【2025年1~3月】Yahoo!広告のアップデートまとめ
目次
1. Yahoo!広告 共通
1-1.広告管理ツール改善内容(2025年1月)
Yahoo!広告では、皆さまのご要望などをもとに日々広告管理ツールの操作性改善に取り組んでいます。1月に改善した一部の内容を紹介します。
Yahoo!広告 検索広告
- 広告表示アセットの関連付け操作を改善
広告表示アセットのキャンペーン・広告グループへの関連付け操作において、「関連付けを行う導線の追加」と「異なるアセットタイプの複数選択」を改善しました。
<関連付けを行う導線の追加>
これまでは関連付け一覧画面の「関連付けを編集」ボタンからのみ設定可能でしたが、広告表示アセット一覧と関連付け一覧の「一括操作」ボタンから設定できるようになりました。


<異なるアセットタイプの複数選択>
これまでは同じ種類のアセットタイプのみ複数選択が可能でしたが、異なるアセットタイプのアセットをまとめて選択して関連付けできるようになりました。

Yahoo!広告 検索広告(ショッピング)
商品グループの一覧画面で、選択した商品グループの入札価格を「一括操作」から変更できるようになりました。任意の入札価格、および「除外」に変更できます。

1-2. 入稿可能な文字の追加とファイル操作等の仕様変更(2025年3月)
Yahoo!広告における利便性向上のため、入稿可能な文字の追加と、ファイル操作等における仕様を一部変更しました。
- 文字の追加:入稿アイテムで使用できる文字が増え、外国語の入力も可能になりました。
- 文字コードの追加:各種明細や、ディスプレイ広告のファイルダウンロード機能などにおいて、新たな文字コードが利用できようになりました。
- ファイル形式の追加:拡張子が「.csv」で、区切り文字が「タブ」のCSVファイルが新たに利用可能になりました(UTF-16形式が必要)。
- ディスプレイ広告のURL変換:マルチバイト文字を使用したURLが、自動的にpunycode(半角英数字コード)に変換されるようになりました。
詳細は「【Yahoo!広告】入稿可能な文字の追加とファイル操作等における仕様変更について」をご確認ください。
2. Yahoo!広告 検索広告
2-1. キーワードを生成AIが提供する機能の提供開始(2025年2月)
広告管理ツールにおいて、キーワードを生成AIが提案する機能の提供を開始しました。
広告に設定する最終リンク先URLを入力すると、入力したURLのウェブサイトの情報をもとに生成AIがキーワードを提案します。先行して提供している広告のタイトル・説明文を生成AIが提案する機能とあわせて利用することで、広告作成の手間や時間が大幅に削減できます。ぜひご利用ください。
詳細は「【検索広告】キーワードを生成するAIが提案する機能の提供開始について」をご確認ください。
3. Yahoo!広告 検索広告(ショッピング)
3-1. アルコール飲料の販売制限解除(2025年1月)
検索連動型ショッピング広告において、アルコール飲料の販売制限を解除しました。これにより、アルコール飲料の広告掲載が可能になりました。
これまで商品情報でアルコール飲料を掲載していたショップは、特にお手続き不要でアルコール飲料の広告掲載を開始できます。
詳細は「【検索広告(ショッピング)】検索連動型ショッピング広告におけるアルコール飲料の販売制限解除について」をご確認ください。
4. Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型・予約型)
4-1. アプリのコンバージョン価値の連携開始(2025年1月)
ディスプレイ広告において、アプリ内で発生した「コンバージョンの価値」の情報が、広告管理ツールおよびパフォーマンスレポートで確認できるようになりました。これにより、アプリ内で発生したコンバージョン価値をより正確に評価することが可能となり、広告効果の向上が見込めます。
詳細は「【ディスプレイ広告】アプリのコンバージョン価値の連携開始について」をご確認ください。
4-2. 絵文字の入稿対応と利用可能な記号の追加(2025年1月)
ディスプレイ広告での広告表現の幅を拡充するため、広告のタイトルにおける絵文字の入稿に対応しました。併せて、広告で利用可能な記号の追加や、記号利用ルールの緩和、キャンペーンエディターのインポート・エクスポート機能における文字コードの追加などを実施しました。
本変更により、広告の多様な表現が可能となり広告効果の向上が見込めます。
■絵文字対応
ディスプレイ広告のタイトルに絵文字が入稿できるようになりました。

ディスプレイ広告(予約型)にて提供している「トピックスPR」の商品では、絵文字の利用はできません
■利用可能な記号の追加と記号利用ルールの緩和
- ディスプレイ広告のタイトル、説明文、主体者表記で、利用可能な記号を追加しました
- 記号の利用ルールを以下のとおり変更しました。
(変更前)
同じ記号種別の記号は、タイトルと説明文で合算して2つまで入稿可能
句読点、中点、カンマ、ピリオドについては使用数の制限なし
(変更後)
同じ記号種別の記号は、タイトル、説明文内でそれぞれ2つまで入稿可能(ハイフン・イコールのみタイトル、説明文内でそれぞれ3つまで入稿可能)
句読点、中点、カンマ、ピリオドについては使用数の制限なし
詳細な資料などは「【Yahoo!広告】入稿可能な文字の追加とファイル操作等における仕様変更について」をご確認ください。
4-3. 年齢による制限が必要な商品・サービスの広告配信制御(2025年2月)
ディスプレイ広告では、未成年者に対する保護強化を目的として、年齢による制限が必要な商品・サービスの広告に対して、新たな配信制御を開始しました。年齢ターゲティングを設定していない場合でも、制限年齢に該当するインターネットユーザーに対して、対象の広告が配信されなくなります。
商品・サービス | 年齢 | 補足 |
---|---|---|
パチンコ・スロット(機種、ホール訴求)、マージャン店、カジノ(海外で合法なもの) | 18歳未満 | |
出会い系サイト(インターネット異性紹介事業)、結婚相談 | 18歳未満 | ※同性同士も含む |
加熱式たばこ | 20歳未満 |
検索広告についても、本件と同様の変更を実施予定です。実施時期や詳細は、決まり次第あらためてお知らせいたします
4-4. オーディエンスリストターゲティングの機能変更(2025年2月)
ディスプレイ広告のオーディエンスリストターゲティングにおいて、以下の変更を実施しました。
- 共通オーディエンスリストのカテゴリー追加
興味関心、購買意向、属性・ライフイベントの各分野についてカテゴリーを追加しました。追加カテゴリーの詳細は、以下の資料(PDF)をダウンロードしてご確認ください。
- 共通オーディエンスリストで「除外」設定に対応
共通オーディエンスリストを用いたオーディエンスリストターゲティングでは、これまで「配信」設定のみ可能でした。今回より「除外」設定にも対応し、より精度の高いターゲティングが可能になりました。
カテゴリーの追加に伴い、一部の既存カテゴリーで広告の配信傾向が変わる場合があります
今回の変更に合わせて、ターゲティングの精度改善も実施予定です。このため、追加分とは関連しない既存カテゴリーをご利用の場合でも、精度改善により広告の配信傾向が変わる可能性があります
共通オーディエンスリストをご利用のお客さまは、実施日以降にパフォーマンスレポートなどをご確認のうえ、必要な場合は設定変更をご検討ください。
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)
5-1. LINEスタンプショップへの広告配信開始(2025年1月)
LINEスタンプショップ内広告枠にディスプレイ広告(運用型)の配信を開始しました。
配信対応フォーマットは以下です。
- レスポンシブ(画像):アスペクト比 1:1/1.91:1
- レスポンシブ(動画):アスペクト比 1:1/16:9
本件の詳細は以下の資料(PDF)をご確認ください。
5-2. 画像生成AI 機能の提供(2025年1月)
広告クリエイティブ制作の効率化を目的に、入稿された画像を基に異なるサイズの画像を自動生成するAI拡張機能の提供を開始しました。
■利用可能な広告
広告タイプ | 生成可能な画像のアスペクト比 |
---|---|
バナー広告 | 1:1、6:5、16:9、1:2 |
レスポンシブ広告 | 1:1、1.91:1 |
この機能を利用すると、画像の背景などを自然に補完し、異なるサイズの画像を生成できます。これにより、複数のサイズの画像を用意する手間が省け、クリエイティブ作成の工数削減が期待できます。
利用方法は「画像生成AI機能(AI拡張)について」をご確認ください。
画像生成AI機能の利用は1アカウントにつき1カ月最大30回です。30回利用すると翌月まで利用できません
生成AIによって作成された画像は、広告審査の承認を保証するものではありません。広告掲載基準に準拠していない場合や問題がある場合は、必ずお客さま自身でご確認いただき、必要に応じて修正を行ってください
本機能は広告管理ツールでのみ利用可能です。キャンペーンエディターおよびYahoo!広告 APIでは利用できません
5-3. LINE公式アカウント・LINE広告からのオーディエンスデータ連携(2025年1月)
ディスプレイ広告のアカウントと接続されているビジネスマネージャーを経由して、同じビジネスマネージャーに接続されているLINE公式アカウントおよびLINE広告が持つオーディエンスデータを、オーディエンスリストに連携できるようになりました。
本機能により、LINE公式アカウントおよびLINE広告が持つ幅広いデータがディスプレイ広告でも利用可能になり、広告効果の向上が期待できます。

条件など詳細は「【ディスプレイ広告(運用型)】LINE公式アカウント・LINE広告からのオーディエンスデータ連携について」をご確認ください。
5-4. Yahoo!ニュース プライムカバー枠にレスポンシブ(動画)の配信を開始(2025年2月)
Yahoo!ニュース プライムカバー枠にレスポンシブ(動画)の配信を開始しました。
プライムカバー枠に配信されるレスポンシブ広告(動画)の詳細は以下の通りです。

■キャンペーン目的
コンバージョン
アプリ訴求
サイト誘導
動画再生
ブランド認知
友だち追加
PayPayギフト(一部のお客さまのみに提供)
■デバイス
スマートフォン(Web版)
■広告タイプおよび広告サイズ
レスポンシブ(動画)
アスペクト比 16:9
■キャンペーン目的
- コンバージョン
- アプリ訴求
- サイト誘導
- 動画再生
- ブランド認知
- 友だち追加
PayPayギフト(一部のお客さまのみに提供)
■デバイス
- スマートフォン(Web版)
■広告タイプおよび広告サイズ
- レスポンシブ(動画)
- アスペクト比 16:9
- 最小ピクセルサイズ 640ピクセル×360ピクセル
5-5. 動的ディスプレイ広告 全アカウント提供開始(2025年2月)
これまで一部のお客さまのみに提供していた動的ディスプレイ広告が、全てのお客さまにご利用いただけるようになりました。動的ディスプレイ広告は、インターネットユーザーの行動履歴、属性などをもとに、各ユーザーに最適な広告を動的に作成し、配信する広告です。通販サイトや旅行予約サイトなど、多数の商品を扱うWebサイトやアプリでの利用において、高い広告効果が期待できます。ぜひご利用をご検討ください。
具体的な変更点や注意事項は、「【ディスプレイ広告(運用型)】動的ディスプレイ広告 全アカウント提供開始のお知らせ」をご確認ください。
5-6. スマートターゲティングの機能改善(2025年2月)
ディスプレイ広告(運用型)のスマートターゲティング(ターゲティングを最適化する機能)において、以下の機能改善を実施しました。
スマートターゲティング設定の初期値を変更
広告グループ新規作成時のスマートターゲティングの設定初期値を「利用する」に変更しました。
対象ツール:広告管理ツール
対象のキャンペーン目的:コンバージョン、アプリ訴求
※作成済みの広告グループの設定値は変更されません。利用を推奨する入札戦略の追加
スマートターゲティングの利用を推奨する入札戦略に以下を追加しました。
・コンバージョン価値の最大化(目標値あり)
・コンバージョン価値の最大化(目標値なし)- ターゲティング精度の改善
オーディエンスリスト「サイト訪問ユーザー」と「アプリユーザー」を配信設定している広告グループでスマートターゲティングを利用する場合、オーディエンスリストのデータを学習や配信により利用できるようになりました。この改善により、配信効果の向上が期待できます。
<廃止した推奨利用条件>
精度改善により一定の配信精度を確認できたため、「過去7日間のコンバージョン数が20件以上あるキャンペーン配下の広告グループでスマートターゲティングの利用を推奨」という条件を廃止しました。
詳しくは、以下の資料(PDFファイル)をご確認ください。
5-7. 入札戦略「コンバージョン価値の最大化」(β版)の提供開始(2025年2月)
ディスプレイ広告(運用型)において、入札戦略「コンバージョン価値の最大化」(β版)の提供を開始しました。
「コンバージョン価値の最大化」は、コンバージョン設定の「コンバージョンの価値」が最大になるように入札価格を自動調整する入札戦略です。
コンバージョン数ではなく「コンバージョンの価値」を重視することで、複数の価格帯のコンバージョンが混在しているキャンペーンなどで売り上げや広告費用対効果の改善が期待できます。
詳細な資料や条件は「【ディスプレイ広告(運用型)】入札戦略「コンバージョン価値の最大化」(β版)の提供開始」をご確認ください。

5-8. オーディエンスリスト「高度なセグメント」にURL追加(2025年3月)
ディスプレイ広告(運用型)のオーディエンスリスト「高度なセグメント」に、URLの登録ができるようになりました。
URLを登録すると、Yahoo! JAPANの検索結果から該当のURLのサイトに訪問したユーザーがリストに蓄積されます。
ターゲットとなるユーザーが訪問しそうなウェブサイトを登録して、ターゲティングに活用することで、効果的な広告配信が期待できます。
本件は、インターネット上でのプライバシー保護規制が強化されている状況を考慮し、ファーストパーティーデータを活用した広告配信機能の拡充を目的として実施します。
利用方法など詳しくは「【ディスプレイ広告(運用型)】オーディエンスリスト「高度なセグメント」にURLを追加」をご確認ください。
Yahoo!広告の毎月のアップデート情報はお知らせで紹介しています。
ぜひ日々の運用にお役立てください。
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