2024年12月のLINE広告アップデート情報を紹介します。
目次
SKAN広告グループで MMP計測でのCVの自動入札が利用可能に
SKAdNetwork (SKAN)計測を設定している広告グループで、 モバイル計測パートナー(MMP)のインストールイベントの自動入札が利用可能になります。これにより、手動入札での調整の手間なく広告配信が効率的に最適化されるため、より高い成果が期待できます。
利用する際は、広告グループの「最適化と入札」の箇所で、入札単価の設定方法を「SKAdNetworkイベントの最大化を目的に自動で設定」を選択し、最適化の対象において「インストール数の最大化を目的に自動で設定」を選択してください。
キャンペーン目的「アプリのエンゲージメント」については、SKAdNetwork計測に対応していないため対象外です。
詳細ターゲティング「購買経験」セグメントの提供終了
詳細ターゲティングの「行動」配下、以下のセグメントの提供を終了します。
第一階層 | 第二階層 | 第三階層 | |
---|---|---|---|
1 | 購買経験 | 店舗 | ドラッグストア |
2 | 飲食店 | ||
3 | 家具・インテリアショップ |
・提供終了後も該当セグメントの設定が継続されていた場合、以下の挙動が生じます。
設定方法 | 設定条件 | 詳細 条件 | 想定される挙動 |
---|---|---|---|
指定配信 | 単一設定 | 広告が配信されません(※) | |
複数設定 (削除対象ではないセグメントと一緒に設定) | OR 条件 | 削除された指定セグメントのみ機能しない状態で広告が配信されます | |
AND 条件 | 広告が配信されません(※) | ||
除外配信 | 単一設定 | 除外設定が機能しない状態で広告が配信されます | |
除外設定 (削除対象ではないセグメントと一緒に設定) | OR 条件 | 削除された除外セグメントのみ機能しない状態で広告が配信されます | |
AND 条件 | 除外設定が機能しない状態で広告が配信されます |
※配信ステータスは変更されませんが、インプレッションが出なくなります 。
・該当セグメントの配信が最大7日前後、継続される場合があります。その場合、レポート上にも該当のセグメントのレポートが継続して表示されます。
・広告グループの編集画面では、該当セグメントがグレーアウトで表示されます。
・提供終了日以前に広告配信した分については、以降も該当セグメントでのレポートの確認が可能です。
LINE Dynamic Adsで「価格」情報の表示が可能に
LINE Dynamic Adsにおいて、カタログに登録されている「価格」情報を表示できるようになります。
キャンペーンの目的で「商品フィードから販売」を選択し、「広告グループを作成」ページの「商品セット」内にある「価格情報」の項目で「表示」にチェックを入れると、商品フィードに登録した商品の価格情報を広告に表示できます。
商品の価格情報は、広告の「ラベル」と同じデザインで表示されます。
・表示方法をカスタマイズしたい場合、フィード内の「formatted_price」列に入力してください。
・フィードの業種が「人材」の場合、フィード内の「salary」列に価格を入力してください。
・フィードの業種が「不動産」の場合、下3桁が0であれば省略して表示されます。
例)85,000 → 8.5万
・ラベルアセットに対応している配信面・広告フォーマットでのみ表示されます。
LINE Dynamic AdsのAPIの名称を変更
LINE Dynamic Adsにおいて、「feed-items」「product」など複数の名称が混在していた各種APIの名称を「product」に統一します。
詳細はAPIドキュメントをご覧ください。
OSターゲティングのアップデート
OSターゲティングで選択可能な各OSのバージョンをアップデートします。
・iOS:iOS 17.7, iOS 18.0
・Android:14
に対応します。
以上がLINE広告の2024年12月のアップデートです。
LINE広告は随時アップデートを行っています。アップデート情報を日々の広告運用にお役立てください。