【責任者インタビュー】ヤフーが提供するデータマーケティングソリューションの価値
昨今のテクノロジーの急激な変化に伴い、ソリューションの最適化も進化を続けています。ヤフーが国内最大級の膨大なデータとテクノロジーを活用した課題解決方法を「データマーケティングソリューション」として提供を開始したのは、2019年のこと。それ以降、さまざまな分野のマーケティング活動を行う皆さまに、このソリューションをご利用いただいています。
今回、ヤフー株式会社データマーケティング本部 ソリューション推進部長の佐橋大輝に、ヤフーのデータマーケティングソリューションの価値と今後の展望について話を聞きました。
ヤフーのデータマーケティングソリューションとは
以前より、ヤフーではデータを活用したマーケティング支援を行っており、各クライアントのご要望に合わせて1件1件、創意工夫しながら課題解決に向き合っていました。その当時は、社内のスペシャリストが都度対応していたため、多くのご要望にスピーディーに応えることには限界がありました。そのため、それらの課題解決方法を型化して、誰でも簡単に、すぐに使えるように整えたものが、ヤフーの「データマーケティングソリューション」です。今ではご利用いただいているクライアントは3,500社以上にのぼります(2023年6月現在)。また、利用可能なデータソースも年々増加し、活用いただけるソリューションの幅も拡大しています。
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ヤフー株式会社データマーケティング本部 ソリューション推進部長 佐橋大輝
クライアントに提供できる「価値」を大切に
前職の総合代理店で約20年間、大手クライアントの営業を担当した中で、「クライアントに価値を感じていただけないものを提供しても意味がない」ということを痛感しました。当たり前ですが、何らかの価値を提供するためには、顧客目線で考えることが何より重要、ということに気付かされました。
近年のマーケティングは、テクノロジーの進歩とともに、日々複雑になって来ています。しかし、われわれがやるべきことはシンプルで、表面的な数字だけでは見えにくいことを可視化し、PDCA(Plan/Do/Check/Action)サイクルを正しく回す、ということに尽きると思います。
例えば、広告効果の高いターゲティング手法があった時に、なぜ効果が高いのか、カスタマージャーニーなどを検証し、再現性の高い手段として確立していく。さらにはその成功パターンの延長線上で新たな潜在ユーザーを探して次のプランを組み立てる。そのようなサイクルを回すことだと考えています。
これまでヤフーは、クライアントの個別のニーズに応える形でソリューションを開発・提供してきました。そのため、個々の課題解決はできていましたが、コミュニケーション施策全体としての効果の良し悪しがわかりづらいところもありました。そこで、誰でも簡単にPDCAを回せる世界を目指し、改めてソリューション全体を見直して体系的に整理して再構築し、PDCAサイクルを回せる仕組みを整えて行くことにしました。これが今われわれが目指しているヤフーのデータマーケティングソリューションです。
データマーケティングで実現する未来
ソリューションの開発は、独りよがりではいけません。多くの方と話し合って、アイデアを出し合って、創り上げて行くものです。個別のニーズに応える「点」で行う課題解決も正しいですが、さまざまな人と話し合って生み出した解決方法の方が、点が線になり、いずれ面になるように幅が広がるのは間違いありません。
私は、ヤフーにはまだまだできることがたくさんあると自負しています。ヤフーが保有するデータをより多くのクライアント様、広告会社の皆さまに使っていただき、課題発見や課題解決のサイクルを加速させる。誰もがデータを活用することでビジネスを最大化できる未来を描けるようにすることが、私たちの使命だと考えています。
皆さまにとって価値あるコミュニケーションサービスとなるよう、皆さまと共創していきたいと考えておりますので、今後ともヤフーのデータマーケティングソリューションに引き続きお力添えください!
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佐橋 大輝(さはし だいき)
ヤフー株式会社 マーケティングソリューションズグループ データソリューション統括本部 データマーケティング本部 ソリューション推進部 部長
2002年、総合広告代理店入社。自動車クライアント営業のメディア/ブランドなど幅広く経験。外資系プラットフォームの広告事業部門を経て、2021年5月にヤフー入社。テクノロジーサービス本部にて新規ソリューション企画に従事の後、2022年10月より現職。
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