ターゲティング配信やチャット機能など、従来制限のあった機能がすべてのプランで利用可能に 2019年度中に、大規模アカウント1000件の新規開設目指す
LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)は、当社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」および「LINE」関連サービスを活用した各種法人向けサービス「LINE Biz-Solutions」において、「LINE公式アカウント」の新プラットフォームを本日より提供開始し、また「LINE公式アカウント」と「LINE@」の完全統合を開始しましたので、お知らせいたします。
■LINEの法人向けサービスをユーザー視点で再構築する「リデザイン」、すでに400アカウント超が新プランで開設
LINEではこれまで、法人向けのLINEアカウントとして、大手企業向けには「LINE公式アカウント」を、中小企業・店舗向けには「LINE@」を展開してまいりました。2012年に提供を開始して以来、「LINE公式アカウント」は500アカウント超、「LINE@」は認証アカウント・一般アカウント合わせて300万アカウント超が開設されており、多くの企業・店舗とユーザーのコミュニケーションをサポートしてまいりました。
一方で、高機能かつブランド構築がしやすい「LINE公式アカウント」は、その価格設定のため中小企業・店舗での開設や、大手企業であってもブランドごとに複数アカウントを持つことなどが難しく、また、「LINE@」は低価格ではあるものの機能面での不足や、ブランド企業にとってはカジュアルすぎるといった課題を抱えていました。また、ユーザーにとっては、企業・店舗から発信されるメッセージはいわゆる“一斉送信”が多数を占めており、マス広告的な、一方通行かつ画一的なコミュニケーションとなっている点や、本当に欲しい情報を得られるアカウントと出会えない点などが課題となっていました。
LINEではこのような課題を解決し、よりユーザー視点でLINEの法人向けサービスを再構築するため、昨年よりLINEの法人向けサービスにおいて、企業・店舗とユーザーのより相互的、かつ長期的な関係性構築を目指す「リデザイン」を本格始動しております。そして昨年12月には、複雑だった料金プランを改訂した、「LINE公式アカウント」における新料金プランを開始し、「LINE公式アカウント」が月額0円から利用可能になりました。
*参照リリース:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2517
新料金プランでは、導入コストをこれまでと比較して大きく下げることによって、より様々な企業やブランドごとのアカウント開設が可能になると同時に、ユーザーはより個人の趣味嗜好に合致した企業・ブランドと「友だち」になることが可能になります。昨年12月からの新料金プラン導入以降、すでに400アカウント以上が新プランにてアカウントを開設しております。また、価格面だけでなく機能面でも、各LINEサービスのユーザーデータを横断的に活用することで、企業がユーザーに対して適切なターゲティングやメッセージ配信ができるよう、興味関心情報や友だち獲得経路情報などのレポート項目強化、横断レポート(運用型広告、店舗誘導の販促施策のデータ等)の内容強化や配信機能の改善なども実施いたします。
■大手企業向け「LINE公式アカウント」と、中小企業・店舗向け「LINE@」を完全統合
そしてこの度、「リデザイン」の一環として準備を進めておりました「LINE公式アカウント」の新プラットフォームを本日より提供開始し、「LINE@」との完全統合を進めてまいります。従来「LINE@」をお使いいただいていた企業・店舗は本日より順次「LINE公式アカウント」への移行が可能になり、また、オンラインでの「LINE公式アカウント」の新規開設も本日より可能になります。「LINE@」の既存プランからの移行は本日より段階的に実施され、2019年9月末までにすべての「LINE@」アカウントの移行が完了されます。(スケジュールの詳細は以下の移行案内ページを参照ください)
※2019年7月18日追記:LINE公式アカウントへの強制サービス移行は、2020年1月14日開始へ日程が変更となりました
なお、グローバル各国においても同様に、本日より新プラットフォームの提供、およびオンラインでの「LINE公式アカウント」の新規開設が開始されます。
・オンラインでの新規アカウント開設はこちらから:https://www.linebiz.com/jp/entry/
・SMB(中小企業・店舗)向けページ: https://www.linebiz.com/lp/line-official-account/
・移行案内はこちらから:https://www.linebiz.com/lineat_migration/
■ターゲティング配信やチャット機能など、従来制限のあった機能がすべてのプランで利用可能に
統合後の新「LINE公式アカウント」では、料金プランの改定のほか、これまでは有料プランでの利用に限られていた「リッチメッセージ」や「ターゲティングメッセージ」などの機能がすべてのプランで利用可能になります。また、これまでは「LINE@」のみで提供してきた、ユーザーとのOne to Oneコミュニケーションが可能な「LINEチャット」(LINE@の「1:1トーク」より改称)や、複数人とのコミュニケーションが可能な1対複数のチャットなど、より便利にアップデートされた機能を各企業・店舗のニーズに合わせて利用できるようになります。
■ユーザー個々人のニーズに合わせたコミュニケーションを実現する機能拡充
また、「LINE公式アカウント」では、ユーザー個々人のニーズに合わせたメッセージ配信を実現するため、以下のような機能追加も予定しております。
*2019年夏以降順次実装予定
・ 複数のクリエイティブを入稿して検証を行い、ユーザーセグメントに合わせたメッセージの最適化を実現するA/Bテスト機能
・ ユーザーの興味・関心や行動特性に応じた最適化が行えるよう、メッセージの閲覧履歴を活用したリターゲティング・メッセージ機能
・ 「LINE公式アカウント」の配信内容や「友だち」への推奨度に関するユーザーの評価を、即座に、かつ定期的に確認し、運用改善に役立てることのできるユーザーフィードバック機能
また、「LINE公式アカウント」からのメッセージ配信の結果や、店頭販促プラットフォームである「LINE Sales Promotion」の実施結果を、運用型広告「LINE Ads Platform」の広告配信に活用するなど、LINEの法人向けサービス「LINE Biz-Solutions」の各種プロダクトを横断した取り組みも可能になります。
■2019年度中に、大規模アカウント1000件の新規開設目指す
このような取り組みのもとで、LINEでは、新「LINE公式アカウント」における2019年度中の目標として、大規模アカウント1000件の新規開設を目指すとともに、企業・店舗とユーザーを繋ぐOne to Oneコミュニケーションのツールとして進化してまいります。
LINEでは、今後も様々なメニュー提供やプラットフォームの改善を継続的に実現することで、企業とユーザーの双方にとって価値のある情報接点を提供し、コミュニケーションインフラとして多様な活用の可能性を広げてまいります。
■法人向けLINEサービス「LINE Biz-Solutions」について:https://www.linebiz.com/jp/