条件設定をお願いします。
②調査対象が狭すぎない調査
調査対象が全体の何パーセント程度いるかを示す指標を調査用語で「出現率」といいます。
この「出現率」が1%~30%程度が見込まれる調査を推奨しています。
※ "複数条件の掛け合わせ" や "事前調査結果での割付" には対応しておりません。
※ 出現率1%未満の調査については、ライトコースでは実施することが難しい場合があります。
事前に実施可否をお伝えいたしますので、本調査サンプル数と共にお見積り時にお知らせください。
※ 料金についてはこちらをご確認ください。
1-2. 実際に行った調査実施例
2021年1月に、3大携帯キャリアから発表された新料金プラン(2021年3月開始予定) に関する調査を実施しました。
▼調査概要
スクリーニング条件:携帯各社の新プランの契約を検討している人
基本属性条件 :20代~50代、男女、全国
本調査サンプル数 :800サンプル
想定出現率 :20%
調査期間 :2021年1月26日(火) ~ 2021年1月29日(金)
「新プラン契約意向者」に絞り込んだ調査をしたい場合、通常のライトコースでは最大200人程度にしか聞くことができませんでしたが、今回スクリーニング調査をすることで、800人を超えるアンケート回答を得ることができました。
以下、本調査事例を結果と共にご紹介しますので、是非ご覧ください。
2. 携帯各社の新プランについての調査結果・グラフ
2-1. 契約を検討している人の割合は?
スクリーニング調査では対象者を絞り込むために、「携帯大手3社から発表された新料金プラン(3月スタート予定)に契約する予定はありますか?」と質問を行いました。
その結果「申し込み予定あり(選択肢1-3) 」の人は26.5%となりました。
本調査では、このスクリーニング条件の合致者の中から約800名に、新料金プランに関するアンケートを実施しました。
※ご注意
・スクリーニング調査の結果は本調査完了後にメールにてお知らせいたします。
・スクリーニング調査のローデータ提供は行いません。
2-2. 契約する上での不安なことは?
まだ情報の少ない携帯各社の新プランですが、契約するにあたり不安に思うことについて聞いてみました。
全体では「手続きの方法がよくわからない」「手続きやサポートはすべてオンライン」の割合が3割強となりました。また世代別にみてみると「手続きやサポートはすべてオンライン」は20代の21.5%に対し、50代では42.3%と倍近くの人が不安に思っている結果となりました。年代が上がるにつれ、不安に思う方が増えることがわかります。
※集計結果の画像はライトコース「Tableau集計」機能を利用しています。
2-3. 新プラン情報の認知経路は?
2021年1月にドコモからの発表後、各社から相次いで新料金プランの発表がありましたが、その新料金プランの情報をどこで知ったか(認知経路)について尋ねてみました。
全体では「テレビ」が72.8%と7割以上の人がテレビを情報源としているようです。また「インターネットのニュース」も44.7%と半数近くの回答が集まりました。
世代別にみてみると、20代は他の世代に比べ「テレビ」経路での認知が少なく、反対に「SNS・ブログ」経路での認知が高いことが見てとれます。また、50代のみ「新聞」での認知が17.2%と他の年代よりも高い結果となりました。
2-4. どのプランが人気?現在契約しているキャリアとの関係は?
ここでは「契約を検討している新料金プラン」と「契約を検討した理由」それぞれを「現在メインで使用している携帯キャリア」別にみてみました。
現在3大キャリアを利用している方は、同じキャリアが提供する新料金プランの契約意向が高いことが伺えます。ただし、現ソフトバンクユーザーがドコモのahamo(アハモ) を検討している割合は13.2%と比較的高い結果となっています。
また、3大キャリア以外の回線利用者は、いずれahamo(アハモ) の利用意向が高く、ドコモの訴求の強さが伺えます。
つぎに「契約を検討した理由・きっかけ」についても契約中のキャリアごとにみてみました。
3大キャリア契約者では「料金の安さ」が8割以上となり、「データ容量(20GB/月)で十分」は約4割となりました。それ以外の回線利用者は、料金やデータ容量以外に「通信速度の向上」を期待しているようです。
2-5. ユーザーが望むサービス・オプションは?
今後、携帯各社に提供してもらいたいオプションやサービスについて尋ねてみました。
任意の自由記述だったにもかかわらず、300名を超える方から、最大103文字のご意見をいただくことができました。
ここで内容すべてを紹介することはできませんが、以下のような意見が多くあがっていました。
・月額制で特定のサービス通信料をカウントフリーにしてほしい
・プラン内容をわかりやすくしてほしい
・オプションは必要ないので基本料金を安くしてほしい
・長期利用者がより優遇される制度がほしい
3. スクリーニング調査実施にあたって
3-1. 依頼の方法
現在、ライトコースでのスクリーニング調査はすでにアカウントをお持ちのお客様を優先的に、メールにてご案内しております。
今後アカウント申請を検討されている場合は、近日中にマイアンケートツール上より専用フォームをご案内しますので、まずはアカウント申請をお済ませください。
ライトコースでのスクリーニング調査実施までの手順は以下の通りです。
【1】専用の見積り依頼フォーム(※)に対象者条件・出現率・本調査回収サンプル数などをご入力ください。
【2】1営業日以内に、事務局より実施可否ならびにスクリーニング調査の費用をお知らせします。
【3】メールにて案内する調査ファイルに設問情報を記載の上、マイアンケートツールよりご入稿ください。
【4】弊社オペレーターにて、画面作成からスクリーニング調査の実施まで行います。
【5】スクリーニング調査完了後、お客様にてアンケート公開を行います。
※2021年2月現在、メールにて個別にご案内いたしております。
3-2. 実施フローおよびスケジュールイメージ
今回の調査は「LINEリサーチ ライトコース」で実施しました。
スクリーニング見積から本調査までのフローおよびスケジュールは以下の通りです。
※ 上記は参考事例となります。サンプル数や回答対象者の条件によって回収のスピードは異なります。
※ 調査票に不備がある場合は差し戻しとなるため、すぐに対応できない場合もございます。
3-3. お問い合わせ
LINEリサーチの「ライトコース」は、早く、リーズナブルな価格でスマホユーザーにLINE上でアンケートが実施できるセルフ型コースです。
集まった回答データは、Tableauを活用した集計機能により、直観的に操作、簡単・スピーディーに結果を確認できます。
スマートフォン調査をお考えの場合は、お気軽にこちらからご相談・お問合せください。
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