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ガイドライン・広告品質 公開日:2021.08.31

【広告実装ガイドライン違反事例】ユーザーにストレスを与えないインタースティシャル広告とは

Yahoo!広告

ヤフーではYahoo!広告 ネットワークパートナー(以下、パートナー)の皆様から、広告の実装について日々お問い合わせをいただいています。今回は、その中でも特に問い合わせが多い「インタースティシャル広告」について解説します。

インタースティシャル広告は、ウェブサイトやアプリのインターフェースにポップアップとして表示され、画面全体を覆う広告です。画面やページを切り替えるタイミングで広告が大きく表示されるため、ユーザーの目に必ず留まります。しかし、ユーザーの利便性を損なうような表示をしてしまうと、ストレスや不快感を与えてしまい、かえってサイトやアプリの利用率が落ちるなど逆効果となる可能性もあります。

Yahoo!広告では、ユーザーにストレスのない広告体験を提供するため、広告のフォーマットごとに煩わしさや不快感などの調査を行ったうえで、広告実装ガイドラインを策定して運用しています。とくにインタースティシャル広告など一部の広告フォーマットについては、ユーザーにストレスや不快感を与えることのないよう、個別に広告実装の規定を設けています。

 インタースティシャル広告について、具体的な規定と違反事例をご紹介します。日々の実装運用にぜひお役立てください。

インタースティシャル広告の実装違反事例

Yahoo!広告ではインタースティシャル広告について、ユーザーにストレスや不快感を与えることのないよう、ユーザーのコンテンツ閲覧を邪魔するものや意図しないクリックを誘発するものなど、どのような実装が不適切かを定めています。

1.広告の表示タイミングがユーザーの行動を阻害するもの

違反となる表示タイミングについては、ユーザーにフォーマット調査※を実施したうえで策定したルールとなっています。

※さまざまな広告の表示タイミングや時間、フォーマットなどを見てもらいアンケートに回答いただく調査方法

インタースティシャル広告は、ひとつのテーマに沿った一連の行動の開始前や終了後のタイミングで広告を表示する必要があります。ただし、サイトやアプリの訪問時や離脱時のタイミングで広告表示はできません。また、テーマに沿った一連の行動の最中に広告表示もできません。
 下記が、広告の表示タイミングについての違反事例となります。

(1)サイトやアプリなどの訪問時(SNSなどからの流入時を含む)

サイトトップページであっても中面記事であっても、また流入元がSNSや検索結果など何であっても、ユーザーの新規でのサイト訪問時の掲載はできません。また、アプリを新規に立ち上げた時の掲載もできません。
 まさにコンテンツを見ようとした瞬間、アプリを使い始めようとした瞬間の広告表示はユーザーにとって大変煩わしい状況となるためです。

(2)記事、漫画、小説などの閲覧中

新規訪問時のほか、「記事のページ送りを『次へ』と進めるたびに表示」される実装など、記事、漫画、小説などの閲覧中への実装も違反対象です。
 コンテンツの利用を妨げる挙動となるためです。

なお、インタースティシャル広告で実装可能なのは、動画再生前や再生後、ゲーム開始前や終了後、別カテゴリや別テーマ、別ページへの遷移時など、同サイト、同アプリ内での画面切り替え時、予約や申し込み完了時などです。

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2.「×ボタン等」の表示が適切でないもの

×ボタンが先に表示され、遅れて広告が表示される状況についても違反対象としています。コンテンツを読みたいのに広告が閉じることができない状況は、誤タップの誘発やコンテンツの利用を妨げる挙動と判断しています。
 下記が、主な違反事例となります。

(1)選択肢がないもの

広告のクリック、タップ以外で広告から離脱できる選択肢(「×」「閉じる」ボタン等)がないものは違反対象となります。

(2)選択肢はあるが色が薄いなど視認困難なもの

「×」「閉じる」ボタン等があったとしても、視認困難な場合も違反対象となります。

(3)選択肢はあるが規定サイズ(縦44ピクセル×横44ピクセル)より小さいもの

(4)選択肢はあるが広告に重なっているもの

インタースティシャル広告で実装可能と規定しているXボタン等の選択肢は、広告に被らない箇所に縦44ピクセル、横44ピクセル以上でわかりやすく表示し、ユーザーの意図しないクリックを誘発しないことが必要です。

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3.その他の違反事例

パートナー様からお問い合わせいただくことが多いのは上記1.2ですが、その他にも違反となる事例があります。

(1)1画面に複数の広告を表示

 意図しないクリックやタップを誘発する恐れがあるため、1画面に2個以上の広告を表示することはできません。

(2)広告が表示された状態でコンテンツを利用できるような実装

 これも意図しないクリックやタップを誘発する恐れがあるため、広告が表示された状態で、コンテンツ(広告の背景部分)のスクロールやタップができる実装はできません。

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広告の品質を守るために

インタースティシャル広告については2020年11月、JIAA(一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会)においても、広告フォーマットガイドライン(外部サイト)が制定され、ヤフーもこのガイドラインに準拠しています。

 インターネット広告が今後も信頼され続け、価値を感じてもらえるよう、業界一丸となって、適正な広告体験を目指していきたいと考えています。

 今回ご紹介した広告実装ガイドラインの制定など、ヤフーではインターネットユーザー、広告主、パートナーなど関係するすべての皆様にご満足いただけるサービスを目指し、透明性やクオリティー(品質)改善へのさまざまな取り組みを進めていきます。詳しくは以下をご覧ください。


※画像はイメージです。

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