メインコンテンツに移動
ガイドライン・広告品質 公開日:2025.02.12

Yahoo!広告の透明性確保|無効トラフィック対策で広告主を守る

Yahoo!広告

近年、広告主の間で「無効トラフィック」への認知度が急速に高まっています。JICDAQによるデジタル広告課題意識調査によると、無効トラフィックについて「ワードも内容も知っている」「ワードは知っているが、内容は知らない」「ワードは知らないが、内容は知っている」と回答した広告主の割合が前年の57.0%から71.1%に増加しました。中でも、無効トラフィックの「ワードも内容も知っている」と答えた広告主の割合は、前年の26.9%から36.7%へと増加しています。

 

本コラムでは、LINEヤフーにおける「無効トラフィック」対策について紹介します。

無効トラフィックの認知度(広告主)

無効トラフィックとは?

無効トラフィックとは、不正に広告費を搾取する「アドフラウド」と、悪意はないものの人ではないトラフィック(例:検索エンジンのクローラーによる自動クリックやビュー)を含むものです。どちらも、広告効果が得られないにも関わらず、正常なトラフィックに紛れて広告費用が不当に水増しされてしまう原因にもなります。

Yahoo!広告の無効トラフィック対策

近年、無効トラフィックを仕掛ける不正業者はグローバル規模で手口を巧妙化させているため、年々、見極めには高度な技術が必要となってきています。

 

Yahoo!広告では、LINEヤフー独自のロジックを用いた検知システムと、DoubleVerify社(以下、ダブルベリファイ)のPre-bid(広告配信前制御)検知システムを用いて、高度化する無効トラフィックに対して継続的に判定精度の向上に取り組んでいます。

 

1. 判定と対応の仕組み

ダブルベリファイのPre-bid検知

Yahoo!広告 ディスプレイ広告では、広告のリクエスト段階でダブルベリファイの技術を用いて、無効トラフィックを広告表示前にブロックしています。

クリック後の判定

広告が表示された後もYahoo!広告独自のロジックでトラフィックを精査し、無効と判断されたインプレッションやクリックについては費用が発生しません。これらはYahoo!広告の広告管理ツール上の数値にも反映されず、広告の機会学習にも影響を与えませんので、ご安心ください。

このように、複数の仕組みで無効トラフィックを検知し、広告主にとって安心安全なプラットフォームを提供するように努めています。

2. 透明性と成果

Yahoo!広告では前述した仕組みで無効トラフィックを検知しています。その中で無効クリックにおいて事前検知して非課金化処理を行った分を広告費に換算すると、以下の推移になります。 

 

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)非課金化処理推移:

●   2024年上半期 104億円
●   2023年下半期 100億円
●   2023年上半期 73億円
●   2022年下半期 83億円
 

2022年下半期からの非課金化処理金額の推移は上記のようになっており、時が経つにつれて無効クリック検知において非課金化された金額も増加しています。
2023年上半期以降の上昇分は、特定メディアを狙ったアプリ面での無効トラフィックが増加したことが大きな要因のひとつです。このように、増加した無効トラフィックに対してもしっかりと検知・非課金化を行い、広告主の不利益になることを防いでいます。

広告主との連携とLINEヤフーの対応

Yahoo!広告では、いくつもの段階を経て無効トラフィックを検知し、広告主から不要な費用をいただかないような取り組みをしています。また、広告主自ら無効トラフィックの計測ができる環境も提供しています。
広告主による計測の結果、万が一、疑いのあるトラフィックがあった場合は、当社内で再度調査を行い、改めて無効トラフィックと判断されたものに関しては非課金化対応をしています。

最後に

無効トラフィックやアドフラウドを狙う不正業者の手口は日々巧妙化していますが、Yahoo!広告では、リスクに対応するための取り組みを進化させています。広告主の皆さまが安心して広告出稿を行えるよう、透明性を重視しながら、さらなる改善に努めてまいります。


安心・安全な出稿を実現するYahoo!広告の取り組みについて、さらに詳しく知りたい方は以下「広告品質のダイヤモンドの取り組み」をご覧ください。

 

関連タグ:
#Yahoo!広告

この情報は役に立ちましたか?

ログイン