企業や店舗の運用負荷を増やすことなく、「友だち」の特性ごとに最適なコミュニケーションを実現
LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)は、当社が提供する企業・店舗向けLINEアカウント「LINE公式アカウント」の「ステップ配信」において、2022年2月9日より新たに「オーディエンス」を開始条件および条件分岐に設定可能となりましたので、お知らせいたします。
「LINE公式アカウント」は、企業や店舗がLINE上にアカウントを作り、「友だち」となっているユーザーに対してメッセージ配信を行うことができる法人向けアカウントサービスです。現在、国内でのアクティブアカウント数は約33万※1と年々増加し、大規模企業や中小企業、飲食店などの店舗を含む幅広い業界・業種で顧客とのコミュニケーションツールとしてご活用いただいております。
※1 2021年10月時点。認証済みアカウントのうち、月に1度以上機能を利用しているアカウント数
■新たに「ステップ配信」の開始条件および条件分岐に「オーディエンス」が追加。「友だち」の特性ごとに最適なコミュニケーションを実現
企業・店舗からのメッセージ配信の効果を高め、ユーザーがより最適な情報を受け取れるようにすることを目的として、あらかじめ設定した条件にもとづいて「LINE公式アカウント」からメッセージを自動配信できる「ステップ配信」機能の提供を2021年2月より開始いたしました※2。
提供開始時点では、「友だち」追加を開始条件として「友だち」になってからの経過日数や「友だち」追加を行った経路別に、事前に設定したメッセージを自動で配信可能となり、性別・年代・地域・OSなどのみなし属性※3を指定したメッセージ配信の条件分岐設定も可能となりました。
そして2月9日より、新たに「オーディエンス」を開始条件および条件分岐として設定可能となりました。当該オーディエンスの設定に該当する「友だち」をステップ配信の開始条件・条件分岐として設定することで、過去配信したメッセージの開封・クリック状況や、自社ウェブサイトへの「友だち」の訪問傾向に応じて、「友だち」ごとに異なるメッセージを自動で配信することが可能です。
これにより企業や店舗の運用負荷を増やすことなく、「友だち」の特性ごとに最適なコミュニケーションを実現することが可能です。
※2 https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2021/3634
※3 「みなし属性」とは、LINEファミリーサービスにおいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの行動履歴、LINE内コンテンツの閲覧傾向やLINE内の広告接触情報をもとに分類したものです。(分類の元となる情報に電話番号、メールアドレス、アドレス帳、トーク内容等の機微情報は含まれません)なお、属性情報の推定は統計的に実施され、特定の個人の識別は行っておりません。また、特定の個人を識別可能な情報の第三者(広告主等)の提供は実施しておりません。
設定可能なオーディエンスは以下のとおりです。
<設定可能なオーディエンス>
・ユーザーIDアップロード※4
・クリックリターゲティング
・インプレッションリターゲティング
・チャットタグオーディエンス
・追加経路オーディエンス
・ウェブトラフィックオーディエンス
※4 企業や店舗がLINEログインなどでユーザーからの許諾を得て取得したプロバイダ毎に暗号化された個別識別子(LINEのユーザーIDとは異なります)
※オーディエンスの詳細については、こちらをご参考ください:https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/messages-audience/
【ステップ配信の活用事例】
・X月X日に配信したメッセージを開封したユーザーを対象に、開封から○日後に自社のお得なセール情報のメッセージを送ることで、より購入確度が高いユーザーに対して自社ECサイトでの購入を促す。(インプレッションリターゲティング)
・通販サイトにて、商品をかごに入れたが未購入の「友だち」に、リマインドメッセージを送ることで購入を促す。また、購入した「友だち」にはアンケートを条件分岐設定で自動配信する。(ウェブトラフィックオーディエンス)
・X月X日に配信したメッセージをクリックした「友だち」の中から、企業や店舗のメインターゲット層にのみ、別の配信時間帯で類似商品を追加訴求して、サイト送客を強化する。(クリックリターゲティング)
<「ステップ配信」機能概要・設定方法>
https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/step-message/
今後もステップ配信の開始条件・条件分岐などの拡充を行っていく予定です。
同時に、本機能の認知や利用拡大に向けた情報発信やサポートも継続してまいります。
LINEでは、今後も様々なメニュー提供やプラットフォームの改善を継続的に実現することで、企業とユーザーの双方にとって価値ある情報接点を提供し、コミュニケーションプラットフォームとして多様な活用の可能性を広げてまいります。
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