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ユーザーが不快に感じる広告表現とは?~広告審査の現場より
2021年1月よりヤフーは、ユーザーの広告に対する不快度を図る指標に基づき、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型) PC版 ブランドパネルの掲載を停止するという運用を実施しております。ユーザーの快適な広告体験の実現を目指し、ユーザーからのご意見※1を反映したこの取り組みで、実際に掲載停止に至った件数は、1年間で414件※2でした。
ユーザーによって不快と感じる広告表現が異なるため、本取り組みでは主に「多くのユーザーが不快と感じる広告」について、掲載停止の運用を定期的に実施しております。では、どのような広告が掲載停止となったのでしょうか。
本稿では、ユーザーのご意見を基に実際に掲載停止となった広告例を紹介した上で、ユーザーを不快にさせない広告作成・運用のヒントをお伝えします。
掲載停止となったのはどのような広告?
前述した通り、不快と感じる広告はユーザーによってさまざまです。そのため、不快度が高い広告がどのような広告であるのかを判定するのは簡単ではないのですが、ユーザーのご意見をまとめると主に以下のようなパターンが見えてきました。
1.色遣いがビビッドな広告
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ユーザーの興味を引くために、ビビッドな色や反対色の組み合わせを使用して目立たせている広告が見受けられますが、ユーザーの意見を踏まえると、このような色遣いの広告は不快に感じる方もいるようです。
たとえば、右の改善例のように、パステルカラーなどの淡い色合いに変更することで、ユーザーの不快度が和らぐ可能性があります。
2.恐怖心をあおるような広告
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ユーザーによっては、ホラー要素がある画像について、恐怖を感じる方もいらっしゃいます。このように、ユーザーによって不快度に差があると推測できるようなクリエイティブの場合には、画像をイラストに変更するなどしてユーザーの恐怖心を軽減させるということも考えられます。
しかしながら、本来の目的から外れてしまうことも懸念されます。そのため、広告配信のターゲティング設定を変更するなどして、ユーザーの反応を見ながら広告を配信することをおすすめします。
3.性的な要素を含むクリエイティブを使用している広告
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イラスト、写真に限らず、女性のみのイメージを使用したクリエイティブを不快に感じる方が多いようです。特に女性の肌の露出度が高いような、性的な要素が組み込まれたクリエイティブに対しての不快度が高い傾向にあります。
商材にもよりますが、表現方法によってユーザーの反応も変わってきます。特に画像に関しては、改善例のように女性のイメージを露出度の少ないものとし、さらに明るく爽やかなイメージの色合いとすることで、不快度も軽減する可能性があります。
上記で挙げた例はあくまでも、この取り組みで掲載を停止した広告の一部となりますが、ぜひ参考にしていたき、今後の広告作成にお役立てください。
スマートフォンのブランドパネルも対象に
これまで本取り組みの対象商品は、Yahoo!広告 ディスプレイ広告 ブランドパネル PCのみとなっておりましたが、2022年2月14日より、ブランドパネル SPも対象となりました。こちらの詳しい運用方法については、以下をご覧ください。
本取り組みの実施により、ヤフーはユーザーの皆様のご意見を真摯に受け止め、反映していくことで、さらに「ユーザーに好かれる広告」の実現を目指します。
ヤフーでは、関係するすべての方にご満足いただけるサービスを目指し、今後も透明性や品質改善へのさまざまな取り組みに尽力いたします。その他の取り組みについては広告サービス品質向上のための取り組みをご覧ください。
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