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効果的なホームページ集客方法は? 失敗の原因や集客力アップのコツを徹底解説
ホームページを作成したのに、思うようにアクセス数が伸びなくて悩んでいる担当者の方も多いのではないでしょうか。ホームページは公開して終わりではなく、集客にも力を入れなければなりません。
本記事では、ホームページの効果的な集客方法や、新たにホームページを作成するときのコツなどを徹底解説します。ホームページのアクセス数をアップさせたい方や、ホームページから売上アップなどにつなげたい方は、ぜひチェックしてみてください。
ホームページ集客の目的とは?
ホームページの集客をアップさせると、さまざまなメリットがあります。はじめに、ホームページ集客の目的やメリットを確認してみましょう。
認知拡大・ブランドイメージの向上
チラシや看板などと違い、ホームページはインターネットがあればどこからでもアクセスできます。そのため、ホームページを活用すれば、全国に自社のことを知ってもらうチャンスがあります。認知度が上がって売上を伸ばせると、ブランドイメージの向上にもつながります。
資料請求や問い合わせ数の増加
ホームページ上に専用フォームを設置しておけば、ホームページ経由での資料請求や問い合わせの増加が見込めます。その後の商品購入やサービス申し込みにつながる可能性があり、顧客と直接やりとりする機会を増やす効果もあります。
店舗集客の促進
ホームページから興味を持って、実際の店舗へ足を運んでくれる方もいるでしょう。ホームページに店舗の写真や駅からのアクセス方法を載せることで、店舗集客の促進効果も期待できます。
商品・サービス購入への導線
ホームページは、商品やサービス購入への導線にもなります。自社の強みや商品・サービスのメリットが伝わるホームページを多くの人に見てもらえれば、売上アップが見込めます。ECサイトに多くのユーザーを誘導すれば、全国に顧客を増やせるかもしれません。
商品・サービス購入を検討しているユーザーの後押し
商品やサービスの購入に興味を持つと、情報収集や他社製品との比較検討のためにホームページをチェックする人が多くいます。ホームページで商品・サービスの魅力やメリットをしっかり伝えられれば、購入を検討しているユーザーの後押しができ売上につなげられます。
ホームページでうまく集客できない6つの原因
ホームページを公開しても、集客がうまくいかないケースも少なくありません。ここでは、ホームページでうまく集客できない原因を6つ紹介します。自社のホームページに当てはまる部分がないか、チェックしてみてください。
そもそもホームページを見つけてもらえてない
ホームページをユーザーに見つけてもらえなければアクセス数は伸びず、当然ながら集客にも結びつきません。ホームページにアクセスするには検索エンジンで見つけるか、URLから直接アクセスする必要があります。
ホームページへ新規ユーザーを誘導するには、検索エンジンからの流入が代表的な手段です。しかし、競合サイトも多数存在するため、なかなか自社サイトを見つけてもらえないケースもあります。
ホームページの目的・ゴールが定まってない
ホームページの目的やゴールが定まっていないと、訪れたユーザーがその後のアクションを起こせません。商品の購入や資料請求など、明確なゴールにユーザーを誘導できなければ、せっかくアクセスしてもすぐにサイトから離脱してしまいます。
ターゲットを設定していない
ホームページ集客には、ターゲットの設定も重要です。年齢・性別・職業・家族構成などのターゲットを明確にしなければ、どの属性のユーザーにも印象に残りにくく、集客につながらないホームページになってしまいます。
見た目(デザイン)だけに力を入れている
「ホームページは見た目さえ良ければいい」と思っている方もいるかもしれません。デザインにこだわるのは悪いことではありませんが、情報の伝わりやすさや目的までの導線も重要です。見た目がきれいなホームページでも、ユーザーにとって使いにくければ集客につながりません。
自社商品・サービスの魅力を理解していない
ホームページから集客につなげるには、商品やサービスの良さをホームページ上でのアピールが大切です。そもそも自社商品やサービスのアピールポイントが明確になっていなければ、ユーザーに魅力が伝わるホームページは作成できません。
コンテンツの更新をしていない
ホームページ集客においては、コンテンツの定期的な更新も重要なポイントです。長い期間更新されていないホームページは、「もうサービスが終了しているのでは」「あまり利用されていない商品なのでは」と、ユーザーが不安になってしまいます。更新頻度が低いと、せっかくアクセスしてくれたユーザーも、すぐにサイトから離脱するかもしれません。
コンテンツが更新されているかどうかは、公開日や更新日、お知らせの投稿日時などから簡単にわかってしまいます。また、長い間更新されていないコンテンツは情報が古くなり、検索エンジンからの評価が下がって掲載順位が落ちる可能性もあります。
効果的なホームページの集客方法
ここまで、ホームページ集客がうまくいかない原因を紹介しました。ホームページ集客を成功させるにはどのような対策が必要なのでしょうか。次に、効果的なホームページの集客方法をみていきましょう。
無料の集客方法
ホームページの集客方法には、無料と有料の対策方法があります。まず、無料の集客方法から紹介します。
SEO施策
SEO(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)施策とは、検索エンジンで自社サイトが上位に表示されるように対策をおこなうことです。検索結果の上位に表示させることができれば、より多くの人に自社のホームページを見てもらえます。また、地図エンジンの検索結果で表示されるように対策をおこなうMEO(Map Engine Optimization=マップ検索エンジン最適化)も、近年注目されています。
自社でSEO施策に取り組む場合は無料ですが、コンテンツの企画やライティングを外注する場合は別途費用がかかる点に注意してください。
Yahoo!プレイスは、Yahoo! MAPなどヤフーの各種サービスで自社サイトをアピールできるサービスです。Yahoo!プレイスについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
「Yahoo!プレイス」について詳しく見る
SNS投稿
各種SNSの投稿も、ホームページへの誘導として効果的です。「いいね」や「リツイート」で拡散されやすいSNSや、写真や動画を見てもらいやすいサービスなど、それぞれのSNSの特性を活かしたアピールができます。
プレスリリースの配信
新しい商品やサービスの販売などニュースとして発信したい話題がある場合、プレスリリースをホームページに掲載するのも集客効果が期待できます。プレスリリースを配信すると、各種メディアに取り上げてもらえる可能性があり、自社ホームページへの導線になります。
プレスリリースを無料で取り上げてもらえるケースもありますが、有料のプレスリリースサービスもあるため、場合によっては費用がかかる点に注意してください。
有料の集客方法
有料の集客方法としては、Web広告が有効です。ここでは、各Web広告の特徴を紹介します。
リスティング広告
リスティング広告は、Webで検索した際に検索結果ページの上部に掲載される広告です。ユーザーが検索したキーワードと関連する広告が掲載されるため、広告に興味を持ってもらいやすいメリットがあります。
リスティング広告について、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリに設置された広告枠に掲載される広告です。年齢や性別などの、ユーザーの属性でターゲットを絞って掲載できます。また、写真やイラストで視覚的にユーザーの興味を引くことも可能です。
ディスプレイ広告について、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
SNS広告
SNS広告は、SNSに広告を掲載する方法です。SNSへの投稿と似ていますが、無料の投稿は基本的に自社のアカウントをフォローしているユーザーにしか届けられないのに対し、SNS広告はターゲット層を指定してフォロワー以外にも多くの人に広告を見てもらえます。
SNS広告について、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
純広告の出稿
純広告の出稿は、Webメディアの広告枠を買い取って、契約した期間だけ広告を掲載してもらう方法です。リスティング広告やディスプレイ広告は、広告を掲載するためにオークションで上位に入らなければなりませんが、純広告なら買い付けた広告枠に確実に広告を掲載できます。
純広告について、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
【目的別】ホームページの集客方法
ホームページの集客は、目的ごとに方法を変えるとより効果的です。ここでは、目的にあったホームページの集客方法と注意点を紹介します。
目的 | リスティング 広告 |
ディスプレイ 広告 |
SEO施策 |
---|---|---|---|
即効性 | ◎ | ◎ | |
中長期 | ◎ |
即効性を求めて集客する場合
集客の効果をすぐに出したい場合は、リスティング広告やディスプレイ広告を活用しましょう。Web広告は必要な設定をおこなえばすぐに運用をスタートできるので、即効性が期待できます。ホームページを新規作成する場合は、すぐに自然検索経由での集客は難しいため、ホームページの公開と同時にWeb広告の運用を開始することで、公開直後から多くのアクセスを集められる可能性があります。
ただし、適切な広告運用をおこなわなければ広告を掲載できず、予想以上の広告費がかかってしまう場合がある点に注意してください。
新規ユーザーの集客には、さまざまなメディアで取り上げてもらえる可能性のあるプレスリリースの配信も効果的です。ただし、プレスリリースを出せば必ずメディアに取り上げられるわけではないことを覚えておきましょう。
中長期的に集客する場合
中長期的に集客したい場合は、SEO施策がおすすめです。SEO施策は効果が出るまでに数ヵ月かかる場合がありますが、オーガニック検索で上位を獲得できれば安定したアクセス数が見込めます。Web広告と違い、広告費もかかりません。ホームページを新規作成する場合は、はじめからSEOを意識してサイト、コンテンツを作り上げておきましょう。
SEO施策の注意点としては、「これを実施すれば必ず検索順位が上がる」といった明確な基準がなく、対策をおこなっても成果が出ない可能性があります。
ホームページで集客力を高めるポイント
最後に、ホームページで集客力を高めるポイントを紹介します。ぜひ実践してみてください。
業種や業態によって対策が変わる
業種や業態によって、とるべき対策や訴求ポイントなどが異なります。
例えば、美容院やエステ、旅行会社などは、情報提供だけでなくホームページから予約や問い合わせができるフォームを用意しておくと見込み顧客との接点を作りやすくなります。リフォームや物件購入など商材が高額な業種の場合は、ユーザーがしっかり比較検討できるように必要な情報をわかりやすくまとめたコンテンツを作っておくとよいでしょう。
葬儀や鍵のトラブルなど緊急性の高い業種では、検索したユーザーの目に留まりやすいリスティング広告の活用がおすすめです。ターゲット層によっては、検索エンジンよりもSNSからの流入のほうが期待できるケースもあります。
このように、自社の業種や業態ではどのような対策が必要なのか検討するところからはじめましょう。
目的やゴールを明確にする
ホームページで集客を目指すには、目的やゴールの明確化が大切です。ホームページからユーザーにどのようなアクションを起こしてほしいのか明確にし、そこへの導線を意識したホームページを作成しましょう。例えばヨガ教室なら、体験レッスンの申し込みや会員登録などが目的やゴールとして挙げられます。
ターゲットに向けたコンテンツをつくる
商品やサービスを訴求する際、ターゲットに向けたコンテンツをつくることも重要です。ターゲット層に合わせたコンテンツは、ユーザーに「自分のための情報だ」と感じてもらいやすくなります。
ターゲットについて、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
サイト内のユーザビリティを意識する
ホームページから購入や申し込みにつなげるには、サイト内のユーザビリティ(使いやすさ)や導線も重要なポイントです。例えば、ユーザーが商品を購入したくても購入ページが見つけづらいと、購買意欲を削いでしまいます。ユーザーが使いやすいホームページになるように意識してください。
具体的には、「会員登録」「申し込み」などのボタンを見やすい色・大きさにしたり、サイト内のページは色やデザインを統一して一貫性をもたせたりすると効果的です。また、人は左上から右下に向かって視線を動かす傾向があり、視線の動きを意識した配置にするのも大切です。
定期的にコンテンツを更新・見直しする
コンテンツが更新されていないホームページは具体性が欠けていたり、サイト運営がされているのかユーザーが不安になったりするため、集客に失敗する可能性が高いです。定期的にコンテンツの更新や見直しをおこない、ユーザーが安心して利用できるホームページをつくりましょう。
例えば記事ページなら、不足要素がないか確認して必要に応じて追記する、といった対応が必要です。また、法改正や市場の変化などによってコンテンツの内容は古くなっていくので、最新の情報を提供できるように定期的に確認・更新しましょう。
効果測定をおこなう
ホームページのアクセス解析をおこなうと、「どの検索ワードでサイトにたどり着いたのか」「サイト内の閲覧履歴」「ページから離脱したユーザーの数」など、ホームページの効果がわかるさまざまな情報を取得できます。定期的に効果を測定して改善を重ねていくことで、より集客効果の高いホームページになります。
ホームページの効果を測定するには、以下のような項目をチェックしましょう。
- 全体のアクセス数
- ページ別のアクセス数
- 来訪の経路
- ユーザーの滞在時間や直帰率 など
また、ホームページから予約や購入などができる場合は、コンバージョン数やコンバージョン率も重要な指標です。
成功事例を参考にする
さまざまな施策を闇雲に試すのではなく、成功事例を参考にするのも方法のひとつです。集客に成功しているホームページのコンテンツ内容やデザインなどをチェックして、自社のホームページに取り入れられそうなポイントがないか確認してみましょう。ただし、あくまで「参考にする」ことが前提で、コピペにはならないよう注意してください。
訴求したいポイントを明確にする
ホームページから集客につなげるには、商品やサービスの特徴やベネフィットなど、訴求したいポイントを明確にしておくことが大切です。訴求ポイントが明確になっていないとコンテンツの内容などが定まらず、ターゲット層に響くホームページに仕上げるのは困難です。何をアピールしたいのか明確にしたうえで、ホームページのデザインやコンテンツ内容を検討する必要があります。
ホームページ集客の注意点
最後に、ホームページ集客の注意点を2つ紹介します。
すぐに効果がでないからと諦めない
ホームページを公開しても、すぐに効果が出るケースばかりではありません。更新や見直しをしていくことで少しずつ効果が出てくることも多いです。短期的に「効果が出ない」と判断して諦めるのではなく、長期的な視点で効果測定と改善を繰り返しましょう。
制作会社に依頼するときは実績を確認する
ホームページ制作を外注する場合は、実績をしっかり確認したうえで制作会社を選んでください。ホームページ集客のノウハウや、同業他社サイトの制作経験などのある制作会社に依頼すると安心です。また、その制作会社自身のホームページが魅力的でわかりやすいものになっているかどうかも、チェックポイントのひとつです。
ホームページでオンラインでの集客力強化
ホームページは、集客につながる重要なツールです。ホームページの集客力をアップするには、ユーザーが使いやすく見やすいサイトを意識し、多くの人に知ってもらえるよう対策を実施しましょう。
ホームページ集客のためにリスティング広告やディスプレイ広告を活用するなら、Yahoo!広告がおすすめです。Yahoo! JAPANの検索結果ページやYahoo! JAPANのサービスサイトに広告を掲載でき、高い集客効果が見込めます。事前の無料相談も受け付けているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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