運用テクニック
公開日:2016.03.28
広告が掲載されていない・インプレッションが少ない時のチェックポイント
検索広告
1.まずは、広告の配信状況を確認しましょう
広告とキーワードの配信状況を確認し、原因を探します。
(1)広告の配信状況の確認
広告管理ツールで検索広告のアカウントを表示、サイドメニューで確認対象とする階層(キャンペーン、広告グループなど)をクリックします。一覧にある「配信状況」欄を確認します。
画像をクリックすると大きく表示されます
(2)キーワードの配信状況の確認
「キーワード」をクリックして、キーワードの配信状況を確認します。配信状況に何も表示されていなければ、キーワードは掲載可能な状態です。
広告が掲載されていない、インプレッション数が少ない場合は、以下が考えらます。
2.広告が掲載されていない理由
(1)配信設定が「オフ」になっている
(2)アカウント残高がゼロになっている
(3)広告文やキーワード審査中になっている
(4)広告予算や入札価格が低い
(5)キーワードの検索数が少ない
(6)ターゲティングや対象外キーワードを過剰に設定している・マッチタイプが「完全一致」
(1)配信設定が「オフ」になっている
配信設定を「オン」にしましょう。
●配信状況を確認→オフの項目がある場合はオンにします。 ≫ 広告の配信設定(オン/オフ)の変更 ≫ 広告グループの配信設定(オン/オフ)の変更 ≫ キャンペーンの配信設定(オン/オフ)の変更 ≫ アカウントの配信設定(オン/オフ)の変更 |
(2)アカウント残高がゼロになっている
アカウント残高が「ゼロ」だと広告は配信されません。アカウントへ入金しましょう。
●検索広告のアカウント残高が0(ゼロ)になると、広告掲載がストップしてしまいます。 広告管理ツールには掲載終了までの予想日数の参考値が表示されますので、余裕を持って入金しましょう。 ≫ アカウント残高を確認しましょう ≫ お支払い方法と入金手順(銀行振込/クレジットカード) |
(3)広告文やキーワード審査中になっている
広告文やキーワードが審査中の場合、広告は配信されません。
●審査状況を確認→審査完了以外の場合は、審査状況の詳細を確認します。 ≫ 審査状況の確認方法 |
(4)広告予算や入札価格が低い
予算の増額や入札価格設定を見直してみましょう。
●設定している予算が少ないことが原因で一日の予算をすぐに消化してしまい、広告が表示されなくなってしまうことがあります。また、入札価格が低すぎるために、インプレッションが発生しない場合があります。 【対処法】 ・予算(広告費)を見直す 同業種や同じキーワードで検索して競合他社の広告が多く出ている場合は、自社の広告を表示させるためにも、ある程度の予算が必要です。広告効果を得られる月額広告予算の目安として、3万円以上をおすすめします。設定としては、1日の予算(キャンペーン予算日額)を変更します。月額の予算を30.4日で割った金額を100円単位で設定してください。 ・入札価格を上げるor下げる 入札価格が高過ぎるとクリック単価も高くなり、すぐに残高切れになる場合があります。低すぎてもインプレッションが発生しないことがあり、入札価格の調整はまさにインプレッションにおける生命線とも言えます。適切な入札価格の設定を行いましょう。 「1ページ目掲載に必要な入札価格」を参考に入札価格を調整してください。 ■■そのほか設定が間違っている例■■ 入札価格と日額予算を同額で設定してしまっている 「入札価格」は1クリック(ユーザー1人の集客)あたりに支払う金額の上限額です。 対して「1日の予算」は1日単位の検索広告の予算額です。 「入札価格」と「1日の予算」を同額に設定した場合には、1日1クリック(1日に1人の集客)しか獲得できません。 1日の予算÷1日の目標クリック数=入札価格 の状態に設定し直してください。 |
(5)キーワードの検索数が少ない
商材と関連性の高いキーワードを選びましょう。
●キーワードの検索数が少ないと、比例して広告の表示機会が少なくなります。 【対処法】 「検索クエリー」から最適なキーワードを選択しましょう 「検索クエリー」でインターネットユーザーがあなたの広告にたどり着いた実際の検索語句を確認できます。これをもとに商材に関連性が高い語句をキーワードとして登録できます。 「キーワード候補」から最適なキーワードを選択しましょう 「キーワード候補」は広告主様のサイトで販売している商品やサービスに関連する語句を基に、候補となるキーワードを表示します。より効率よく効果的なキーワードを選択できます。 また、キーワードの追加の際にはキーワード選びはユーザーの目線で! 7つのチェックポイントもご参考ください。 |
(6)ターゲティングや対象外キーワードを過剰に設定している・マッチタイプが「完全一致」
設定しすぎて、逆に機会損失を招いていませんか?
●各種ターゲティングや対象外キーワード、マッチタイプ設定は便利な機能ですが、設定のしすぎは広告表示機会を減少してしまう恐れがあります。 【対処法】 ターゲティング設定を見直す ターゲティングで配信対象を絞り込むことで、予算の消化を抑えると同時にその地域やデバイスでの広告の表示機会を増やすことができますが、最初からたくさん設定してしまうと、十分なインプレッション数が得られない場合があるため、徐々に設定していくことをおすすめします。 ≫ [ターゲティング設定]を見直し、コンバージョン率を上げる ≫ ターゲティング ≫ デバイスターゲティング ≫ 地域ターゲティング ≫ 曜日・時間帯ターゲティング <注意!>地域ターゲティングを利用し、地域名を含んだキーワードのみを設定しているパターン 特定の地域に広告を配信する目的で地域ターゲティングを利用し、 「地域名を含めたキーワード」を設定した場合には、「地域名を含まないキーワード」も合わせて登録することをおすすめします。 地域ターゲティングを設定した場合は、すでに配信対象がその地域のネットユーザーに絞られています。その地域のユーザーが地域名を入れないで検索した場合にも広告を表示し、広告表示の機会を逃さないようにしましょう。 ・マッチタイプは「部分一致」で運用する 「完全一致」での運用は、広告を配信する対象を意図せず狭めてしまいかねず、大きな機会損失を招いてしまう可能性があります。 まず「部分一致」を設定して広告の表示機会を広げ、その中から不必要な検索クエリーを「対象外キーワード」として設定するようにしましょう。 ≫ [キーワードのマッチタイプ]は部分一致で運用する ≫ マッチタイプについて 対象外キーワードを見直す キャンペーンや広告グループに設定されている対象外キーワードが原因で広告が表示されない場合があります。余分なキーワードが登録されていないかを確認しましょう。 対象外キーワードを登録する際には、検索クエリーに共通して含まれるような基本的な単語(自社の商材・サービスを表す単語・それらを形容・修飾する単語)まで含んでいないか、注意が必要です。それらを登録してしまうと、大幅にインプレッションが減少してしまう可能性があります。 ≫ [対象外キーワード]を設定してコンバージョン率を上げる ≫ 対象外キーワードについて ≫ 対象外キーワードツール |
※注意事項
- 掲載している内容はページ作成時点の情報です。機能や仕様は予告なく変更される可能性がありますので、ご了承ください。
- 例示している画面はイメージです。
- 例示している組織・団体名、数字は架空のものです。
写真提供:アフロ
この情報は役に立ちましたか?