運用テクニック
公開日:2018.08.24
適切な予算設定で広告の配信機会を最大化
Yahoo!広告
「キャンペーン予算(日額)」とは?
「キャンペーン予算(日額)」とは、キャンペーンごとに設定する1日単位の利用金額の目安です。設定した金額の範囲内でキャンペーンのクリック料金がおさまるように、システムが自動的に広告の表示・非表示をコントロールします。
しかし、季節やメディアの情報などによる影響で一時的に検索数が増加してクリックが集中した場合には予算消化が早い時間帯に偏ることもあり、その後は予算に余裕があれば獲得できていたはずの機会を逃すことになってしまいます。
広告の表示頻度が高い日には、1日の予算の最大200%を限度に広告を掲載することもありますが、月単位での配信調整が行われるため、結果的には機会損失が発生することになります。消化金額をこまめに確認し、余裕をもって設定しておくことが広告効果の向上につながります。
≫ 【検索広告】キャンペーン予算(日額)について(ヘルプ)
≫ 【ディスプレイ広告】ディスプレイ広告(運用型)の1日の予算と請求について(ヘルプ)
キャンペーン予算(日額)の見直しをおすすめするキャンペーンは?
では、予算を見直すべきキャンペーンはどのように判断すればよいのでしょうか?
- 1.キャンペーン予算(日額)の消化率が80%以上でCPAが低いキャンペーン
予算の消化率が高くCPA(1コンバージョンあたりの獲得単価)が低い、つまり費用対効果の良いキャンペーンは最優先で予算設定を見直すことをおすすめします。
この図では、キャンペーンCの予算を増額することでアカウント全体の獲得効率が高まり、コンバージョン数の増加やCPAの低下が見込めます。 - 2.キャンペーン予算(日額)の消化率が80%以上のキャンペーン
「1」のキャンペーンより優先度は下がりますが、設定予算よりも消化コストが上回っている場合、広告の表示機会の損失が起きています。可能であれば予算設定の見直しをおすすめします。
上記の図では、キャンペーンAとBの予算調整が必要と判断できます。
キャンペーン予算(日額)を増額する目安は?
<検索広告> |
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広告管理ツール上には「インプレッション損失率」が表示されています。インプレッション損失率とは、広告表示機会の総数に対して、実際に広告が表示されなかった回数の割合です。 現在設定しているキャンペーン予算(日額)にインプレッション損失率を掛けて算出した金額を設定し、引き続きこまめに消化率をチェックしながら調整することで適正な予算金額を維持することができます。 >【検索広告】インプレッションシェアとインプレッション損失率について(ヘルプ) |
<ディスプレイ広告> |
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ディスプレイ広告にはインプレッション損失率の表示がないため、前日時点の合計コストが現在設定しているキャンペーン予算(日額)の80%以下になるように算出した金額を設定し、引き続き消化率をチェックしながら調整していきます。 例えば、日額予算が10万円で合計コストが9.5万円の場合、日額予算を12万以上に設定することをおすすめします。 |
ご注意
インプレッション損失率は、データが反映されるまでに1~3日程度かかる場合があります。
広告管理ツールの「最適化タブ」でもチェック!
広告管理ツールの[検索広告]内の「最適化タブ」では、キャンペーン予算による表示機会の損失を改善するため、キャンペーン予算額(日額)の最適な案をシステムが提案します。その他にも、過去の配信実績に基づいて、最適なキーワードを提案することも可能です。「最適化」の機能を利用するには、ログイン後「検索広告」を選択し、「最適化」タブを選択してください。
>最適なキーワードを提案する「最適化タブ」
※最適化案はお客様のアカウントの運用状況にあわせて提案されるため、何も表示されない場合もあります。
ご注意
キャンペーンの予算(日額)を1日の途中で変更した場合、変更したタイミングや回数に応じて広告掲載量のコントロール方法が異なります。詳細は以下のヘルプをご確認ください。
≫ 【検索広告】1日の予算の調整と1カ月の費用について(ヘルプ)
≫ 【ディスプレイ広告】ディスプレイ広告(運用型)の1日の予算と請求について(ヘルプ)
※注意事項
- 掲載している内容はページ作成時点の情報です。機能や仕様は予告なく変更される可能性がありますので、ご了承ください。
- 例示している画面はイメージです。
- 例示している組織・団体名、数字は架空のものです。
写真提供:アフロ
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