運用テクニック
公開日:2023.02.07
STEP1 基盤構築|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」
Yahoo!広告
検索広告
ディスプレイ広告(運用型)
Yahoo!広告の効果を上げるための運用手法「六連」。広告運用における重要なステップとKPIを6パートに分類し、広告効果を上げるための運用手法をご紹介します。 「STEP1:基盤構築」では、アカウントの構造をシンプルにして基礎的な機能を使いこなすことで、機械学習による最適化がかかりやすいアカウントの基礎土台を構築します。
基盤構築における重要指標
1つ目のステップ、基盤構築で重要となるKPIは下記の4つです
エンティティ数を絞った理想的なアカウント構造とは?
現在の検索マーケットにおいて、最大のパフォーマンスを発揮するためにはアカウントの構造と基礎設定がとても重要です。
アカウント構造と基礎設定のポイント
- インプレッション分散を防ぐため、不要なキャンペーン・広告グループ(エンティティ)分けをせず、機械学習による最適化がかかりやすい状態で配信を行う
- 広告の品質を正しく算出し広告改善を行いやすくするためには、広告の実績を十分に蓄積して統計的に評価できる状態にする
アカウント構造で、重要なのは「コンフリクトの回避」です。コンクリフトとは同一の検索クエリーに複数の登録キーワードが反応する状態で、アカウント内でインプレッションの分散が起こり、広告の品質が正しく算出されない恐れがあります。
インプレッションの分散を避けて、成果が良い広告に表示機会を集めていくことが重要です。コンフリクトを防ぎ、正しく品質が計算されることで、配信の最適化、自動入札の精度向上につながります。同じ訴求軸のキーワードを1つの広告グループにまとめ、対象外キーワードを活用しましょう。
≫アカウント内のキーワード選出の仕組み
「ユニーククエリー」を意識したキーワード構成
「ユニーククエリー」とは、検索クエリーに対して1つの広告グループのキーワードのみが反応し、インプレッション分散が発生していない状態を指します。
下記の図のように、マッチタイプなどの影響で同一のキーワードが登録されていなくても、インプレッション分散が発生している可能性があります。同じ軸のキーワードは1つの広告グループにまとめる、対象外キーワードの登録をするなどの対策をしましょう。
広告表示アセットの設定で広告配信時の効果を最大化
設定可能な広告表示アセットを全て活用することで、広告に加えて詳細な情報掲載ができます。また、広告の占有面積が大幅に広がって、広告効果の向上が見込めます。
クイックリンクアセット、テキスト補足アセット、カテゴリ補足アセットの3つを網羅的に設定することで、クリック率がPCで64%、スマートフォンで27%アップ(※)するなど、広告効果向上が見込めます。
適切な予算設定でインプレッション損失を最小限に
キャンペーン予算(日額)の設定金額が配信機会に対して十分ではない場合、配信機会の損失を発生させるだけではなく、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。本来のご利用金額に対して、予算設定が十分かご確認ください。 ≫インプレッションシェアとインプレッションシェア損失率について
STEP1 基盤構築まとめ
- インプレッション分散を防ぐ
不必要なエンティティ分けをしない、ユニーククエリー率100%を目指す - 広告表示アセットを設定する
抜け漏れを無くして、ご利用金額比率100%を目指す - 機会損失を回避する
インプレッション損失率(予算)0%を目指す
≫六連_Yahoo!広告 推奨運用手法(検索広告)PDF資料ダウンロード
※注意事項
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- 例示している画面はイメージです。
- 例示している組織・団体名、数字は架空のものです。
写真提供:アフロ
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