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Webマーケティング入門 公開日:2021.07.21 更新日:2024.10.22

リスティング広告代理店の選び方は?おすすめのポイントや費用相場

Yahoo!広告 検索広告

リスティング広告に取り組む際、自分で運用するか広告代理店に依頼するか悩む方は少なくありません。また、過去に自分で運用してみたが思うように成果が出ず、広告代理店に任せたい考えるケースもあるでしょう。

 

本記事では、リスティング広告代理店の選び方や失敗しないために知っておきたいポイントをご紹介します。

 

なお、「そもそもリスティング広告って何?」という方は、以下の記事でリスティング広告の概要やメリット・デメリットなどについて詳しく解説しています。併せて参考にしてください。

 

>「リスティング広告とは?仕組みや出稿・運用方法を初心者向けに解説」を読む
 

目次

1. そもそもリスティング広告代理店とは

リスティング広告代理店とは、自社の代わりにリスティング広告の作成や運用をおこなってくれる広告会社のことです。

以下より実際に代理してもらえる業務内容や代理店の種類など、リスティング広告代理店について詳しく解説していきます。

  1.1. 代理店に任せられる主な業務

リスティング広告代理店は、以下のような広告運用時に必要なほぼすべての作業を代理で行ってくれます。

 

●広告アカウントの開設
●広告運用の目的の明確化
●KPIとKGIの策定
●アカウント構成の検討
●入稿
●入札
●予算管理
●進捗管理
●レポート作成
●改善策の提案 など

 

ただし、上記のような作業は自社でも対応可能です。

 

リスティング広告を自分で運用する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

 

>「リスティング広告を自分で運用するには? 仕組みと始め方を理解しよう」を読む



 

  1.2. 広告運用に特化した代理店だけではない

リスティング広告の運用代理は、運用型広告専門の代理店以外にも、Web制作会社や総合代理店などに依頼できます。そのため、リスティング広告代理店のなかには、上記のような広告運用に特化した代理店もあれば、広告運用に加えてさまざまなマーケティング施策を提案・実行してくれる代理店もあります。

 

このように、リスティング広告代理店は、「広告効果の最適化を強みとする代理店」と「複数の施策代理よる成果の創出を強みとする代理店」の2種類に大きく分かれます。
 

  1.3. リスティング広告の運用代理を依頼できる会社の種類

前述したように、リスティング広告の運用代理は、運用型広告専門の代理店以外の企業にも依頼することができます。

 

リスティング広告の運用代理を依頼できる会社の種類と、その特徴を紹介します。
 

依頼できる会社の種類 特徴
運用型広告専門の代理店 自社に代わって、リスティング広告などのWeb広告を運用してくれる。運用型広告に詳しい専門家に、自社の広告運用を任せられる
Web制作会社 Web制作会社のなかには、Web広告運用を請け負う部署を持つ会社もある。バナーやランディングページなどリスティング広告の運用に必要なコンテンツの制作と、広告運用の両方を依頼できる
コンサルティング会社 広告運用の代理だけでなく、リスティング広告の効果を高めるための戦略や施策も提案してもらえる。広告の成果の分析や、必要に応じて改善策の実施も任せられる
総合代理店 Web広告だけでなく、他の媒体も含めた広告全般を扱う代理店。新聞広告やチラシなどリスティング広告以外のプロモーションも一緒に進めたい場合、総合代理店なら全体のプランニングから相談できる
フリーランス 会社だけでなく、フリーランスとして運用代理を請け負っている個人事業主もいる。企業に依頼するよりも費用を抑えられるのがメリット。ただし、人によってスキルや持っているノウハウに差がある可能性が高い

2. 成果を出せる広告代理店の特徴

リスティング広告の運用代理を含め、Web広告の運用代理を手がけている広告代理店は数多く存在します。そのなかから、どの代理店が自社にとって最善の選択肢かどうかを見極めるのはなかなか難しいのではないでしょうか。

 

広告代理店を選ぶ際は、比較すべきポイントを知ることが重要です。ヒアリングを通して十分な情報を入手したうえで比較検討し、候補を絞り込みましょう。


成果を出せる広告代理店は、次のような特徴を備えています。

  2.1. 媒体の認定パートナーである

一部の広告メディアでは認定パートナー制度を設けています。広告運用したい媒体が認定パートナー制度を設けている場合は、媒体の「認定パートナー」から広告代理店を選ぶと成果につながりやすいです。

 

認定パートナー制度とは、媒体が独自の認定基準のもとに審査をおこない、審査をクリアした優秀な広告代理店と契約を締結し、公式にパートナーとして認定する制度のことです。媒体からパートナーに認定されたということは、そのメディアでの広告運用で深い見識と豊富な経験をあることと、優秀な成果をあげていることの2点が認められていることになります。的確な提案や認定パートナーのみ出稿できるメディアを使ったサポート、その業界や業種ではまだ誰もチャレンジしていない施策を提案してくれる可能性もあります。

 

例えば、LINEヤフーでは、LINEヤフーが提供する広告商品やサービスの販売・コンサルティングを行うパートナーを認定するパートナープログラム「LINEヤフー Partner Program」を設けており、その中で豊富な実績があると認められたパートナーをセールスパートナーに認定しています。


ご興味のある方は以下をご覧ください。

 

>「LINEヤフー Sales Partner」について詳しく見る

  2.2. マーケティング全般への幅広い視野や経験を有している

SEO対策やSNS運用、イベントの企画運営、コンテンツ制作など、マーケティング全般に対する幅広い視野を有している広告代理店は、広告キャンペーンの細部と全体像の両面で的確な提案を行えます。さらに、リスティング広告に限定されないアプローチを提案できます。

 

特に、マーケティングのさまざまなニーズにワンストップで対応してくれる広告代理店の場合、例えば広告の目的に沿ったランディングページの制作などもあわせて外注できる点で、より一貫性と関連度の高い広告キャンペーン展開が期待できます。
 

  2.3. 自社の目線に立って応援してくれるパートナーである

自社の事業を理解し、ビジネス課題を共有し、担当者であるあなたの目線に立って広告運用を応援するパートナーになってくれるかどうかも見極めるべき重要ポイントです。

 

ただし希望に沿うばかりではなく、方向性が違っていれば指摘するなど、本当にその広告で目的が達成できるのか、ビジネスの成長につながるかを考えて提案してくれる代理店を選ぶことが大切です。
 

3. リスティング広告代理店を選ぶ際のポイント

リスティング広告代理店を選ぶ際には、成果をあげられるのかはもちろん、対応の良さなどもチェックしたいポイントです。以下では、リスティング広告代理店を選ぶ際の具体的なポイントを紹介します。

  3.1. 自社の業界・業種を得意としているか

代理店によって得意・不得意の業界などがあるため、自社の業界や業種を得意とするリスティング広告代理店を選ぶことが大切です。依頼前に代理店の過去の実績を調べ、自社と共通する業界・業種の実績が豊富か確認しましょう。依頼前に、その代理店の過去の実績を確認しましょう。自社と共通する業界や業種の実績が豊富なリスティング広告代理店に依頼すると安心です。

  3.2. 担当者の実績や能力は十分か

広告代理店を選ぶ際は、担当者の能力の高さも大切です。過去の実績から、リスティング広告や自社の業界・ビジネスに精通している担当者がいるのかを確認しましょう。担当者の知識やノウハウがフルに発揮され、成果が出やすくなります。

 

また、コミュニケーション能力の高さや連絡のマメさなども、担当者の能力を測るには大切なポイントです。実際のやり取りから、信頼できる担当者か見極めましょう。

  3.3. 1人あたりの広告運用担当数はどのくらいか

スタッフ1人あたりの広告運用担当数は、広告代理店によって異なりますが、具体的な数がわかるに越したことはありません。
例えば、1人が10件以上の広告運用を担当しているような企業の場合、それだけ自社の案件に割いてもらえる時間が減ることを意味します。対応が雑になる分、パフォーマンスが伸び悩む可能性もあるので、注意が必要です。

  3.4. 広告アカウントを共有してもらえるか

広告代理店によっては、「ナレッジ流出を防ぐため」などの理由で使用している広告アカウントの共有を渋る場合があります。しかし、現在の運用内容を把握するためにも、アカウントを共有してもらうことが望ましいです。


もしどうしても共有が難しい場合は、代わりにどのような形で運用状況を共有してくれるのか確認しましょう。

  3.5. 中途解約が可能か、契約期間はどのくらいか

将来的な解約や代理店を変える可能性も考えて、中途解約が可能か、契約期間はどのくらいかを確認する必要があります。


契約書の条項にも含める必要があるので、この2点に関してどこまで合意できるかを事前に確認しておきましょう。

  3.6. 最低出稿金額はいくらか

多くの広告代理店では「最低出稿金額」を設定しています。その金額と予算が合うかどうか確認しましょう。

 

なお、最低出稿金額が安いか高いかは直接的な判断ポイントではありません。広告投資額に見合うだけの結果をきっちり出せるかどうかを見極める必要があります。予算や費用について考える際は、料金体系の情報をしっかり説明してくれるかを確認しましょう。

  3.7. レポーティングや定期的な報告があるか

広告運用の経過状況や成果をわかりやすく報告してくれるか、成果が悪い場合は改善施策を提案してくれるかは、広告代理店を選ぶ際に非常に重要なポイントです。定期的な報告を受けられるか、相互に注目すべき指標やKPIが一致しているかなど、レポーティング体制の透明性・安定性を確認しましょう。
 

4. リスティング広告運用の費用相場

リスティング広告を運用する際にかかる費用は、業界や業種によって異なります。また、広告代理店に広告運用を依頼する場合は、運用代理費用が別途で必要です。広告代理店に、リスティング広告の運用を依頼する際にかかる費用の相場を解説します。

 

なお、Yahoo!広告では、Yahoo!広告のアカウントをまだお持ちでない方を対象に無料でリスティング広告の運用費用のお見積りを提供しています。ぜひご活用ください。
>「Yahoo!広告 検索キーワード・料金見積サービス
 

  4.1. 費用の内訳と相場

リスティング広告の運用を依頼する際にかかる費用の内訳と、内訳ごとの相場料金について解説します。リスティング広告の運用を代理店に依頼する際には、主に以下のような費用がかかります。リスティング広告運用手数料の内訳として、以下のような費用がかかります。

 

● 初期費用
● 広告費
● 運用代理代行費用
● 最低手数料 など

 

初期費用は、アカウント作成など広告配信の事前準備にかかる手数料です。すでに広告アカウントを有しており、広告キャンペーンも実施済みなどの理由でこうした準備が不要の場合は、初期費用を除外してもらえるか交渉しましょう。初期費用がかかる場合、相場は3〜10万円程です。を交渉することがおすすめです。

 

広告費は広告の掲載自体にかかる費用で、代理店ではなく広告を掲載する媒体に支払います。広告の掲載やクリックの回数に応じて、あらかじめ決められた課金方式で費用が決まります。一般的な相場は、1カ月あたり20〜30万円程度です。

 

運用代理代行費用は、リスティング広告代理店に支払う手数料です。具体的な金額は代理店の報酬形態によって決まりますが、一般的な相場は広告費の20%といわれています。代理店の報酬形態については、後述の「広告代理店の報酬形態」でまとめています。一般的に、運用代行費用は広告費の20%が相場といわれています。

 

大半のケースでは、広告代理店は最低限の利益を確保するために、代理代行運用手数料に最低ラインを設けています。広告代理店からの請求額がこの最低手数料を下回ることはないため、広告費用の金額によってはかえって損をしてしまう可能性があり、注意が必要です。

  4.2. 広告代理店の報酬形態

リスティング広告の運用代理費用は、広告代理店の報酬形態によって異なります。報酬形態には、主に「料率型」「定額型」「成果報酬型」の3種類があります。
 

報酬形態の種類 特徴
料率型 「広告費の◯%」のように一定の比率が設定されており、広告費の金額に応じて手数料も変動する。一般的には広告費の20%に設定されることが多い。 例:広告費20万円、比率は広告費の20%の場合の手数料は 20万円×0.2=4万円
定額型 広告費に対して、一律の手数料が設定されている。 例:広告費20万円の場合は手数料3万円、広告費50万円の場合は6万円 など
成果報酬型 広告運用の成果に応じて手数料の金額が決定する。成果を得られていない場合、費用は発生しない。

  4.3. 料金に応じたサービス対応範囲

リスティング広告の広告費や運用代理費用を抑えたい方は、「定額制」の報酬体系で依頼することがおすすめです。定額制の場合は少額予算から対応してもらえるケースが多く、なかには月額1万円から依頼できる代理店もあります。ただし、月額費用に応じてサービスの対応範囲は異なります。

 

月額料金に応じたサービス対応範囲は以下のとおりです。
 

月額 サービス対応範囲(例)
1〜3万円 ●アカウント初期設定 ●キーワード調査 ●広告文作成 ●データー分析・改善 ●運用管理  など
3万円以上 上記の内容+レポート作成

5. リスティング広告における予算の決め方

リスティング広告の予算の決め方について解説します。

 

リスティング広告の予算を決める際には、CV数とCPAが関係します。CV数とは、商品購入や資料請求など、広告主がWeb広告を閲覧したユーザーに行ってほしい行動(=コンバージョン)を獲得した数のことです。CPAとは、1件あたりのCVを獲得するのにかかった広告費のことです。

広告を運用するにあたって目標となるCV数とCPAを決め、以下の計算式に当てはめることで広告予算を算出できます。

 

リスティング広告の予算 = 獲得したいCV数 × CPA(1CVの獲得にかける費用)

 

なお、CV(コンバージョン)とCPAについて知りたい方は、それぞれ以下の記事にて詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

 

>「コンバージョンとは?指標の種類と広告運用でのポイント」を読む
>「CPAとは? 設定方法や活用するメリット・注意点を解説」を読む

 

6. リスティング広告代理店を利用するメリット

リスティング広告の運用を広告代理店に依頼すると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。 ポイントごとにご紹介します。

  6.1. プロの担当者に運用してもらえる

ゼロの状態から広告の運用担当者を育成するのは、時間もコストもかかります。
外部のプロに運用を一任すればその必要がなくなり、社内のリソースを他の重要なミッションに割ける分、業務効率化が期待できます。


また、知識と経験が豊富な担当者に運用を任せられれば、結果が出るまでの時間短縮にもつながります。

  6.2. 自社のリソースが削減できる

これまで自社の担当者が一連のリスティング広告運用業務を担っていた場合、代理店に任せることで自社のリソースを削減できます。担当者はほかの業務に集中できるようになり、業務の効率化や残業時間の削減などが期待できます。

  6.3. ナレッジを共有してもらえる

豊富な知識と経験を有する広告代理店に運用を代理代行してもらえれば、彼らがこれまで蓄積したナレッジを共有してもらえるため、経験や知識不足を一気に解消できます。

  6.4. Webサイトの改善提案をしてもらえる

リスティング広告によるパフォーマンスの良し悪しは、ランディングページの作りに左右される場合もあります。Webマーケティングに精通している広告代理店なら、リスティング広告の内容とあわせてサイト側の改善点も見出し、パフォーマンス向上に必要なアドバイスを提供してくれます。

7. リスティング広告を代理店に依頼せず自分で運用するメリット

広告代理店を使わずに、自社運用で得られるメリットもあります。

 

まず、自力で試行錯誤しながら運用するなかでノウハウを蓄積できます。広告代理店に一任するとその機会がないため、知識やテクニックを積み上げていくことは期待できリスティング広告を代理店に依頼せず自分で運用するメリットません。

 

次に、広告代理店を使用する場合は、初期段階から相当の広告費を投じる必要があるため、具体的な広告効果につなげられるかどうか不安が残ります。自社運用なら、例えばもっとも安い出稿料金から試してみるなど、広告施策の内容を自由に調整できます。

 

さらに、自分たちが思う商品やサービスの魅力をそのまま伝えられることや、商品・サービスへの想いを込めることができることもメリットといえます。

もしもまだ一度もリスティング広告に触れたことがないのであれば、試しに自分で運用してみて、ある程度リスティング広告の基礎がわかったところで「代理店を利用する」という選択肢を検討してみるのがよいでしょう。


リスティング広告やWebマーケティングにおいて課題に感じるポイントがはっきりすれば、まったく知識がない状態で代理店を比較検討するよりも判断しやすくなります。


 

8. リスティング広告代理店に依頼する前に決めておくこと

ここでは、リスティング広告代理店に依頼する前に決めておくべき3つのポイントを紹介します。

  8.1. 配信期間を決める

リスティング広告代理店に広告運用を依頼するときは、事前に広告の配信期間を決めておくとスムーズです。広告掲載の開始・終了のだいたいのタイミングを決めてから、リスティング広告代理店に相談してください。依頼してすぐに広告掲載を始められるわけではないので、数週間程度の余裕を持たせて早めに依頼するようにしましょう。

  8.2. 配信目的を決める

広告運用中に目的がブレないように、はじめに「なぜリスティング広告を掲載したいのか」を明確にしておくことが大切です。「利益率の高いユーザーにアプローチしたい」「売上を伸ばしたい」など、リスティング広告代理店に目的をはっきり伝えられるようにしておきましょう。
 

  8.3. 目標を決める

リスティング広告の運用では、具体的な目標を決めておく必要があります。「商品の購入」「会員登録」「資料請求」など、具体的にどのようなアクションを起こしてもらいたいのかゴールを決めて、そのゴールをリスティング広告代理店と共有しましょう。
 

9. リスティング広告代理店に依頼する際の注意点

リスティング広告代理店に依頼する際は、ここで紹介する2つの注意点を押さえておいてください。

  9.1. シミュレーションをもらう

広告の運用代理代行には当然ながら費用がかかるため、見積りや具体的な費用のシミュレーションを快く出してくれるリスティング広告代理店がおすすめです。自社が依頼したい内容を伝え、実際にどの程度の費用がかかるのか聞いてみてください。

 

必ず見積りどおりの金額になるわけではありませんが、具体的なシミュレーションを出してくれる代理店は、コストについてある程度の予測が立てられるくらいの実績や理解があると判断できます。

 

成果を上げられることだけを提案し、費用についての説明が不十分な代理店よりも、具体的なコストのシミュレーションを出せる代理店のほうが安心です。

  9.2. 運用の全てを丸投げしない

リスティング広告代理店は広告運用に必要な一連の業務を任せられるのがメリットですが、かといってすべてを丸投げしてしまうのはおすすめできません。

 

リスティング広告の運用がはじめての場合でも、自分たちでわかる範囲のことは事前に確認して、代理店に要望として伝える内容をまとめておきましょう。

特に、広告の目標はしっかりと決めておき、「希望する効果が出せそうか」などのポイントも依頼時に相談できるようにしておいてください。
 

10. リスティング広告代理店を変えるには

広告代理店にリスティング広告の運用代理代行を依頼したものの、以下のような理由により、別の会社に変えたいと思うこともあるでしょう。

 

● レポーティング体制が十分ではない
● パフォーマンスに不満がある
● レスポンスが遅い
● 提案が上がってこない
● PDCAが回されているか不明
● 担当者が頻繁に替わる

 

上記のような理由が原因で広告代理店に対する不満が募り、代理店の変更を検討するのは、珍しいことではありません。

 

ただし、実際に代理店変更の検討をする前に、まずは広告代理店側の担当者に疑問や不満を伝えてみることが肝心です。代理店と自社との間で注目すべき指標や成功基準などにズレがあり、ミスコミュニケーションが起こっている可能性があります。相互に抱えている齟齬が解消されれば状況が改善され、代理店を変更せずに済むかもしれません。

 

不満を伝えたあとも改善が見られず問題が解消されないようであれば、本格的に代理店の変更を検討しましょう。その場合は、広告運用に使用しているアカウントを共有してもらいます。

 

しっかりと自社の目的やニーズを理解し、納得のいくサービスを提供してくれる広告代理店を選ぶことが肝心です。

11. プロに任せたいならリスティング広告代理店の利用も検討しよう

リスティング広告の運用効果を高めるうえで、豊富な知見や実績を有する広告代理店を利用するのは賢明な選択です。プロの担当者に運用を頼めば、自力では得られないナレッジを共有してもらい、サイト改善に向けた提案も得られるなど、さまざまなメリットが期待できます。

 

一方で、広告代理店を利用すれば、必ず満足のいくパフォーマンスやサービスが得られるとは限りません。現状の不満や課題を相談したあとも状況が改善されないようであれば、解約や代理店の変更を検討しましょう。

 

広告代理店に依頼する代わりに、自分でリスティング広告を運用するのもひとつの手です。Yahoo!広告では専門スタッフから広告運用のアドバイスが受けられるなど、サポート体制が充実しているのが特徴です。ぜひご検討ください。

 

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