LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は、統合後初となる法人向けイベント「LINEヤフー BIZ Conference」を開催しました。
10月3日(火)より本イベントの法人関係者向けオンライン配信のお申し込み受付を開始いたします。動画は10月10日(火)からご視聴いただける予定です。
オンライン配信 申込サイトURL:https://pages.lycbiz.com/lybizconference/
※10月3日(火)12:00頃より申込サイトを公開いたします。
※事前申込制となります。動画視聴は10月10日(火)12:00〜10月31日(火)23時59分まで可能になる予定です。
【KEYNOTE】
KEYNOTEでは、マーケティングソリューションカンパニー カンパニーCEOの池端より、日本中の企業やパートナーの皆さまと共に、「WOW(感動)」と「!(ビックリ/驚き)」を日常に届けていくことを目指していきたいという想いを込め、「W!th」をテーマとした「LINEヤフー」の新たなマーケティング領域におけるビジョンについて発表しました。
【SESSION1】
SESSION1では、LINEとヤフーの統合に伴い、広告・販促・CRMなど様々な領域で日頃ご利用いただいているプロダクトが、今後どのように連携し進化していくのか、各領域における構想を発表しました。
■「LINE公式アカウント」を中心としてあらゆる顧客接点を一気通貫させるプラットフォーム「Connect One」構想を発表
LINEヤフーは、「LINE公式アカウント」とLINEヤフーが保有する法人向けサービスを連携し、あらゆる顧客接点を一気通貫させLTVを最大化させるプラットフォーム「Connect One」構想※1を発表しました。
※1 2024年から段階的に機能を提供開始予定です。尚、現時点での構想であり、実際の仕様等は変更になる可能性があります。
「Connect One」構想は、「LINE公式アカウント」がすべてのLINEヤフーの法人向けサービスの起点となり、LINEヤフーの多くのタッチポイントで接触したユーザーのサービス利用情報※2をストック化し、集客から予約、購買、CRMまでを一気通貫で実現するためのLINEヤフーの横断ビジネスプラットフォーム構想です。これにより広告主は「LINE公式アカウント」を開設するだけで、LINEヤフーに関連する法人向けサービスの利用を開始でき、LINEヤフーのあらゆるタッチポイントで企業の基本情報の掲載や、広告や販促キャンペーンなどを一元管理することができるようになります。
※2 ユーザーが許諾済みの情報のみ連携可能です。
LINEとヤフーのユーザーにおけるアカウント連携※3開始後に、段階的にLINEとヤフーの法人向けサービスの企業アカウントの統合、「LINE公式アカウント」と各LINEヤフー法人プロダクトの連携を開始する予定です。サービスを横断した顧客理解の向上に貢献することで、日本最大級の規模であるLINEヤフーのユーザーとつながり続けるビジネスプラットフォームの提供を目指していきます。
※3 LINEとヤフーのアカウント連携は、10月4日以降に順次開始する予定です。その後、PayPayとのアカウント連携を2024年度中に開始するよう、準備を進めていきます。
■「LINE公式アカウント」のチャットに対応した、生成AIを活用した返信内容生成サポート機能「AI Prompt Manager」のトライアル提供を開始
LINEヤフーは、当社が提供する企業・店舗向けLINEアカウント「LINE公式アカウント」において、生成AIを活用してユーザーからの問い合わせに対する返信内容を提案する機能「AI Prompt Manager」を、10月18日よりトライアル提供を開始します※1。
※1 適用のサービス対象国は、日本のみとなります。すでに「LINE公式アカウント」を開設いただいている一部の企業様限定で、10月18日より先行的に提供開始いたします。
「AI Prompt Manager」とは
「AI Prompt Manager」は、「LINEチャット」※2上でのユーザーからの問い合わせ内容に応じて、生成AIが「LINE公式アカウント」のオーナー側で事前に登録したデータを参照し、返信案を自動で生成する機能です。従来はオーナーが自らチャットの返信内容を入力し、ユーザーからの問い合わせ対応を行っていましたが、「AI Prompt Manager」によって自動生成された返信案をそのまま送信、または編集して送信することができるようになるため、返信対応にかける工数の削減を実現します。
※2「LINE公式アカウント」に実装されているチャット機能で、「LINE公式アカウント」のオーナーと、「友だち」になっているユーザーが1to1でコミュニケーションを行える機能です。「LINE公式アカウント」の友だちになっているユーザーとチャットすることが可能です。
「AI Prompt Manager」の文章生成には、OpenAIのAPIを利用しています※3。返信案の自動生成に利用されるデータ参照機能として、事前登録したURL(自社ホームページのQ&Aなど)の中身を参照する「サイトクローリング参照機能」や、商品情報やよくある質問などをテキストで登録できる「テキストファイル参照機能」を搭載しています。また、自動生成するにあたっての前提情報として、基本的な回答ルールやキャラクター設定をプロンプトとして登録しておくことで、生成内容を調整することが可能です。
※3 LINEヤフーは2023年7月にOpenAIと契約を締結しており、本機能提供に至っています。https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2023/4635
※3 出入力情報はOpenAIモデルのトレーニングやOpenAIのサービス改善には活用されず、二次利用や第三者への提供はされません。
【SESSION2】
SESSION2では、延べ1億人以上のユーザーを抱える日本最大級のプラットフォーマーの責任として、LINEヤフーが目指すSDGs、公共、広告サービスの透明性、エンターテイメントなど様々な分野での社会的取り組みについて、発表しました。
■企業・ユーザーと共にサステナブルな社会をつくっていく、「LINEヤフーサステナブルプロジェクト」を開始
社会において「サステナビリティ」や「SDGs」への関心は高まっている一方、ユーザーにとっては「どう取り組んでいいかわからない」、企業にとっては「どうユーザーに取り組みを伝えていけばいいかわからない」といった問題があり、取り組みが十分に広がっているとは言い難い状況です。そこでLINEヤフーは、新たに開始する「LINEヤフーサステナブルプロジェクト」において、企業がサステナブルな取り組みを広くユーザーに届け、ユーザー1人ひとりが”自分にできる”アクションを起こしていくことを支援していきます。まずは参画企業を募り、本プロジェクトのプラットフォームとなるLINE公式アカウントの開設や、企業向けの特別な広告プラン提供などを2023年中に実施予定です。
■LINE公式アカウントを中心として、アーティストやクリエイターとファンとの新たな接点創出および収益機会の提供を強化
日本のエンターテインメント産業は、10兆円を超える巨大市場※であり、今後さらに成長が期待されている分野です。しかし、ファンへのコンテンツ提供の場は多様化が進んでおり、自分の生み出したコンテンツをいかに継続的に認知してもらい、共感を生み出すかがアーティストやクリエイターの1つの課題となっています。
今回、多種多様なエンターテインメント関連サービスを提供してきたLINEヤフーは、ファンにとってはより便利に、シームレスにコンテンツを認知してもらい、アーティストやクリエイターにとっては、自身のコンテンツのデリバリー精度の向上や多様な収益還元の仕組の提供を強化します。
※令和2年商務情報政策局 コンテンツ産業課 「コンテンツの世界市場・日本市場の概観」より
具体的には、下記のような取り組みを進めていきます。
▼新たな露出機会ファンとの接点創出
・Yahoo! JAPANのメディア関連サービスと、LINE公式アカウントを相互に活用し、一人一人のファンに適切な情報を届けることはもちろん、潜在ファン層にもコンテンツを届ける機会を今後広げていく予定です。
・「LINE VOOM」とLINE公式アカウントの連携を強化し、ファンとの継続的なつながりを支援し、「LINE VOOM」のショート動画をより視聴しやすい環境を提供します。
・アーティストやクリエイターのクリエイティブ創作を支援するため、アドビと協業を発表
LINEヤフーはアドビと協業し、ビジネスやエンターテインメント領域において、あらゆるスキルレベルのユーザーの創作活動を支援していきます。今後、「LINE Creative Lab」※は「Adobe Express」を連携させたクリエイティブ環境の提供、クリエイティブ発展のためのノウハウの相互共有、コミュニティの共創やコンテスト開催などを実施していく予定です。
詳細につきましてはこちら: https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/000848/
※「LINE Creative Lab」はLINEヤフーが提供している、無料の広告クリエイティブ作成ツールです。https://creativelab.line.biz/ja
▼新たな収益機会、エンゲージメントの強化
・ LINE公式アカウントのトークルーム上に広告表示する「トークルーム広告」の利用により、アーティストやクリエイターへの広告収益の分配を開始します。
・「LINE VOOM」のLIVE配信機能の追加アップデートを予定。LINE公式アカウントからLIVE配信が可能になり、今後は、配信者へのギフティング機能など順次提供していく予定です。
・ LINE公式アカウント内で、1to1のビデオ通話機能の先行提供を予定。ファンとのコミュニケーションを促進し、アーティストやクリエイターへ新たな収益分配機会を提供します。
・「LINE公式アカウントメンバーシップ」の活用により、手軽にファンクラブや会員制度などのサブスクリプションサービスの提供が可能になり、イベントやチケットの限定告知や先行予約、グッズ販売の案内等、ファンとのエンゲージメント強化を支援します。
・LINE公式アカウントから数十秒で購買まで完結するオンライン物販機能を先行提供。手軽にグッズや作品をファンへ届けられる環境の提供を目指します。
【SESSION3】
SESSION3では、LINEヤフーの営業組織が統合されたプロダクトをどのようにご提案するのか、具体ケースとともに紹介しました。また飲食店・理美容・小売などのローカル領域における新たな取り組みや、各種法人向けサービスの運用および運用サポート、調査まで幅広く、各領域に特化したパートナーを認定する「LINEヤフーパートナープログラム」について、概要を発表しました。
■「LINEヤフーパートナープログラム」の「CXパートナー」において初回パートナーを認定
LINEヤフーが提供する各種法人向けサービスの運用および運用サポート、調査まで幅広く、各領域に特化したパートナーを認定する「LINEヤフーパートナープログラム」(「LINE Biz Partner Program」から移行)の「CXパートナー」において、初回のパートナー認定を行いました。
「CXパートナー」は、個人・法人向けアカウントサービス「LINE公式アカウント」、運用型広告「LINE広告」、LINE上で自社サービスを提供可能なプラットフォーム「LINEミニアプリ」、LINE内外のデータを統合して管理できるデータ活用基盤「ビジネスマネージャー」※を中心としたLINEのサービスを活用し、企業の経営課題解決を支援するパートナー認定制度です。
※ ビジネスマネージャーで連携できるデータはユーザー許諾取得済みの情報のみとなります。
「CXパートナー」の認定基準にて審査を実施し、計4社が初回のパートナーとして認定されました。
株式会社サイバーエージェント
株式会社デジタルシフト
株式会社電通デジタル
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ / デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(2社共同認定)
詳細につきましてはこちら: https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/000849
イベント概要
・イベント名:LINEヤフー BIZ Conference
・イベント開催日時:2023.10.2(月) 13:30-18:00
・イベント詳細ページ(オンライン配信):https://pages.lycbiz.com/lybizconference/
【セッション/登壇者】
1)Keynote “W!th” -共に創る、ビジネスの可能性-
LINEヤフー株式会社 上級執行役員 マーケティングソリューションカンパニー カンパニーCEO
池端 由基
2)SESSION1 LINEヤフーが実現するビジネスプラットフォームとは
LINEヤフー株式会社 上級執行役員 マーケティングソリューションカンパニー カンパニーCPO
二木 祥平
LINEヤフー株式会社 執行役員 マーケティングソリューションカンパニー カンパニーCTO
垣内 秀之
LINEヤフー株式会社 執行役員 マーケティングソリューションカンパニー マーケティングPF統括本部 統括本部長
齋藤 菜津子
LINEヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー ビジネスPF統括本部 販促事業本部 本部長
岡田 憲
LINEヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー マーケティングPF統括本部 データソリューション
プロダクトオーナー 鍵山 仁
LINEヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー マーケティングPF統括本部 ディスプレイ広告
プロダクトオーナー 橋本 祐生
3)SESSION2 より安心・安全で便利、そして楽しい社会を実現していくために
LINEヤフー株式会社 執行役員 マーケティングソリューションカンパニー 経営企画・事業開発統括本部 統括本部長
古賀 千尋
LINEヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー 経営企画・事業開発統括本部
トラスト&セーフティ本部 本部長 一条 裕仁
LINEヤフー株式会社 マーケティングソリューションカンパニー ビジネスPF統括本部
ビジネスソリューション開発本部 本部長 宮本 裕樹
4)SESSION3 ビジネスをデザインする組織へ
LINEヤフー株式会社 執行役員 マーケティング ソリューションカンパニー ビジネスデザイン統括本部 統括本部長
小野 雄紀