【代理店に聞く】Yahoo!広告スクリプトで実現、運用工数削減と組織活性

Yahoo!広告検索広告ディスプレイ広告（運用型）

2月15日にリリースした「Yahoo!広告スクリプト」は、Yahoo!広告の入稿、配信設定変更、レポート作成などの運用自動化を支援するJavaScriptベースのツールです。

弊社の5つ星セールスパートナーで「広告運用認定パートナー」でもある、GMO NIKKO株式会社は、Yahoo!広告スクリプトをβ版からご活用いただいており、広告運用の工数削減と組織活性に成功しています。その取り組みの背景や活用方法について、同社プランニング本部の松江由香里氏と横溝由乃氏に伺いました。

組織と業務を教えてください

プランニング本部は運用型広告を中心にクライアントに広告プランや広告運用を提供しています。その中でも私たちの所属する統括部は、実際に運用するプランナーが使いやすい、ソリューションや情報を提供し、より効率的かつミスがない状態で業務遂行ができるように支援をしている組織です。

GMO NIKKO株式会社の松江由香里氏

Yahoo!広告スクリプトを活用した「率直な感想」をお願いします

Yahoo!広告スクリプトがないと弊社の業務は回らなくなってしまう、と言えるくらい活用していて、本当に導入できてよかったというのが率直な感想です。
Yahoo!広告スクリプトは案件や設計に合わせて、必要なところだけ設定ができる点、エンジニアでなくてもスピード感をもって導入推進をできる点がよかったです。早いものだと、1週間で始められていました。

Yahoo!広告 APIとYahoo!広告スクリプトはどのように使い分けていますか

APIは要件をきっちり決めて活用するのが一般的ですよね。弊社はAPIを活用した運用改善ツールをいくつか保有していて、その1つであるADScorerはヤフーで推奨している運用手法である「六連（ろくれん）」の設定ができているか否かなど、全てのアカウントの状態を一覧で可視化するのに活用しています。また、どの案件でも活用できるレポーティング業務などに使っています。

Yahoo!広告スクリプトはレポートに加えて、個別アカウントの広告オンオフなどの運用業務に活用しています。クライアントごとに頻度高く対応したいものや、データ量が多いものにすぐに対応したい場合など、かゆいところに手が届くというようなサービスであると感じています。

業務フローを教えてください

業務改善グループで汎用的なコードを用意して、それをプランナーがアカウントIDや期間などを書き換えて実行しています。特に、複数のキャンペーンを地域ごとに分けているなど、細かく設定しているケースはYahoo!広告スクリプトが大活躍で、スクリプトを確認すれば設定内容が分かるため、迅速な反映とミス防止につながっています。実行状況はSlackやスプレッドシートに連携しています。

GMO NIKKO株式会社の横溝由乃氏

導入した結果、どのような成果がありましたか？

1人あたり月12～13時間の工数を削減できました。
例えば、当日のデータも含むレポートを朝10時までに提出する場合に、朝ちょっと早く出社して抽出・集計する、といったことをしていました。Yahoo!広告スクリプトでそれを自動化したことで、時間までに確実なデータを簡単に提出できるようになりました。速報値でご覧になりたいというクライアントのご要望に迅速に対応できるようになったのは、非常に良かったですね。
また、レポートの提出日が休日の場合も、誰かが作成対応をしなければならなかったのですが、クライアントと共有のスプレットシートに自動で更新されるようにしたことで、工数は0になりました。

組織の活性化にも貢献しています。
Yahoo!広告スクリプトを知って「今まで手動でやってきた業務が自動化できる」と気づいたメンバーが、自ら業務を100パーセント自動化するなど、今まで隠れていた需要に対して、柔軟に対応できるようになった印象です。積極的に学ぼうとするメンバーも増えてきています。運用業務の工数が削減できたことにより、学ぶ時間が生み出せるようになった成果です。

これらの需要を踏まえ、社内の教育プロジェクトにスクリプト講座が1つ追加されました。「Yahoo!広告スクリプトで工数が削減されたが、どのように効率化できたのか。どうすれば、もっと効率化できるのか」を探究する意識が、組織内で非常に高まっています。部内での共有も進み、毎週何かしらのアウトプットがあるほどです。