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リーチとは? 混同しやすい用語との違いやリーチを高める方法を解説
リーチとは、Web広告を見た人の数を表す指標です。Web広告運用ではより多くの人に広告を届けることが重要となるため、リーチ数をチェックしておきましょう。リーチがあまり多くない場合は広告掲載がうまくいっていない可能性があるため、対策をおこなわなければなりません。
本記事では、リーチについて詳しく解説します。リーチと間違えやすい用語の解説や、リーチを高める方法の紹介もしているので、参考にしてください。
リーチとは?
リーチはWeb広告の成果を測定する指標のひとつで、広告を見たユーザー数を指します。異なるユーザーに対して広告が2回掲載された場合、リーチは2です。一方、1人のユーザーが異なるWebサイトで同じ広告を2回見た場合、リーチは1になります。
リーチをカウントする際、端末ごとにユーザーの識別をおこないます。ユーザーが使用する端末が1台の場合は「リーチ数=ユーザー数」になりますが、1人のユーザーが複数の端末を使っている場合は、リーチ数とユーザー数が異なるので注意してください。
例えば、同じユーザーがスマホとパソコンでそれぞれ1回ずつ同じ広告を見た場合、正しいユーザー数は1ですが、リーチは2とカウントされます。
リーチと同じ意味を持つマーケティング用語に、「UU(ユニークユーザー)」という指標があります。ユニークユーザーは、特定期間に訪れた人数を指すため、リーチと併せて覚えておきましょう。
リーチと混同しやすい用語との違い
リーチと同様に、広告がどれほどのユーザーに届いたかを判断する指標がいくつかあります。リーチとはカウント方法が異なるため、それぞれどのような意味を持つ指標なのかチェックしておきましょう。
ここでは、リーチと混同しやすい用語について、リーチとの違いも踏まえて解説します。
用語 | 意味 |
---|---|
リーチ | 広告を見たユーザー数 |
インプレッション | 広告が掲載された回数 |
PV | Webページが閲覧された回数 |
フリークエンシー | フリークエンシー,同じユーザーが広告を見た回数 |
エンゲージメント | 広告や投稿に対するユーザーのアクション の回数 |
インプレッションとリーチの違い
インプレッションは、広告が掲載された回数のことです。よくある設置場所として、ヘッダーやフッターは目線が行きやすい位置です。例えば以下の場合、インプレッションは2とカウントされます。
- 1人のユーザーに広告が2回掲載された
- 2人のユーザーに広告が1回ずつ掲載された
ユーザーの数は関係なく、単純に広告が掲載された数をカウントします。
一方、リーチはユーザー数をカウントするため、1人のユーザーに広告が何度掲載されてもリーチは1のままです。上記の例では、前者のリーチは1、後者のリーチは2になります。
インプレッションについて、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
PVとリーチの違い
PVはWebページが閲覧された回数のことで、「ページビュー」とも呼ばれます。広告ではなくWebページが閲覧された回数をカウントするため、リーチやインプレッションと同じ数値になるとは限りません。
例えば、広告が掲載されたWebページが1回閲覧された場合、PV、リーチ、インプレッションはともに1になります。しかし、Webページに広告が掲載されていなかった場合は、PVは1ですがリーチやインプレッションは0です。このように、PVは広告の有無に関わらずカウントされます。
また、Webページをユーザーが2回訪れ、2回とも同じ広告が表示された場合、PVは2ですがリーチは1です。PVはユーザーを識別せず、単純にWebページが閲覧された回数をカウントします。
フリークエンシーとリーチの違い
フリークエンシーは、ユーザーが広告を見た回数をカウントします。ユーザーが2回広告を目にした場合、フリークエンシーは2です。
Webサイトを移動したのに、同じ広告が何度も表示されたことがある人も多いのではないでしょうか。Web広告はユーザーの閲覧履歴などでターゲティングをおこなうため、1人のユーザーに対して何度も同じ広告が掲載されることがあります。フリークエンシーは、その回数をカウントする指標です。
リーチは広告を掲載したユーザーの数をカウントするため、1人のユーザーに対する広告の掲載回数をカウントするフリークエンシーとは、そもそも観点が異なります。
フリークエンシーについて、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
エンゲージメント(顧客エンゲージメント)とリーチの違い
エンゲージメントは主にSNS運用で使われる指標で、クリックや「いいね」など、広告や投稿に対してユーザーが起こしたアクションの回数をカウントします。広告が掲載されても、ユーザーがアクションを起こさなければエンゲージメントはカウントされません。リーチは広告が掲載された時点でカウントされる点が異なります。
エンゲージメントは主にSNS上でのアクションを意味しますが、より広義なワードに「顧客エンゲージメント」があります。顧客エンゲージメントは、企業と顧客の間にある信頼関係のことです。
「同じ商品ならこの企業のものを選ぶ」「何度も同じサービスを利用している」など、顧客が企業を好ましく思っている状態を「顧客エンゲージメントが高い」と表現します。顧客エンゲージメントの高さは、リピート率や解約率などから判断できます。
顧客エンゲージメントについて、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
リーチを高める方法
Web広告の効果を高めるには、多くのユーザーに広告を届ける必要があります。リーチを高めると広告効果のアップが見込めるため、どうすればリーチを増やせるのか理解しておきましょう。
ここでは、リーチを高める方法を3つ紹介します。
広告が表示される曜日・時間帯を設定する
リーチを高めるには、自社商品のターゲット層が広告を見る可能性が高いタイミングで広告を掲載すると効果的です。ターゲットとするユーザーの世代や職業を考慮して、ユーザーがインターネットを利用すると見込まれる時間帯や曜日に絞って広告を掲載してみましょう。
例えば、平日の昼間に働いている会社員層がターゲットなら、通勤時間帯、平日の夕方から夜間、土日にWeb広告を見る可能性が高いです。一方、主婦層をターゲットにしているなら、平日の昼間に広告を掲載すると効果的でしょう。
Yahoo!広告は「曜日・時間帯ターゲティング」によって特定の曜日・時間帯を指定して広告を掲載できます。時間帯の設定は15分単位で、1日6件まで指定できるため、朝夕の通勤時間帯をピンポイントで狙うことも可能です。
Yahoo!広告の「曜日・時間帯ターゲティング」設定では、広告を掲載するかどうかだけでなく入札価格の調整もできます。特に広告を掲載したい曜日や時間帯は入札価格を上げて、広告が掲載される可能性を高めるといった使い方も可能です。
ユーザーが興味を惹くタイトルをつける
Web広告は掲載されるだけでなく、ユーザーに興味を持ってもらわなければなりません。インターネットを日常的に利用している人は毎日多くのWeb広告を見ているため、工夫しなければターゲットユーザーに広告をスルーされてしまいます。
Web広告の効果を高めるには、ユーザーの興味を惹くタイトルをつけましょう。例えば、ユーザーに響くキーワードを入れたり、「【】」などの記号で強調したりすると、ユーザーの目に止まりやすくなります。
広告のタイトルは、ユーザーからの印象だけでなく広告オークションにも影響します。Web広告が掲載されるかどうかは、広告の品質と入札価格によるオークションで決まり、競合にオークションで勝てなければ広告が掲載できません。
Yahoo!広告の場合、広告の品質は推定クリック率や広告の内容で決まります。そのため、ユーザーの興味を惹くタイトルでクリック率を上げられると、広告品質が上がって広告を多く掲載できるかもしれません。広告の掲載確率が上がると多くのユーザーに広告を掲載でき、リーチの向上も期待できます。
効果を高めるクリエイティブ画像を作成する
Webサイトの広告枠に掲載するディスプレイ広告では、画像や写真を使ったバナー広告が掲載できます。画像やアニメーションを使用したり、商品やサービスの内容をイメージできる画像を作成したりして、魅力的な広告クリエイティブを作成しましょう。広告効果を高めるクリエイティブ画像を作成すると、リーチの向上が期待できます。
画像を使った広告は、ユーザーの目に止まりやすい点がメリットです。バナーがユーザーの目に止まるだけで認知度拡大につながり、視覚的に好印象な広告は企業や商品への印象も良くします。フォントや文字の大きさ、言葉遣いや色合いなど、ターゲット層に好まれる広告になるよう工夫しましょう。
先述のとおり、広告のクリック率は広告オークションに影響を与えます。好印象な広告画像でクリックしてくれるユーザーが増えれば、広告を掲載できる確率が上がり、リーチの向上が可能です。
魅力的なバナー広告はリーチだけでなくコンバージョン獲得も期待できるため、クリエイティブ画像は効果を高める工夫を盛り込んで作成しましょう。
バナー広告について、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
Web広告やるならリーチを意識しよう
リーチとは広告を見たユーザーの数を表していて、リーチが多いほどたくさんのユーザーに広告を届けられたことになります。広告の効果を測るための指標のひとつなので、Web広告を運用している人はリーチの数をチェックしてみましょう。
Yahoo!広告では、リーチを高めるためのターゲティング設定や、バナーを掲載できるディスプレイ広告などが用意されています。広告掲載率を上げてリーチを高めるために効果的なキーワード提案機能など、便利機能も備わっています。Web広告運用がはじめての方は無料カウンセリングも実施しているため、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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