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ヤフーは広告をどう審査しているのか? 2つの目で見る審査とは
出稿の際に広告主の皆様が気にされている広告の"審査"。先日公開した「広告主必見!違反の多い広告掲載基準とは?」では、広告の非承認理由で最も多い表現を、具体例を挙げて解説しました。今回は、普段なかなか紹介することのないヤフーの広告審査について、担当者の竹内 朋子と盛城 有代に話を聞きました。
ヤフーではどのタイミングで広告の審査をしていますか?
竹内:入稿された広告に対し、掲載前および掲載後に審査をしています。遷移先サイトにおいて、情報が更新される可能性や世情の変化等も踏まえ、随時広告をウオッチしています。
どのように審査していますか?
盛城:ヤフーでは、「人の目」だけでなく、「システム」も併せた2つの目で審査しています。「システム」での審査は非常に複雑な仕組みで、かつ多くのノウハウが必要とされますが、膨大な広告入稿に対応できるよう常に見直しを図っております。
一方、「人の目」の審査では、インターネットユーザー(以下、ユーザー)と広告主の両方のニーズを満たすよう、人間の感覚を重視し、独自のガイドラインについてトレーニングを積んだ専門の担当者が、実際の端末を使って審査しています。現在のコロナ禍におけるリモート体制の中でも、これら2つの手法を組み合わせて、通常時と変わらない24時間体制での広告審査を継続しています。
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※写真は新型コロナウイルス感染拡大前に撮影したものです。
システムだけに頼らず、人の目でも審査するのはなぜですか?
竹内:一義的な判断はシステムでも可能です。ただ、広告内容の虚偽や誇張を避けることや、ユーザーに対して不快感を与えないこと、また、ユーザーの意図により合致した広告を掲載するためには、細かいニュアンスに対する判断も大切になってきます。そのため、ユーザーの視点に立ち、人の目ならではの審査をすることを重視しています。
人の目で見ることの難しさは?
盛城:ヤフーでは、専門知識を有する担当者が審査を行っていますが、その知識の維持・向上のためにも、定期的に判断結果の評価を行い、広告の品質を担保しています。その担当者間でも判断が分かれるおそれのある部分に関しては、複数人で意見交換しながら判断のすり合わせを行います。例えば、下図のようにユーザーに不快感や嫌悪感を与えるような広告は、ユーザーの捉え方がさまざまでその判断が難しいため、特に留意しています。
広告の審査をする上で心がけていることは?
竹内:まずは掲載している広告内容に、違法薬物、武器、アダルト商品の販売など、違法なものや広告掲載することにより重大なリスクのあるものが含まれていないかどうかを見ています。より安心してYahoo! JAPANを利用していただけるような広告の審査を心がけています。
盛城:また私たちは、老若男女誰しもがユーザーであることを念頭に、広告がユーザーに不快感を与えるような内容でないかどうかについて、常に客観的な視点を心がけています。そして、検索したキーワードや興味関心に見合った内容であるかどうかという、ユーザビリティーの観点も大切にしています。
最後にお2人から、今後の抱負をお聞かせください。
竹内:今後もすべての皆様に安心してYahoo! JAPANをご利用いただけるよう、個々人のスキルを向上させつつ、人工知能(AI)などの新規のシステムソリューションも併用しながら、真摯(しんし)に広告審査に対応していきたいです。
盛城:コロナ禍で社会が揺れ動いている今、インターネット広告には、今まで以上に安全性・信頼性が求められていると感じています。広告主にもユーザーにも、誠実に向き合いたいと思っています。
広告掲載基準に基づいたヤフーの広告審査について、詳しくは以下から解説動画をご覧ください。
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