運用テクニック 公開日:2024.12.12

【検索広告】年末年始商戦の成果を高めるポイント

検索広告

年末年始の広告配信は、事前準備を欠かさずに


2024年の計画

年末年始のユーザー動向に合わせ、さまざまな機能を組み合わせて広告運用を行うことで、効果的な出稿を目指しましょう。

「会社が休みで広告運用できない」などの理由で、年末年始の連休中は広告出稿をお休みする広告主様もいらっしゃるため、いつもより少ないコストでの出稿を期待できるかもしれません。

自動入札の導入がおすすめ


「自動入札」とは、キャンペーンの種類・広告掲載の目的に応じて適正な入札価格を自動的に調整する機能です。年末や多忙な時期でも「入札価格の最適化」と「入札調整の工数削減」を両立することができます。

ユーザーの行動が日々変化を続ける中、その変化を人間が捉え続けるのはもはや不可能です。自動入札の活用により、膨大なデータを元にした入札価格の最適化が可能です。

自動入札には7種類の入札タイプがありますが、広告の出稿目的や重視するKPIに応じた自動入札タイプを設定することで、期待する効果を得る事ができます。


>自動入札タイプ診断



【自動入札への切り替え】パフォーマンスの改善


手動入札から自動入札に切り替えると、キャンペーンのパフォーマンス改善が期待できます

  • ・クリック率が改善し流入効率が向上
  • ・クリック単価を維持しコンバージョン率が改善し獲得効率が向上

  • 手動入札から自動入札に切り替え前後での変化

    ※集計期間:2022年6月~ 2023年7月
    集計定義:導入した月を除いて手動入札と自動入札の各1カ月の実績を比較し変化率の中央値を集計
    集計対象:手動入札からキャンペーン個別設定入札の以下いずれかに変更したキャンペーンの実績
    ・コンバージョン数の最大化(目標値あり)
    ・コンバージョン価値の最大化(目標値あり)



    拡張するマッチタイプである部分一致とフレーズ一致において、よりパフォーマンス改善が期待できます

  • ・クリック率向上だけではなくクリック単価が改善
  • ・より大きくコンバージョン率が向上

  • 拡張するマッチタイプでのパフォーマンス改善

    ※集計期間:2022年6月~ 2023年7月
    集計定義:導入した月を除いて手動入札と自動入札の各1カ月の実績を比較し変化率の中央値を集計
    集計対象:手動入札からキャンペーン個別設定入札の以下いずれかに変更したキャンペーンの実績
    ・コンバージョン数の最大化(目標値あり)
    ・コンバージョン価値の最大化(目標値あり)


    自動入札では、設定した目的に対してシステムが安定的な効果を発揮するまでに一定の学習期間が必要です。学習期間中は広告の配信結果が変動するため、評価は学習期間終了後に行うことが重要です。 最適な入札のステップは以下記事をご確認ください。

    >最適入札|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」

    「スポット調整」を活用し短期間の変動に対応を!


    コンバージョン獲得を目的とする自動入札では、過去の一定期間内に発生したコンバージョンの傾向などから、入札価格を設定・最適化します。このため、セールや販促プロモーションなどでコンバージョン率が短期間で大きく変動すると、自動入札の効果が発揮しにくくなる場合があります。

    スポット調整はこうした状態をサポートする機能です。コンバージョン率の変動が見込まれる期間に変動率をキャンペーンに設定することで、入札方法や自動入札の設定を変更せずに、短期間の変動への対応を可能にします。


    「クリック数の最大化」設定前後での変化

    セール期間など、通常とは違うコンバージョンの動きが想定される期間を事前に登録することで、そのタイミングでの入札価格を自動で調整、運用効率もUPさせることが可能になります。

    スポット調整のメリット

    スポット調整のメリット


    スポット調整は、セール、キャンペーンでの配信調整の他、週末や祝日、大型連休での配信調整や、月末や月初の配信調整など、短期な変動に対応し、効果を最大化します。


    設定例

    例えば、セールタイミングでの活用の場合、CVR(コンバージョン率)の上昇を見込みプラス設定し(配信強化)、さらに予算の追加調整を検討するなどの設定で、セール中の配信を強化しつつ、セール終了後の配信抑制が適切に行えます。

    また、CVRの下降見込みがある場合には、逆にマイナス設定(配信抑制)での活用など、タイミングに合わせて柔軟に運用が可能です。配信抑制と配信強化を柔軟に行え、総合的に運用効率向上が見込めます。


    設定一例

    設定一例

    >自動入札のスポット調整について(ヘルプ)



    まだ自動入札を導入前の方は、この機会に自動入札を設定することで、今後の運用にご活用ください。


    拡張するマッチタイプの活用が重要


    2024年の計画

    一言で「年末商戦」といっても、時期によってインターネットユーザーのアクションは異なります。その時々に合わせ、インターネットユーザーの目線に立った広告を出稿することが成功への近道です。

    しかし、変化するユーザーの検索動向を捉えることは容易ではありません。そこで、拡張するマッチタイプの活用が極めて重要です。

    『部分一致』は、ユーザーの検索行動における意図をより理解して広告表示できるよう、他のマッチタイプ(完全一致およびフレーズ一致)よりも多様なシグナルを考慮しています。


    実際に、完全一致以外のマッチタイプを多く利用しているアカウントは、予測のつかない市況の中でも獲得を伸ばすことができています。



    完全一致以外のご利用金額率の違いによる実績比較

    集計方法:2020年12月から2021年12月への変化率について、完全一致以外ご利用金額率80%未満を100%として指数化


    2023年に行った「部分一致」の判断要素に関するアップデートの実施によって、コンバージョン率を維持したパフォーマンス改善効果傾向もみられ、53%の広告主様に改善が見られました。

    ※調査概要:2023年6月時点 弊社内の配信テスト結果、検索広告ご利用中の上位200社のうち、配信結果に改善が見られた企業比率。YSA全体ですべてのマッチタイプを総合し、上部掲載の広告パフォーマンスを比較



    年末年始の検索動向を見据え、マッチタイプの見直しを行いましょう。
    マッチタイプについては、以下記事もご参考にしてください。


    >ずっと同じキーワードで運用していませんか?

    トレンドを抑えて年末年始を勝ち抜くために


    大晦日やクリスマス、年越しの準備などで支出の増える12月。
    そして、帰省や旅行に伴う支出の他、お年玉で得たお小遣いで財布の紐がゆるむ方も多い1月。

    ユーザーの消費行動がいつもと異なるため、それを見越した広告配信ができれば、より最適な運用ができます。人々の移動や心が動くこの時期、購買行動にも影響がありそうです。
    業界別マーケットトレンドで、競合の状況を掴み、自社の広告強化対策にお役立てください。


    業界別のトレンドキーワードをチェック

    >美容編
    >医療・健康編
    >ネットショッピング編
    >不動産編

    年末年始の販促カレンダーをチェック

    >2024年12月版 販促カレンダー
    >2025年1月版 販促カレンダー

     

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    写真提供:アフロ

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