メインコンテンツに移動
サービス情報 公開日:2024.10.08

【2024年7~9月】Yahoo!広告のアップデートまとめ

Yahoo!広告 検索広告 ディスプレイ広告(運用型)

2024年7月~9月に実施されたYahoo!広告(検索広告ディスプレイ広告)のアップデートより、主要な情報を紹介します。

目次

1. Yahoo!広告 検索広告

1-1. 自動入札の学習データ除外の提供(2024年7月)

Yahoo!広告 検索広告において、自動入札の学習データから特定期間のコンバージョンデータを除外できる「自動入札の学習データ除外」を提供開始しました。本機能を利用して当該コンバージョンを学習データから除外することで、自動入札の学習に及ぼす悪影響を抑えます。


※学習データ除外の利用ケースの例
•    コンバージョン測定タグが正しく設置できていなかった
•    不正なコンバージョンが発生していた 等


なお、学習データ除外を設定した場合、自動入札の学習からのみデータが除外されるため、パフォーマンスレポートやパフォーマンスデータにおけるコンバージョンの実績値に影響はありません。


詳細は自動入札の学習データ除外の提供についてをご確認ください。

1-2. マッチタイプ「部分一致」の名称変更(2024年8月)

全ての対象ツールにおいて、マッチタイプ「部分一致」の名称を「インテントマッチ」に変更しました。
「インテント」は「意図」という意味です。インターネットユーザーが検索を行う際のさまざまな「意図」を的確に捉えて広告を表示する、という機能を正確に表すため「インテントマッチ」という名称に変更しました。


なお、機能面での変更はありません。機能の詳細は「インテントマッチについて」をご確認ください。
 

<補足事項>

●対象外キーワードのマッチタイプは「部分一致」のままで、変更はありません。
●英名「Broad Match」に変更はありません。

 

詳細はマッチタイプ「部分一致」の名称変更についてをご確認ください。

1-3. 検索連動型ショッピング広告自動運用ルールの提供開始(2024年8月)

検索連動型ショッピング広告において、入札価格の変更などを自動的に実行する自動運用ルールを提供開始しました。
自動運用ルールでは、お客さまが設定した運用ルールに基づき、条件に合致したキャンペーンまたは商品グループにおいて、入札価格の変更などの操作をシステムが自動で実行します。


お客さまの広告運用ノウハウを反映した運用ルールを設定でき、広告運用にかかる手数や時間を削減できます。
例えば、以下のような運用ルールの設定が可能です。


●インプレッション数が少ない商品グループに対して、入札価格を引き上げる
●コンバージョン数が多いキャンペーンに対して、1日の予算を引き上げる


自動運用ルールは、実行する対象と内容、条件、頻度などを入力して作成します。詳細は以下のとおりです。

 

実行対象と内容

キャンペーン1日の予算の引き上げ・引き下げ
商品グループ入札価格の引き上げ・引き下げ

 

 

 

 

 

ルールを実行する条件

右の項目の数値変動を設定。
1つのルールに最大5つの条件を追加可能
インプレッション数
クリック数
クリック率
平均CPC
コンバージョン数
コンバージョン率
コスト/コンバージョン数
※右の項目はキャンペーンのみ利用可ページ最上部のインプレッションシェア損失率(予算)
インプレッションシェア損失率(予算)
インプレッションシェア損失率(ランク)
ページ最上部のインプレッションシェア損失率(ランク)
実行頻度毎日、毎週、毎月のいずれか

1-4. レスポンシブ検索広告における広告表示の最適化(2024年9月)

検索広告のレスポンシブ検索広告におけるパフォーマンス向上を目的として、広告表示の最適化を実施しました。

表示の最適化の内容

●レスポンシブ検索広告のタイトルが1件から表示されるようになりました。
●広告に表示されたタイトルが1件の場合、表示されたタイトルとは別のタイトルが、後に続く説明文の先頭に連結して表示されるようになりました。

レポート、アセット詳細画面での表示について

タイトルが説明文に連結された場合のレポートやアセット詳細画面での表示については以下をご確認ください。

パフォーマンスレポート

説明文に連結したタイトルは「説明文に連結したタイトル」という項目名でレポートに表示されます。
レポートやテンプレートを作成する際に、「配信アセット(全て)」項目を選択すると、「配信タイトル3」と「配信説明文1」の間に「説明文に連結したタイトル」項目が追加されます。
すでに作成済みのテンプレートに「配信アセット(全て)」が含まれる場合も追加されます。

アセット詳細画面

アセット詳細画面の「組み合わせ」タブでは、説明文に連結したタイトルは「説明文1」の直前に表示されます。

1-5. 異なる期間のパフォーマンスデータを比較する機能(2024年9月)

キャンペーン・広告グループの一覧画面において、2つの異なる期間のパフォーマンスデータを、グラフ以外に数値でも確認できるようになりました。
また、該当の数値は一覧画面上の「ダウンロード」ボタンからCSVファイルで取得可能なため、より詳細な分析やデータを基にした効率的な広告運用が見込めます。ぜひこの機会にご利用ください。


<補足事項>
2つの期間のデータを比較している状態で、デバイス別や年齢別などの分割表示は利用できません。  

  
詳細は異なる期間のパフォーマンスデータを比較する機能についてをご確認ください。

2. Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)

2-1. Yahoo!ニュース プライムカバー枠にレスポンシブ(画像)の配信を開始(2024年7月)

Yahoo!ニュース プライムカバーの広告枠にレスポンシブ(画像)の配信を開始しました。
プライムカバー枠に配信されるレスポンシブ広告の詳細は以下の通りです。

配信を開始する広告の仕様
キャンペーン目的コンバージョン
サイト誘導
アプリ訴求
 PayPayギフト
※「PayPayギフト」は一部のお客さまのみに提供
デバイススマートフォン(ウェブ版) 

 

 

 

広告タイプおよび広告サイズ

 

 

 

 

レスポンシブ(画像)

アスペクト比 1:1

ピクセルサイズ 300pixel×300pixel
または600pixel×600pixel以上
※推奨ピクセルサイズ 1200pixel×1200pixel
 

アスペクト比 1.91:1
ピクセルサイズ 1200pixel×628pixel以上
※推奨ピクセルサイズ 2400pixel×1256pixel
 

2-2. アスペクト比「9:16」縦型動画広告の提供開始(2024年7月)

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)のレスポンシブ(動画)において、新たにアスペクト比「9:16」の縦型フォーマットの動画広告の提供を開始しました。


これにより、スマートフォンデバイスでの表示に適した動画広告の配信が可能となり、さらなる広告効果の向上が期待できます。
アスペクト比「9:16」フォーマットでの掲載面、および入稿規定については以下をご確認ください。

掲載面について

配信開始時点では、以下の掲載面への配信を予定しています。
最初は少量から開始し、徐々に配信量を拡大する予定です。

 

●LINE VOOM面
●LINE ニュース面
●LINEファミリーアプリ/LINE広告ネットワーク

 

※今後、上記以外の掲載面にも拡大される可能性があります。

入稿規定について

【動画】

動画のアスペクト比や最小ピクセルサイズ等は以下のとおりです。

   

●アスペクト比:9:16
●最小ピクセルサイズ:360ピクセル×640ピクセル
●ファイルサイズ:最大200MB
   
※上記項目以外は従来のレスポンシブ(動画)と同じ規定内容です。
 

【動画サムネイル】

動画と同じアスペクト比9:16の画像を設定してください。

 

※入稿規定の詳細は「レスポンシブ(動画)」をご確認ください。

 

<補足事項>

一部のLINE掲載面において、アスペクト比「9:16」フォーマットの広告はトリミングが行われる場合があります。重要な情報はトリミングされる箇所には記載しないでください。
 

2-3. 広告文を生成AIが提案する機能の提供開始(2024年7月)

広告管理ツールにおいて、レスポンシブディスプレイ広告のタイトルと説明文を生成AIが提案する機能の提供を開始しました。

 

広告に設定する最終リンク先URLなどを入力すると、入力した情報をもとに生成AIがタイトル・説明文を提案します。この機能により、提案されたタイトル・説明文の確認と調整のみで簡単に広告文が作成できるため、広告作成の手間や時間を削減できます。ぜひご利用ください。

利用可能な広告

本機能は以下に該当する広告の新規作成および編集時のみ利用できます。

 

●広告タイプ:レスポンシブ
●メインメディアの形式:画像
●レスポンシブ広告入稿タイプ:アセット(複数素材)

注意事項

生成AIによるタイトル・説明文の生成は1アカウントにつき1カ月最大30回です。30回利用すると翌月まで利用できません。
 

生成AIによって提案されたタイトル・説明文は広告審査の承認を保証するものではありません。広告掲載基準に準拠していない場合や問題のある文言は必ずお客様自身でご確認いただき、必要に応じて修正をしてください。

補足事項

利用方法など詳細はヘルプページ「広告のタイトル・説明文を生成AIが提案【運用型】」をご確認ください。

2-4. 動的ディスプレイ広告 商品閲覧履歴のないユーザーへの配信 正式提供開始(2024年7月)

動的ディスプレイ広告において、2023年11月15日よりベータ版として提供している、商品閲覧履歴のないユーザーにも配信する機能の正式提供を開始いたしました。

商品閲覧履歴のないユーザーにも配信する機能とは

動的ディスプレイ広告を商品閲覧履歴のあるユーザーと商品閲覧履歴のないユーザーの両方に広告配信を行う機能で、広告グループのオーディエンスリスト項目で設定が可能です。商品閲覧履歴のあるユーザーにはユーザーが閲覧していた商品や、その商品に関連する商品の広告を配信し、商品閲覧履歴のないユーザーにはユーザーのウェブサイト上での行動履歴や属性などに基づいて選定された商品の広告を配信します。

 

機能の詳細はヘルプページ「動的ディスプレイ広告を商品閲覧履歴のないユーザーにも配信する」を参照してください。

レコメンドの精度改善を実施

商品閲覧履歴のないユーザーに対するレコメンドの精度改善を継続して実施したため、ベータ版の提供開始時より広告効果の向上が見込めます。ベータ版ではEC業種のお客様の利用を推奨しておりましたが、精度改善に伴い、今後は業種に関わらず全てのお客様に本機能の利用を推奨します。

「商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信」の提供終了について

商品閲覧履歴のあるユーザーにのみ配信する設定は2024年冬頃に提供終了する予定です。該当の設定をしている場合、提供終了以降はターゲティングしているユーザー全体に配信対象が拡大します。引き続き商品閲覧履歴のあるユーザーを中心に配信したい場合は、商品閲覧履歴のあるユーザーに絞ったオーディエンスリストを指定するなど、設定変更をご検討ください。

 

提供終了については、詳細が決まり次第別途お知らせいたします。


Yahoo!広告のアップデート情報は、お知らせページで紹介しています。

ぜひ日々の運用にお役立てください。

 

Yahoo!広告のアップデート情報を見る

この情報は役に立ちましたか?