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自分の中のアンコンシャス・バイアスをチェック!
アンコンシャス・バイアスとは、「無意識の偏見や思い込み」を意味します。少なからず誰もが持っているものですが、無意識であるが故に自覚することは困難です。そこで、自分の中のアンコンシャス・バイアスに気付くきっかけになるよう、さまざまなシチュエーションに沿って具体例を紹介します。
本コラムは、仕事や生活の中でアンコンシャス・バイアスを意識するきっかけとなるような事例をまとめたもので、類似するクリエイティブを否定するようなものではございません。多様な表現や考え方があり正解があるものではないことから、DE&Iの尊重された広告について、皆さまと一緒になって推進していく機会となれば幸いです。
アンコンシャス・バイアスチェック
1.アンコンシャス・バイアスチェック(生活編)
事例①
チェックポイント
- 高齢者がスマホを使いこなしているのに対して「すごい」という反応
- 若者はみんなデジタルに強いと考えてしまう
など、新しいものへの興味関心や得意不得意を年齢だけで決めつけていませんか?
事例②
チェックポイント
- 男の子には青い商品、車などのプレゼントを選ぶ
- 女の子にはピンクの商品、ぬいぐるみなどのプレゼントを選ぶ
など、性別によって喜びそうなものを決めつけてしまっていませんか?
事例③
チェックポイント
- 日本語が上手であることに驚いた
など、容姿だけを見て判断していませんか? 容姿が外国人に見えても、日本生まれ・日本国籍の場合もあります。
事例④
チェックポイント
- バスケットボールやバレーボールをやっていた経験があるか尋ねた
など、相手の体型だけを見て、その人の趣味・嗜好(しこう)を決めつけてしまっていませんか?
2.アンコンシャス・バイアスチェック(仕事編)
事例①
チェックポイント
- エネルギッシュで体力がある(そのため、残業しても問題ないなど)
- 新しい物事でも吸収スピードが早い
など、「若いから」という先入観で、その人の体力や能力などを決めつけてしまっていませんか?
事例②
チェックポイント
- ハラスメントがあるとすれば、上司が加害者だと考える
など、ハラスメントは「上司が部下に対して行うもの」という印象を持っていませんか?
事例③
チェックポイント
女性は理系が苦手、理系は基本的に男性という先入観を抱いていませんか?
事例④
チェックポイント
- 復帰直後で家庭も大変だろうから、業務量を減らそう
など、本人の意向を確認せずに調整を行っていませんか?良かれと思っていても、本人はもっと仕事をしたいと考えている場合もあります。
3.アンコンシャス・バイアスチェック(広告編)
事例①
チェックポイント
夫婦共働きや主夫である家庭も増えてきた中、女性が家事をするのが当たり前だと解釈できるような表現をしていませんか?
事例②
チェックポイント
ホワイトカラーの人々を起用して「安定・憧れ」という先入観で広告を表現していませんか?
アンコンシャス・バイアスを持つこと自体が悪いわけではありません。問題なのは、気付かないうちに決めつけたり、他者に押しつけたりしてしまうことです。アンコンシャス・バイアスに気付くことで、人との関わり、広告での表現、世の中でどう受け取られるのかを俯瞰して考えられるようになります。
広告はアンコンシャス・バイアスを植え付けてしまう懸念があるものです。制作の際にも自分だけの考えやイメージで進めるのではなく、多くの意見を持ち寄った上で進めることが重要です。
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